青い海に映える黄色の輝き!ノコギリダイさんの美しい群れ!小笠原

- 透き通るようなどこまでも続く美しいボニンブルーの世界で出会ったノコギリダイさんの群れですが銀白色の体にしなやかに走る鮮やかな黄色の縦縞と背鰭の後ろできらめく黄色の斑紋が太陽の光を浴びてとても幻想的に輝いています・・・自然が作り出す色のコントラストはいつ見ても感動的ですね・・・ノコギリダイさんはこうして日中は天敵から身を守るためにまとまって数十匹から数百匹の大きな群れを作り根の上などでじっとホバーリングする習性があります・・・そんな姿はまるで海の中に現れたひとつのアートのようで時間を忘れて見惚れてしまうほど息をのむ美しさです・・・でもよく見るとノコギリダイさんの群れの中にそっくりだけど何かが違うお魚さんが混ざって一緒にホバーリングしていますがこの見事に同一化しているお魚さんはアカヒメジさんですね。

- ノコギリダイさんとアカヒメジさんは好む環境や日中の過ごし方が非常に似通っているため異種間で大きな一つの群れを作ることがよくあります・・・ノコギリダイさんは名前にタイさんとつきますがマダイさんの仲間ではなくスズキ目フエフキダイ科ノコギリダイ属に属するお魚さんで上唇の裏側にある骨にノコギリの歯のようなギザギザとした隆起があることからその名が付けられました・・・美しく可憐な姿に反して少しワイルドな名前の秘密が隠されているノコギリダイさんですがノコギリダイ属に分類されているお魚さんは世界中でこのノコギリダイさんただ1種しか存在しません・・・ノコギリダイさんの体長は20〜25cmほどでその魅力は何と言っても海の青に対して見事なコントラストを描く鮮やかな黄色のカラーリングですが最も分かりやすいチャームポイントが背鰭のすぐ後ろにあるパッと目を引く明るく大きな黄色い斑紋です。

- またノコギリダイさんは非常に優れた体色の濃淡変化能力を持っていて周囲の明るさや水深・岩肌との距離感だけでなく彼らがリラックスしているかあるいは敵を警戒して緊張しているかといった感情・状態によって体色を素早くかなり黒ずんだ色にまで変化させることができます・・・興奮して体色が濃くなっているときほど背中の黄色い斑紋がまるでライトを灯したかのようにくっきりと浮かび上がります・・・ノコギリダイさんは密集して大きな群れを作るのが大の得意ですが彼らの面白い特徴は群れ全体が活発に泳ぎ回るのではなくその場でじっと静止してたたずんでいることが多いという点です・・・これは日中周囲にいる天敵から身を守るために集まり夜の活動のためにエネルギーを温存していると考えられていてダイバーが大きな身振りをせず驚かせないようにそっと近づけば散らばることなく美しい群れをじっくりと観察させてくれます・・・太陽が沈んで夜になると群れを解散して個々に活発に動き回り砂地やサンゴの隙間に潜むエビさんやカニさんなどの甲殻類・貝類・多毛類などを捕食する夜行性ハンターへと姿を変えるのです。

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