サ行 (ス-2)総集編 diving-photo‐tsubuankun

Dive-photo まとめ アイウエオ

荒波の浅場をダイナミックに泳ぐスジクロハギさん! 小笠原

  • いましたいました軍団で泳ぎ回っているのはニザダイ目ニザダイ科クロハギ属に分類されるスジクロハギさんではないでしょうか?・・・スジクロハギさんは鰓の後ろにある白と黒の美しい横帯が最大の特徴で体色は落ち着いた灰褐色で尾鰭の付け根にも白い帯が入り小笠原諸島を代表するお魚さんの一つとして知られています・・・スジクロハギさんは最大約25cm程度で日本では千葉県・和歌山県以南・琉球列島・小笠原諸島などに生息していて海外ではマリアナ諸島やハワイ諸島・ニューカレドニアなど太平洋の熱帯・亜熱帯域に広く分布していて岩礁やサンゴ礁のごく浅い場所を好み波当たりの強い場所で大きな群れを作る習性があります・・・近づいたら鰓の後ろにある白と黒の美しい横帯がわかりますが遠くからでは黒っぽいお魚さんの群れにしか私の目では見えません。
  • スジクロハギさんの幼魚の時期には体側に鮮やかなブルースポットがはっきりと現れ成魚とは異なる美しさを見せるそうですがこの群れの中には見当たらないようです・・・スジクロハギさんは草食性が強く岩やサンゴに付着した糸状の藻類を削り取ってガシガシと食べています・・・スジクロハギさんとナンヨウハギさんをはじめとする他のニザダイ科との違いですが映画『ファインディング・ニモ』のドリーのモデルとなったナンヨウハギさんは鮮やかなロイヤルブルーの体色に黒いパレットのような模様そして尾鰭の鮮烈な黄色が特徴です・・・この人気のあるナンヨウハギさんはナンヨウハギ属に分類されこの属は世界にナンヨウハギさん1種しか存在しないのです・・・海の中で見つけるととても目立つ鮮やかな色をしているナンヨウハギさんですが臆病な性質で枝状のサンゴの周りに群れを作り危険を察知するとサンゴの隙間にサササッと器用に隠れてしまいます。
  • その反面スジクロハギさんは落ち着いた灰褐色をベースに眼の後ろに白と黒のシックな帯が入り派手さはありませんが引き締まった美しいデザインをしています・・・スジクロハギさんはクロハギ属に分類されより一般的なハギさんのグループですがクロハギ属や近縁のグループとの見分け方を示しますと・・・クロハギさんは鰓の後ろに白黒の帯がなく全体的に黒〜暗褐色で尾鰭の付け根に白い斑門または帯があります・・・シマハギさんは体全体に5〜6本の黒い横帯があり白地に黒のストライプが美しくスジクロハギさんと同じく藻類を大群で貪り食べます・・・ニザダイさんは尾鰭の付け根に3〜4個の黒い突起が並び本州の磯で最もよく見かけるハギさんで植物食性が強く磯焼けの原因になることもあります・・・キイロハギさんは体全体が鮮やかな真っ黄色でヒレナガハギ属のお魚さんですがナンヨウハギさんに並ぶ超人気種です。

リーダーは何処だ?見事な集団スジクロハギさん達! 小笠原

  • ダイビング中にふと気が付くと遠くに何やら動いている黒い塊りが見えたので少しづつ近づいて見ました・・・それはキイロハギさんやシマシマ模様のベラさんだと思われるお魚さんがいるそんなサンゴ礁領域で群れを成して泳いでいるスズキ目ニザダイ科クロハギ属のスジクロハギさん達でした・・・この体長は25cm程度のスジクロハギさんの集団は見事な編隊を組んで泳いでいて何故か私は凄く気持ち良く感じているのですがスジクロハギさんの体色は灰褐色で目の後ろに白と黒の横帯があり尾鰭の付け根に白色の横帯があるのが特徴です・・・遠くから見ると地味な体色に白い横帯が目立っているだけなのですがよく見ると尾鰭は黄色味を帯びていて目はクリっとしていてなかなか可愛いスジクロハギさんなのです・・・浅くて波当たりの強いサンゴ礁や岩礁で単独もしくは複数匹で泳ぎまわるスジクロハギさんは主に藻類を食べて生活しています。
  • スジクロハギさんが属するクロハギ属はニザダイ科に分類されます・・・クロハギ属は熱帯海域のサンゴ礁で暮らしている種が多いのですが尾柄には一対の鋭い骨質板があります・・・クロハギ属の体は側扁した円盤状で頭部背側の輪郭は比較的垂直に近く口は小さく下の方にあり顎はニューっと突き出すことができます・・・クロハギ属の最大種のクロハギさんで全長70 cm程もありますが最小種はAcanthurus polyzonaで全長11cmしかありません・・・それにしても眺めているスジクロハギさん達は見事な集団行動なのですがこの中にリーダーっているのでしょうか?・・・リーダー次第で同じ集団でもその資質は大きく変わりますからね・・・リーダーの役割や資質って重要ですからリーダーをやる人はその自覚と責任感が大切ですよね。

一糸乱れぬ黒い軍団!あなたはスジクロハギさん? 2024 小笠原

  • ちょっとボケた写真になってしまいましたが頭とお尻に白いラインが映える黒い軍団がやってきました・・・誰なのでしょうか?・・・姿形はニザダイさんの様ですがちょっと特徴的な色合いをしています・・・一糸乱れぬ群れを成してボニンブルーの海を気持ちよさそうにスイスイ泳いでいます・・・この方たちはおそらく主に藻類を食べて暮らしているスズキ目ニザダイ科クロハギ属のスジクロハギさんではないでしょうか?・・・スジクロハギさんの体長は25cm程度で体色は灰褐色で目の後ろに白と黒の横帯があり尾鰭の付け根に白色の横帯があるのが特徴です・・・スジクロハギさん浅くて波当たりの強いサンゴ礁や岩礁で単独あるいは複数匹で泳いでいますが今回はちょっと多めの群れです。
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  • 下の写真でボニンブルーの海を気持ちよく泳いでいるスジクロハギさんの軍団の奥をよ~く見ると遠くにお魚さんの群れがいる事がわかりますかね?・・・右手前にイスズミさんが居ますのでおそらくイスズミさんの群れではないかと思うのですが残念ながら覚えていません・・・イズスミさんと言えば釣りあげると糞をまき散らす習性があり「うんこたれ」とか「ババタレ」とも呼ばれる可哀そうなお魚さんです・・・イズスミさんは臭みが強いのですが南方では食料源とされており調理によって食べることは可能です・・・イズスミさんは夏は小動物を食べるため磯臭いのですが冬場は褐藻類を食べるため臭みは少なくなります・・・また場所によっては臭みが少ないものもいますが漁獲後なるべく早く内臓を取り除かないと臭みを軽減することはできません・・・栄養価はあるのですが磯臭さ血合いを除去して長時間水洗いなどしないと美味しくならないため商品価値の低いお魚さんです。
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スジモヨウフグさんはきれいなグリーンアイで何を考える? セブ

  • 岩陰からちょこんと顔を出して緑色の綺麗な目で様子を伺っているのはフグ目フグ科モヨウフグ属のスジモヨウフグさんのようです・・・このスジモヨウフグさんは綺麗なグリーンアイで何を考えているのでしょうか?・・・悩み事でもあるのか口をちょっと開いて何か言いたげのようです・・・御覧の様にスジモヨウフグさんの体側には薄めの黄と茶褐色のラインがあり体表には小さい棘があります・・・胸鰭の付け根には黒色の斑点があってフグさんの中では結構大きめなのに随分臆病そうな表情をしています・・・まあもちろんすべてのフグさんが攻撃的でツンツクツンツクと咬みついてくるいうことではないと思いますがこのスジモヨウフグさんは特におとなしいフグさんのようです・・・写真のスジモヨウフグさんは鼻のあたりにひげのようなひらひらした突起が付いていてお洒落でかわいいですね。
  • ところでよく見るとこのスジモヨウフグさん怯えて隠れているのではなく密かに鋭い視線で何か獲物を狙っているようにも見えます・・・何とも言えない神秘的で不思議な印象を与えるグリーンアイのスジモヨウフグさんです・・・ところでスジモヨウフグさんは胸鰭のところの大きめの黒い斑紋と目の周りの黒いクマがかわいいポイントですが背中の縦筋がまだらになってきています・・・成長過程でしょうか?・・・実はスジモヨウフグさんのおちびさんは黒色で若魚になると体表の黄色と茶褐色のラインが見えてきますがこの特徴的なラインは成長と共に薄くなっていくのだそうです・・・またスジモヨウフグさんの体の色は個体差があり明るい色をしたものが多いようですが暗い色のスジモヨウフグさんもいます・・・この写真のスジモヨウフグさんは明るめな方ですね・・・スジモヨウフグさんの体長は最大で45cmになるお魚さんで水深が浅めの砂泥底を好みます。

もう怖くない?大丈夫?よし発射だスズメダイさん! ケラマ

  • こんなにたくさんいるのにスズキ目スズメダイ科スズメダイ属のスズメダイさんは危険を感じると一斉にサンゴさんの枝の間に隠れてしまいます・・・遠くから見ていたら小さくてきれいなお魚さんがたくさんいるなあと思っていたのですが近づくと驚いてか?危険を察知してか?スズメダイさんは跡形もなく見えなくなります・・・スズメダイさんがこれだけたくさんいてサンゴさんもそんなに大きくないのによく隠れる隙間があるなと不思議に思うのですが見事な集団行動です・・・でもこちらも動きを止めてじっとして待っていると息を吹き返すようにまた一斉にサンゴさんの外へスズメダイさん達は出てきます・・・やっぱりスズメダイさんも隙間が狭くて息苦しかったのかもしれませんね・・・ものすごい勢いで飛び出してきました。
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  • 上下の写真を見て頂ければお分かりになると思いますがまさに発射という感じでものすごい勢いでスズメダイさんがサンゴの間から出てきます・・・それぞれのスズメダイさんが「いやあ窮屈だった!この数であの小さなサンゴの間に隠れるのはちょっと無理があるな!」とでも言うような勢いです・・・ルリスズメダイさんなのかデバスズメダイさんなのかソラスズメダイさんなのかよくわかりませんがブルーのスズメダイさんの見事な乱舞で命の勢いを感じる一瞬でした・・・ちなみにルリスズメダイさんは体が鮮やかな青色をしていて眼のところに黒色の線があり雄の成魚は尾鰭も青色ですが雌や幼魚は透明です・・・デバスズメダイさんとアオバスズメダイさんはよく似ていますがデバスズメダイさんは体の色は鮮やかな青緑色で体や各鰭に目立った斑紋はありません・・・アオバスズメダイさんは胸鰭腋部に黒色斑をもっています・・・ソラスズメダイさんは体高は低く鰓蓋に濃い青色の小斑点があり尾柄部から尾鰭にかけて黄色くなっています。
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暗がりの道標!スミツキカノコさんとノコギリダイさん! 小笠原

  • 暗い岩棚の奥深く外洋の激しい流れから身を隠すように2匹のお魚さんが静かに寄り添っていました・・・この2匹はイットウダイ科のスミツキカノコさんとフエフキダイ科のノコギリダイさんですが何やらひそひそと内緒話をしているようです・・・赤く燃えるような頭部と鱗一枚一枚が金色に輝き尾鰭の付け根や背鰭・臀鰭の軟条部基底に黒い斑紋があることが特徴のスミツキカノコさんと地味ながらも背中に鮮やかな黄色い太陽のようなな斑点を宿したノコギリダイさんです・・・「ねえ、いつまでここに隠れているの?」スミツキカノコさんが大きな瞳をさらに見開いて隣のノコギリダイさんに問いかけました・・・スミツキカノコさんの夜行性の血は暗闇が深まるにつれて騒ぎ出しますがノコギリダイさんは「外は危険だ!もう少しここに隠れていよう!」と答えるばかりです・・・ノコギリダイさんの体にある黄色い斑紋は危険を察知したかのように心なしか暗く沈んで見えました・・・「僕たちはいつもあの大物たちに狙われている!ここにいれば安全だよ!」
  • スミツキカノコさんは夜になれば岩の隙間を抜け出し単独で自由に暗闇の海を泳ぎ回るハンターであるのに対してノコギリダイさんは昼間に大きな群れを作り仲間とシンクロしながら生きる協調のお魚さん・・・そんな会話をしていた2匹に突然激しい潮流が岩棚を襲い大きな影が視界を遮ったのです・・・青い闇の向こうから現れたのは飢えた大型の回遊魚でした・・・「逃げろ!」スミツキカノコさんが叫び岩の複雑な隙間へと身を翻しましたがノコギリダイさんは戸惑いました・・・いつもなら群れの仲間と同じ方向へ一斉に逃げるはずのノコギリダイさんでしたが今はたった1匹・・・パニックになり外洋の広い方へと飛び出しそうになりましたがそこは捕食者の格好の餌食になる場所でした・・・「こっちよ!」スミツキカノコさんは赤い鰭を激しく動かしノコギリダイさんの目の前を横切りました・・・その鮮やかな金色の体が一瞬暗い海底で光の道標のようにきらめきノコギリダイさんはその光を目印に必死でスミツキカノコさんの後を追いました・・・2匹は捕食者の鋭いアゴが届かないさらに狭い岩の亀裂へと滑り込みました・・・外では巨大な影が悔しそうに何度か岩肌を叩きやがて諦めて去っていきました。
  • 静寂が戻った岩棚の奥でノコギリダイさんとスミツキカノコさんは荒い息をなんとか整えていました・・・ノコギリダイさんは「助かったよ!君が道を照らしてくれなければ僕は今頃捕まっていたよ」・・・ノコギリダイさんは隣のスミツキカノコさんに深い敬意を抱きながら感謝を伝えました・・・スミツキカノコさんは少し得意げに尾鰭を揺らし「群れの中にいなくてもあなたは一人じゃないでしょ? たまにはこういうスリルも悪くないんじゃない?」・・・異なる性質を持つ2匹のお魚さんですがスミツキカノコさんは再び夜のような闇へとノコギリダイさんは昼の光を求めて群れの中へとそれぞれの道を進むのでした・・・しかしこの冷たい海の底でスミツキカノコさんの存在が確かに自分を救ったというノコギリダイさんの記憶は美しい鱗の輝きの中に残り続けるのでした。

上顎が下顎よりも前方に突き出ているスミツキカノコさん! ケラマ

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  • 岩陰に隠れていたのはイットウダイさんの仲間の様ですが身体の色がちょっと黄色いのでキンメダイ目イットウダイ科イットウダイ属のスミツキカノコさんでしょうか?・・・スミツキカノコさんの頬には3本の白い線があり顔はやや赤く背鰭や臀鰭そして尾柄中央に黒色斑があるのが特徴です・・・またスミツキカノコさんは上顎が下顎よりもやや前方に突き出ていますが私の印象では下顎の方が付き出しているお魚さんの方が多い様な気がしますのでこのスミツキカノコさんの表情は意外です・・・それから丸っこいアカマツカサ属と比べてとんがったイットウダイ属のなかでも特にとんがった姿をしたスミツキカノコですが各鰭の棘は強大で他のイットウダイ属と同様にとりわけ臀鰭第2棘が太くなっています・・・下の写真のスミツキカノコさんは正面を向いて「あなたは誰?なんでこんな所に居るの?あっちに行ってよ!」と言っているようですがその後ろでとぼけた表情の横顔はアヤメエビスさんでしょうか?・・・ちょっと可愛い!!
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ボニンブルーの掃除屋さんスミツキソメワケベラさん!  小笠原

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  • サンゴ礁の上で物思いにふけっている2匹は小笠原諸島や慶良間諸島など日本の限られた温暖な海域で見られる非常に希少性の高いクリーナーフィッシュさんで他の地域では滅多に出会えないスズキ目ベラ科ソメワケベラ属のスミツキソメワケベラさんではないでしょうか?・・・スミツキソメワケベラさんは外洋に面した潮通しの良いサンゴ礁の外縁・礁斜面・ドロップオフの側面などにいてホンソメワケベラさんにシルエットがよく似ていますがエキゾチックな美しい色彩と名前の由来となった特徴的なチャームポイントがあります・・・そのチャームポイントは胸鰭の付け根に明確な黒いシミのような丸い斑紋でこの黒い斑が他のソメワケベラ属にはない特徴となっています・・・またスミツキソメワケベラさんは尾鰭全体〜尾の付け根は広く黒くなっています。
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  • スミツキソメワケベラさんの背中側はやや赤みがかった淡いオレンジ色や黄色を帯びており非常にエキゾチックな色合いで口先から目を通って尾鰭へと走る黒い縦帯は体の後半から急激に太く広がって尾鰭全体を覆うため後ろ半分が広く黒く見えます・・・それからツンと尖った口先はほんのり赤〜オレンジ色をしています・・・スミツキソメワケベラさんの幼魚の時期も非常に可愛らしい姿をしていて成魚とは少し模様の出方が異なり背中側に走るラインが尾鰭の付け根付近で鮮やかな蛍光ブルーに輝きます・・・それから体の黒い縦帯は成魚ほど前後で太さが急変せず緩やかに太くなり胸鰭の付け根の黒斑がまだ綺麗な丸い点になっておらずラインの一部のように見えて少し目立ちにくい特徴となっています。
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  • スミツキソメワケベラさんは岩陰のお魚さんを好む職人肌でホンソメワケベラさんのように中層を開放的に泳ぐお魚さんよりも岩の隙間・洞窟の中・物陰に潜んでいるアカマツカサさんやイットウダイさんなどのお魚さんを好んでクリーニングする傾向があります・・・ソメワケベラ属の共通の習性としてクリーニングをしたい相手のお魚さんが近づくと体を小刻みに震わせるような独特のダンスを踊ってポーズを取り自分が掃除屋さんであることをアピールします・・・ちょっと可愛い仕草ですがソメワケベラ属には小笠原諸島・三宅島・和歌山県以南の南日本やインド洋〜中部太平洋の熱帯・亜熱帯海域の水深40m以浅の潮通しが良い岩礁域やサンゴ礁域で暮らしているスズキ目ベラ科ソメワケベラ属のソメワケベラさんなどもいます。
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  • ソメワケベラさんは体の前後で濃い藍色〜黒色と鮮やかな黄色〜白色に染め分けられ黄色い尾鰭の外周をなぞるように半円形の黒い帯が入ります・・・ホンソメワケベラさんと比べると細長さが少なくやや体高があってがっしりとした力強い体型をしています・・・ソメワケベラ属に共通するこの派手なツートンカラーは大型の肉食魚に対して自分は食べ物ではなく掃除屋さんであることを一目で伝えるための認識色の役割を持っています・・・ソメワケベラさんは非常に発達したハーレムを作って生活していますが1匹の大きなオスが広い縄張りを持ちその中に数匹のメスを従えて暮らしています・・・ソメワケベラさんは生まれつきオス・メスが固定されているわけではなくハーレムのボスのオスが天敵に食べられるなどして姿を消すと残されたメスの中で最も体が大きく強かった個体がわずか数日でオスへと性転換し新しいボスに就任します。
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  • 水温が上がる繁殖期になるとオスとメスが2匹がかりでデートをするように寄り添いながら大型のお魚さんを一緒にクリーニングする仲睦まじい姿が観察されます・・・産卵は日中に中層へ向かってペアで一気に上昇しながら行われます・・・ベラ科の多くの小型種は夜になると砂の中に潜って眠りますがソメワケベラさんは砂には潜りません・・・その代わりに岩の隙間やサンゴの陰に隠れ自分の体から分泌した透明な粘液で全身を包む繭を作りその中で眠るのです・・・これは夜間に嗅覚を頼りに獲物を探す天敵から自分の体臭を隠すための化学的なバリアで毎晩新しい繭を作り朝になるとそれを破って飛び出してきます・・・命がかかっているとはいえ布団を敷くだけではなく毎晩繭を作るなんて大変な作業ですね。
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