月夜にひらく海のハナビラ!ホワイトマウス・モレイの優雅な憂鬱?ハナビラウツボさん! ウツボ 小笠原 diving-photo-tsubuankun

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深海のツイン・ジョーズを見せたハナビラウツボさん! 小笠原

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  • 小笠原の海の岩穴からちょこんと顔を出しているのはあずき色から黒褐色の暗い地肌に小さな白い斑点が全身にびっしりと散在していてこれが花びらを散らしたように見えることからその和名が付けらたハナビラウツボさんではないでしょうか?・・・ハナビラウツボさんは上顎の前方中央部に3列に並んだ非常に鋭い大きな牙を持っています・・・ハナビラウツボさんは最大で全長1m〜1.2mほどにまで成長しますが口の中が純白になっていることで他のウツボさんと識別できます・・・でも残念ながら私の思いが伝わらずなかなか口を開けてくれません・・・日本では小笠原諸島や奄美諸島・琉球列島以南でよく見られ海外ではインド洋や中・西部太平洋の熱帯・亜熱帯海域に広く分布しています・・・ハナビラウツボさんはサンゴ礁や岩礁域の浅瀬を好み特にハナヤサイサンゴなどの隙間や岩穴から顔をのぞかせていることが多く潮が引いたタイドプールで狩りをする姿も目撃されます・・・ハナビラウツボさんは比較的おとなしい一面もありダイビング中にはホンソメワケベラさんなどの掃除魚に口の中や体をクリーニングしてもらっている微笑ましい姿がよく観察されます。
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  • 今日もサンゴ礁の片隅で暮らすハナビラウツボさんは「君は全身の白い水玉模様がまるで花びらみたいで可愛いから僕たちみたいに狂暴さと威厳が見られないなあ!」と他の狂暴なウツボさんたちから非難を浴びさせられていました・・・確かにハナビラウツボさんは見た目もそうですがおとなしい性格で大好物のカニさんを追いかけたりソリハシコモンエビさんなどのクリーニング屋さんに口の中を掃除してもらうのが一番の幸せだったのです・・・そんなソリハシコモンエビさんの店主から「ハナビラウツボさんの口の中は本当に真っ白で綺麗だね!掃除してて気持ちいいよ!」とよく褒められるのでした・・・そんなある日気の強い小さなスズメダイさんの子供が天敵のナンヨウハギさんから逃げてハナビラウツボさんはの住む岩穴に飛び込んできました。
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  • ハナビラウツボさんは急なことで驚きましたが可哀そうな小さなスズメダイさんの子供を岩穴の奥へかくまってあげました・・・最初は「ウツボさんだあ!どうしよう?大変なところへ飛び込んじゃった怖い!」と怯えていたスズメダイさんの子供でしたがハナビラウツボさんが優しく獰猛ではないと知りやがて二人は年の離れた友達になるのでした・・・それから時が経ったある日サンゴ礁のリーダーである黄褐色の地肌に黒い斑点や不規則な帯状の模様が入り混じっているまさに忍者のような大型のワカウツボさんが人間が仕掛けた奇妙な罠に囚われ暴れているお魚さんがいると話しまわりサンゴ礁全体に緊迫した空気が流れました・・・そうです罠につかまっていたのはあの小さかった友達のスズメダイさんだったのです。
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  • 普段は臆病なハナビラウツボさんですが友達のスズメダイさんを救うために岩穴から飛び出し鋭い犬歯で絡め取る漁網をかみ切ろうとしました・・・でも網は頑丈で普通の噛み合わせではなかなか引きちぎれません・・・ここでハナビラウツボさんは大きく口を開けウツボさん特有の第2の顎(咽頭顎)を喉の奥から突き出し圧倒的な力で網の結び目を噛み切りとうとう友達のスズメダイさんを救出したのでした・・・その時ハナビラウツボさんの大きな真っ白な口は深く暗い海の底でわずかな光に反射して眩しく光輝いていました・・・サンゴ礁に平穏が戻るとハナビラウツボさんをバカにしていた他のウツボさんたちも真っ白な口の奇跡を知り一目置くようになりました・・・その後もハナビラウツボさんは相変わらずサンゴの隙間で静かに暮らしていましたが今では彼の周りにはたくさんの小さなお魚さんたちが集まりそれはまるで満開の桜のように賑やかにハナビラウツボさんを彩っていました。
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