『ナマコの仲間』総集編  diving-photo‐tsubuankun

Dive-photo まとめ 分類

ナマコさんは体が前後に細長く腹面と背面の区別があり口が水平に向くなどの特徴を共有しています。世界に約1,500種、日本にはそのうち200種ほどが分布していて寿命は約5~10年だそうです。ナマコさんの体表は刺や硬い殻ではなく比較的柔軟な体壁に覆われることもナマコさんの特徴です。ナマコさんは雌雄異体ですが外観から区別することは困難です。ナマコさんは多くは体長が数10cmですが最大級のナマコさんであるクレナイオオイカリナマコさんは体長4.5mに達します。

まるで生きるマジックテープ!オオイカリナマコさん! 小笠原

  • 今回も小笠原の砂地に奇妙な生物がいましたがこれはオオイカリナマコさんではないでしょうか?・・・オオイカリナマコさんは体を伸ばすと全長2〜3メートルにも達する世界最大級の細長いナマコさんで日本の南西諸島やインド太平洋の熱帯・亜熱帯域にあるサンゴ礁の浅い砂地に生息しています・・・オオイカリナマコさんは体を固定する力が弱いため波の荒い場所では流されてしまいますのでサンゴ礁の内側など波の穏やかな浅瀬の砂地を好んで生息しているのです・・・今回はごちゃごちゃくねくねとして絡まっているように見えますが日頃はウミヘビのような外見で体は細く黒と白のマダラ模様があるためウミヘビに誤認されやすいそうです・・・オオイカリナマコさんのイカリの名の由来になっているのが体壁に1ミリほどの錨型の小さな骨片を無数に持っていることで触るとこの骨片がマジックテープのように人の手に引っかかるのだそうです・・・通常のナマコさんにある管足を持たずオオイカリナマコさんは錨型の骨片を海底に引っかけて伸縮しながら移動します。
  • オオイカリナマコさんの伸び切った巨大な体は筋肉でできているのではなく体内に吸い込んだ大量の海水によって膨らんでいますので人間の手で触られたり危険を感じたりすると身を守るために体内の水をブシュッと一気に排出します・・・海の中でこのクシャクシャに縮んだ状態を見かけた場合それは直前に波に煽られたり魚に突つかれたりして警戒モードになっているサインだそうです・・・ナマコの皮膚は一瞬でカチカチからドロドロまで硬さを変えられる特殊なコラーゲン組織でできていて水分が抜けて皮膚の組織が急激に収縮した結果ストローの袋をクシャッと縮めたときのように均等なマダラ模様に沿って深い蛇腹状のデコボコが生まれます・・・オオイカリナマコさんは口の周りにある触手を使って砂を口に運び中の有機物だけを食べてきれいな砂を排出しますがオオイカリナマコさんはサンゴ礁の生態系を維持する上で非常に重要な環境浄化の役割を担っています・・・大量の砂や有機物を飲み込み体内で消化したあと驚くほどピカピカに浄化されたきれいな砂をお尻から排出します・・・つまり海底の砂を耕して循環させることで底質が腐敗するのを防ぎ他の生物が住みやすい環境を保っているのです。

不気味な姿のエイリアン?もしかしてオオイカリナマコさん? 

  • 今回小笠原に来て一本目のエントリーでいきなり不思議というか不気味な生物に遭遇してしまいました・・・サンゴ礁の底質が砂の場所などで長く伸びて這っている姿が見られる特に大きなナマコの1種で体幅は5 cm程度の円筒形で非常に細長く身体を伸ばした際は3 mにも達する無足目イカリナマコ科オオイカリナマコ属のオオイカリナマコさんです・・・写真のナマコさんはオオイカリナマコさんとはちょっと色合いが違うような気もしますがイカリナマコさんの1種で間違いないでしょう?・・・オオイカリナマコさんの体側面には管足が無く前端にはエイリアンの様な15本の触手がありそれぞれに羽状の20~30本の側枝が見られます・・・オオイカリナマコさんには申し訳ないのですが身体が捻じれてこんがらがっている様ですしそれにこの触手がちょっと気持ち悪いですね。
  • オオイカリナマコさんの体壁は薄くて柔らかく半透明で粘稠状になっていて生きている時は収縮すると体表に様々な大きさの疣状の突起を生じますが死んでしまうと全て消えてしまいます・・・この写真のナマコさんも身体がプクプクしていてアートバルーンの様ですが体色は褐色や帯緑褐色や暗緑色そして暗青灰色など様々な変異が見られ一般的にはそれらのうちの2~3色が交互に縦列を成していてます・・・オオイカリナマコさんの動きは緩慢で胴体部はあまり動かないのですが触手だけは絶えず動かしていて触手を伸ばし砂を集めて口に運び砂に含まれている有機物を砂と一緒に食べるそうです・・・オオイカリナマコさんの長さは通常3 mほどあるのですがこれは水を吸って膨らんだ時の長さなので指で触れるなどの刺激を受けるとすぐに水を吐き出して縮んでしまい30 cm程度にまで縮んでしまうそうです・・・それにしても触手を動かし何かワシワシと一生懸命食べている様です。

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