マダラタルミの幼魚さんの澄み切った目が最高!
- マダラタルミさんって赤ちゃんの時は大人のマダラタルミさんとは全く印象が違いますね・・・大人のマダラタルミさんは黒くてごつくて無骨といった印象でかわいらしさは微塵もありません・・・ちょっと言い過ぎですかね・・・マダラタルミの親分さんすみません!・・・何はともあれそれぐらいマダラタルミさんの赤ちゃんがかわいいと言うことです・・・赤ちゃんマダラタルミさんはとても小さいのですが下の写真の様に目がキョロキョロっとしていてパンダのような白黒まだら模様がかわいいのです・・・この赤ちゃんマダラタルミさんの体長はおそらく1cm程度だったと思います・・・それにしてもこの赤ちゃんマダラタルミさんの瞳は純粋で澄んでいて疑うことを何も知らないといった印象です・・・「僕とにかく一生懸命生きているだけです」と言っているようです・・・「赤ちゃんマダラタルミさん他のお魚さんに食べられないように頑張って生き延びてね~!」と応援したくなりますね。

- マダラタルミさんの成魚は全長50cmほどのスズキ目・フエダイ科に分類される魚の一種で色も子供のようにこんなにかわいくありません・・・先ほども言いましたが大人になると見た目が真っ黒でごっつい体つきをしており目と口が大きくて口はへの字口でまさに偏屈おじさん系の肉食魚です・・・そんなごっついおじさん達が群れを成してドロップオフのあたりを泳ぎまわっているのです・・・子供の頃は群れをなすこともなくひっそりと岩陰で過ごしているのに・・・親子だと言われなければ全くわかりませんね。

- キンセンイシモチさんと赤ちゃんマダラタルミさんが鉢合わせをしてしまいましたね・・・お互い「ん!なんだあ!」とでも言っているようですが小さい者同士仲よくしてケンカしないでねえ!・・・マダラタルミさんの「マダラ」は幼魚の頃の体の色に由来していて「タルミ」は浅海性フエダイ類の別名だそうです・・・幼魚の頃は単独生活をしていますが成魚になると大きな群れを作ることが多いそうです・・・パラオで見たマダラタルミさんの群れですが迫力があって圧巻でしたよ~・・・このマダラタルミさん達もそうですが大人と子供では「なんでこんなに違うの?」という種類がよくありますよね・・・不思議な海の世界ですね。

マツカサウオさんはパイナップルの生まれ変わり?
- マツカサウオさんの体は淡黄色から黄褐色で光沢があってとても目立ちます・・・眼は大きくて全身が堅い鱗に被われているので何て言うか・・・鎧を着ているようなすごくごつごつ感のあるところが特徴のお魚さんです・・・このマツカサウオさんは実は下顎に1対の発光器があってここに共生する発光バクテリアによって淡い光で発光するのだそうですが残念ながら私はその光を実際に見たことはありません・・・きっときれいでしょうね。

- マツカサウオさんの発光は黒色色素胞の伸縮によって調整されるそうで光らせたり消したりすることもできるそうです・・・蛍みたいに夜になると光ったり消えたり点滅してユラユラしているのでしょうか・・・すごいですよね!!一度見てみたいものです・・・発光する理由まではまだよく判っていないようですがチョウチンンアンコウさんのように餌として惹きつけているかもしれませんね・・・もしくはオスが光ってメスに求婚したりしているのでしょうか?・・・いずれにしろ解明が期待されます・・・ちなみにメスは比較的小型ですがオスの方が大型に成長し体長15cmになります。

- 松ぼっくりように見えるため「マツカサウオ」と呼ばれていますが「ヨロイウオ」とかひれを動かすときにパタパタと音を立てることから「パタパタウオ」とも呼ぶ地方もあるそうです・・・マツカサウオさんとかヨロイウオさんとかは見た目でなるほどと思いますがパタパタウオさんはちょっとユニークじゃないでしょうか?・・・まさに黄色い松ぼっくりのようなマツカサウオさんですがヨロイウオさんという名前のほうが本人は「強そうでいいな」と思っているのでは?・・・パタパタウオさんも私的にはかわいくて良いと思うのですが本人の気持ちはどうでしょうかね?

- マツカサウオさんは英語では鎧をつけたようにも見えるためは「Knight Fish」「Armor Fish」と呼ばれているそうです・・・「ナイト」とか「アーマー」とかなかなかかっこいい名前が付いていて本人も満足ではないでしょうか・・・また黄色と黒のコントラストから「Pinapple fish」とも呼ばれているそうです・・・確かにこの黄色い色といい網目模様といい形といい「パイナップルフィッシュ」が私的には一番すっきりしますね・・・でも食べると白身でおいしいそうですよ~。

ミアミラウミウシさんの燃えるようなタンゴ!
- イロウミウシ科のミアミラウミウシさんはウミウシさんの中では70mmに達する大型種なので可愛いというよりは結構な威圧力があります・・・体の色も見た通り紫色や赤色や青色や緑色などが混じり合っていてかなり変異に富んでいるミアミラウミウシさんです・・・ミアミラウミウシさんのこの派手な色といいボコボコとした筋肉質の身体といい海の中ではありますが何かメラメラと燃えあがっているような不思議さを感じますね・・・まさに妖艶なタンゴの世界の住人と言った感じですか?

- ミアミラウミウシさんの背中の正中線上には隆起線があってその線上では数か所が盛り上がっています・・・まるでゴジラのような力強さを感じます・・・それにこのボコボコした身体って筋肉質で堅そうな感じがしますがどうなのでしょうか?・・・触ってないのでよくわかりません・・・それからフワフワと漂っている二次鰓の前方の突起が特に大きく張り出しています・・・その突起の付け根から横方向にも隆起線が伸び外套膜周縁に向かって張り出しています。

- ミアミラウミウシさんには失礼ですが見た感じかなり毒々しいですよね・・・なんでこんな形と色をしているのでしょうか?・・・やはり他の生き物に食べられないようにこんな派手な色をして注意を喚起しているのでしょうか?・・・背中には橙色や黄色の斑模様や筋があり外套膜周縁は淡黄色になっていて体側には黄色の円班があります・・・この円班はやや盛り盛りです・・・ミアミラウミウシさんの触角の色は赤色から橙色で二次えらは赤色であることが多く軸の外側が白色になっています・・・二次鰓の印象と身体の印象の対比に生命力を感じてしまうのは私だけでしょうか?

ミナミギンポさんの微笑みの真意は!
- ミナミギンポさんは岩礁域やサンゴ礁域の浅場でヘビガイさん達が作った小さな穴を寝床にしてちゃっかりと棲んでいます・・・体の側面にある2本の明るい青色のラインがとても美しく光っていて小さな穴から顔を出してはいつもニコニコ笑顔で出迎えてくれます・・・カメラを向けると『よく来たねえ!いらっしゃい!』と口角をあげて優しく微笑みかけてくれるミナミギンポさんなのです・・・下の写真のミナミギンポさんも私に笑いかけてくれています・・・この笑顔を見るといつも癒されます・・・そう思いませんか?

- でもミナミギンポさんの何とも言えないこの笑顔に騙されてはいけません・・・この笑顔に騙されて実は痛い思いをしているお魚さんがたくさんいるのです・・・と言うのもミナミギンポさんの赤ちゃんはホンソメワケベラさんにそっくりなのです・・・そこでミナミギンポさんの赤ちゃんはクリーニングすると見せかけてお魚さんに近づきます・・・クリーニングをお願いに来たお魚さん達は安心していますからミナミギンポさんの赤ちゃんに容易に騙されます・・・近づくことができたミナミギンポさんの赤ちゃんはクリーニングはせずひれやうろこを食いちぎるのです・・・小さいころから恐ろしい本性をしています・・・その本性は大人になっても変わらず口角の両端をキュッと上げてニコニコ笑顔で穴から顔を出していますが通りすがりの魚に狙いを定めると恐ろしい速さでビュッと襲いかかるのです。

- このミナミギンポさんの笑顔に私も最初は「のほほ~ん」と癒されていましたが実態を知ると不思議なもので何か悪意に満ちた笑顔に見えてきます・・・「お前もこの笑顔でだましてやろう!」と言うミナミギンポさんの本性が透けて見えてきます・・・まさに悪魔の微笑みですね・・・最初はみんなこの笑顔に騙されて「かわいい」と思ってしまいますが本性を知ったうえでミナミギンポさんを見つけた時はよく観察してみてください・・・微笑みながらサッと襲い掛かるミナミギンポさんの本性を暴ける瞬間を見れるかもしれませんよ。
ミナミハコフグとハコフグの赤ちゃんの違いは? 柏島

- 「ねえねえねえ!キンセンイシモチさんこんなところで何してるの?もっと明るいところで一緒に遊ぼうよ~!」って無邪気に金色の縦縞が美しい小型のテンジクダイ科キンセンイシモチさんにちょっかいを出して泳いでいるのはミナミハコフグの赤ちゃんのようです・・・キンセンイシモチさんの体長は約6cmくらいで体側に橙色+白〜淡青色の縦帯が5〜6本入り中央の橙色縦帯が尾柄で止まり尾柄部に黒斑がないことでコスジイシモチさんなどと見分けられます・・・キンセンイシモチさんはペアで産卵しオスが卵塊を口に入れて保護する口内保育をしますが卵で口がパンパンに膨らむほど大量に保育します・・・卵は約1週間で目がキラキラした状態に成長しますが孵化直前オスは絶食状態で守り続けるのです・・・健気ですね。

- 「あれ?見つかっちゃった!怖いからこっちに来ないで!」とおびえた表情のミナミハコフグの赤ちゃんは鮮やかなレモンイエローの体に大きめの黒い水玉模様が散りばめられた海のアイドルさんです・・・外敵に目の位置を悟られないための擬態と考えられている黒い水玉模様は瞳孔と同じくらいの大きさでミナミハコフグの赤ちゃんのサイズは1〜3cmほどで丸くてぷっくりしたサイコロの様なシルエットが特徴的です・・・ミナミハコフグの赤ちゃんは浅い岩礁の岩穴やサンゴの隙間に隠れて生活していますが泳ぎ方は胸鰭をパタパタさせてホバリングするように泳ぎます・・・こんなに可愛いミナミハコフグの赤ちゃんですが成魚になると20〜40cmほどの大きさに成長し色も地味な黄褐色〜グレー系に変化してしまいオスは青地に黒い斑点メスは茶色地に白い斑点と性別で模様も変わります。

- 「きゃあー!早くガンガゼさんの陰に隠れなくちゃ!」とパタパタパタと一生懸命泳いでいるのですがミナミハコフグの赤ちゃんはほとんど前に進まずその場でフワフワ漂うような動きがとても赤ちゃんらしく可愛い限りなのです・・・ちなみにミナミハコフグの赤ちゃんとよく似ているハコフグの赤ちゃんは細かい黒点+青白い斑点が混じっており体の色はやや薄いレモンイエローで姿は角ばったサイコロ感が強くなっています・・・ミナミハコフグの赤ちゃんは黒い斑点が少なめで1つ1つの斑点がはっきり大きく数は多すぎずバランスよく散らばっていてその姿はぷっくりしていて丸みをおびています・・・また体の色はくすみのない明るく鮮やかな黄色なのでハコフグの赤ちゃんよりも黄色が強く均一で光が弱い場所でも黄色がしっかり残っています。

- なんとかガンガゼさんの後ろに隠れることができて安心したのかホバリングしながら私の様子をうかがっています・・・「もう!僕は泳ぎがあんまり上手じゃないんだから急に現れないでよ!ここだったら君たちは近づいてこれないでしょ!」と自慢げです・・・ガンガゼさんは極端に長く細い黒いトゲと中央にある黄色い目玉のような肛門と強い毒があることが特徴です・・・ガンガゼさんのトゲはウェットスーツやグローブを貫通するほど鋭く刺さると激痛が長時間続く危険生物として知られています・・・刺されると炎症を起こしまれに麻痺・発熱なども現れますしトゲが皮膚内で折れて残ることもあるので絶対に素手で触らないことが重要です・・・こんな危険なガンガゼさんですがイシダイさんやイシガキダイさんの特効餌として有名です。

アイドル顔がたまらないミナミハコフグの赤ちゃん!
- フグ目ハコフグ科のミナミハコフグの赤ちゃんは親とは似ても似つかぬキュートな体形で黄色い体に水玉模様がかわいいお魚さんです・・・親とは似ても似つかぬとは親御さんに失礼な話ですね・・・ミナミハコフグの赤ちゃんは人間に興味があるのか一生懸命鰭をばたつかせて近づいて来てくれるのにカメラを向けるとなぜかこそこそ逃げ出して隠れてしまいます・・・別にカメラを急激に動かしてビックリさせてる訳でもなくゆっくりとカメラを向けているのになぜか回れ右をしてしまいます・・・もしかしてミナミハコフグの赤ちゃんは写真を撮られるのが嫌なのかな?

- ミナミハコフグの赤ちゃんは浅い岩礁の岩穴や亀裂などに潜んでいますが成長するにつれてこのキュートな模様がすっかり変わってしまいます・・・綺麗なレモンイエローの身体にお洒落な水玉模様があって眼はクリクリっとしていてしかもおちょぼ口・・・小さな鰭を一生懸命動かして泳ぐ姿がこんなにかわいいのに残念で仕方ありません!・・・ミナミハコフグの赤ちゃんの特徴的な黒い水玉模様は敵に眼の位置をわからなくする効果があるらしいです・・・そう言われてみれば確かに水玉模様が目にそっくりですね・・・妖怪百目小僧だ。

- ミナミハコフグの赤ちゃんによく似ているのがハコフグの赤ちゃんですがハコフグの赤ちゃんは黒目より水玉が小さくミナミハコフグの赤ちゃんは黒目が水玉と同じ大きさになっているそうです・・・写真の赤ちゃんは眼より小さい斑点もありますが多くの斑点が目と同じ大きさなのでミナミハコフグの赤ちゃんで間違いないでしょう?・・・それとハコフグの赤ちゃんには青白い斑紋がよく見ると混じっています・・・その点からもこの写真の赤ちゃんはミナミハコフグの赤ちゃんで間違いないですかね?・・・両方ともお洒落に気を使っていますがちょっとした違いでが大きな違いですね・・・こんなに可愛いミナミハコフグの赤ちゃんも成長すると20~40cmの大きさに達します・・・ヨチヨチと安全なウニの棘の後ろに隠れてしまうミナミハコフグの赤ちゃんを今のうちにじっくり眺めて癒されましょう。

- ちなみにハコフグさんは骨板が発達し多数が絡み合って全身を装甲する硬い甲羅を構成し全体は箱のような形になっています・・・体型は丸みを帯び色も美しく体型や泳ぎの様子は愛らしいです・・・焼くと骨板は容易にはがすことができるため一部の地方では昔から好んで食べられてきましたが肝臓及び卵巣や皮を食べられない部位としていますので気をつけましょう・・・焼いて腹部の甲羅をはがしてからみそや薬味を入れ甲羅の中で身と和える調理法が知られています・・・でも毒を含むとされる滑りを落とすために皮をタワシなどで洗ってから調理されます・・・一般的にフグ毒として知られるテトロドトキシンは持ちませんが食物連鎖を通じて蓄積されると推測されるパトリキシンに類似した毒を体内に蓄積していることがあります・・・この物質は重篤な中毒を起こす事があります・・・また溶血作用のあるパフトキシンという物質を皮膚から粘液とともに分泌し捕食者から防御もしています。

砂地でホバリングする姿が可愛いミヤケテグリさん! 柏島

- ちょっと口をとがらせて文句を言っているような顔でやや派手派手な模様のこの方はスズキ目ネズッポ科コウワンテグリ属のミヤケテグリさんではないでしょうか?・・・この写真では大きく見えますがミヤケテグリさんの体長は3〜5cm前後ととても小さく体色は赤〜オレンジ系の地色に白い斑点があります・・・ 白い斑点というより私には花柄模様のように見えますね・・・ミヤケテグリさんはニシキテグリさんほど派手派手ではないですが落ち着いた渋めの美しさがあります・・・ミヤケテグリさんが生息している所は水深5〜30m前後の砂地やガレ場で岩陰や小さな窪みを好み単独行動が多いようです・・・ミヤケテグリさんの胸鰭は大きくオスは背鰭がやや伸びますが胸鰭を使ってホバリングするように泳ぎます。

- ミヤケテグリさんに似ているニシキテグリさんは派手派手で青・緑・オレンジの極彩色でスポットテグリさんは白黒のスポット模様が強く出ていますがミヤケテグリさんは赤系で落ち着いた色をしています・・・それからミヤケテグリさんはテグリ類らしく胸鰭をパタパタ動かしながら歩くように移動します・・・ミヤケテグリさんは完全に泳ぎ続けることは少なく数cm移動しては停止し周囲を確認してからまた移動というちょっと間のある動きが特徴です・・・それからミヤケテグリさんの食性は主にヨコエビやカイアシ類や小型多毛類などで砂地の上でホバリングしているのは底生小動物の動きを目で追っているためで口は見た目通り小さいのですが吸い込みは鋭く瞬間的にパッと吸い込みます・・・それからミヤケテグリさんの性格は小型なのに意外と縄張り意識が強く同種同士では小競り合いをすることがあり背鰭を立てて相手を威嚇するテグリらしい仕草が見られます。

僕の獲物を横取りしないでね!ムチカラマツエビさん! 柏島

- よく潜っていると細長い鞭のように長い姿で潮流に合わせてしなやかに揺れ流れを受け流す植物の様なものが生えていることがありますがこれはムチカラマツさんです・・・ムチカラマツさんはツノサンゴ目に属するサンゴの仲間で深場の潮通しの良い岩礁に生息し分岐せずに真直ぐに緩やかに曲がって伸びるが特徴の動物なのです・・・ムチカラマツさんの長さは50cm〜3mほどまで成長し柔軟で折れにくい黒色の骨格を持ち表面には花のような小さなポリプが多数並びこれでプランクトンを捕食するのです・・・ムチカラマツさんの色は白〜橙〜黄など変異があり多くの小型生物の住処として人気があります・・・ムチカラマツさんに共生する代表的な生物としてムチカラマツエビさん・ビシャモンエビさん・イボイソバナガニさん・ガラスハゼさんなどがいますがこれらはムチカラマツさんの色や形に擬態し外敵から身を守っています。

- ムチカラマツさんに似ているネジレカラマツさんという方がいらっしゃいますが最大の違いはネジレカラマツさんが螺旋状にねじれていることでバネのようにグルングルンと螺旋を描くのが特徴です・・・ネジレカラマツさんの骨軸は黒色でポリプが多数並ぶ点はムチカラマツさんと同じなのですがムチカラマツさんの群生に混ざって見つかることが多いいです・・・またネジレカラマツさんに付くガラスハゼさんなどの生物はムチカラマツさんほど多く付かない傾向にあります・・・移動時間から考えて螺旋階段より真直ぐの階段の方が好きという事でしょうか?・・・もうひとつムチカラマツさんに似ているのがウミカラマツ類ですがムチカラマツさんが1本のムチ状なのに対しウミカラマツさんはホウキのように枝が分かれをしています・・・ウミカラマツ類に住む生物もムチカラマツさんと少し異なりウミカラマツエビさんなどがよく付いています・・・これらを見分けるコツはねじれていればネジレカラマツさん・枝分かれしていればウミカラマツさんそしてまっすぐ一本になっていればムチカラマツさんという事になりますが生物が多く付いている場合はムチカラマツさんの可能性が高いようです。

- このムチカラマツさんにくっ付いているのは十脚目テナガエビ科Pontonides 属に属するムチカラマツエビさんです・・・ムチカラマツエビさんはムチカラマツさんやネジレカラマツさんに写真の様にぴったり張り付いて暮らす体長1cm前後の小型のエビさんです・・・ムチカラマツエビさんはずんぐりした体形で背中に突起がなく透明な体に白〜黄色の横帯が入るのが特徴で額角は短く上から見ると分かりますが先端が3叉になっています・・・ムチカラマツエビさんに似ているキミシグレカクレエビさんは背中に突起がありますのでそこで区別できます・・・ムチカラマツエビさんは宿主の色に合わせて体色が変わるため非常に見つけにくい擬態名人ですがオスは小型で相対的にハサミ脚が大きくメスは大きめなのですがハサミ脚が小さくなっています・・・この写真のムチカラマツエビさんはオスの様です・・・ムチカラマツエビさんは1本のムチカラマツさんにペアで住むことが多いのですが複数個体が並ぶこともあり宿主が捕らえたクラゲ類を横取りすることもあります。

ムチカラマツエビさんはメタボ体形のゼブラ!
- テナガエビ科のムチカラマツエビさんはその名の通りムチカラマツ類の幹にヒシっとしがみつき暮らしています・・・ムチカラマツエビさんの体の色は宿主の色に合わせて固体変異をしますのでムチカラマツさんに見事に溶け込んで上手に共生しています・・・体は透明で黄色または白色の斑点からなる横帯が複数あり体系がずんぐりむっくりのメタボ体形をしています・・・他のエビさんと違って突起が一切ない1cmくらいのムチカラマツエビさんはよくガラスハゼさんと一緒にいるところを見かけます。

- ムチカラマツさんはサンゴ礁のある潮通しの良い岩盤上に生息していて細長い体の表面にポリプがあり流れてくるプランクトンを捕食します・・・ムチカラマツさんは径3~4mmで軸の長さは1~2メートルくらいの固い骨格を持たないサンゴの仲間になります・・・そんなムチカラマツさんにムチカラマツエビさんは見事にカモフラージュしていますのでムチカラマツエビさんを見慣れてないと目の前にいるのに「ん!どこだ?」ということがよくあります・・・慣れてくると見えるようになってきますが最初はなかなか見つけることができません・・・さすがムチカラマツエビさんムチカラマツの名前を伊達にもらってはいないですね。

- それとムチカラマツエビさんは他のエビさんの様に高速でシュッと移動することはありませんがちょっと臆病な性格で写真を撮ろうとするとすぐに反対側に隠れてしまいます・・・それに潮の流れでムチカラマツさん自体もユラユラユラユラと動き続けるので撮影するにはなかなか難儀なエビさんです・・・ムチカラマツエビさんはペアでいることも多いので中性浮力を取りながら諦めずじっくり探してみましょう。

- 潜っている時いつも思うのですが人間のように写真を撮る時はエビさんもポーズを決めてくれたら助かるのですが・・・すみません人間のエゴですね反省です・・・でも上の写真のムチカラマツエビさんはちょっと古いですがピースポーズを決めてくれているようです・・・ムチカラマツエビさんお忙しいところありがとうございます・・・それからムチカラマツエビさんによく似たキミシグレカクレエビさんという種類もいますよ~・・・キミシグレカクレエビさんの体長は1cmほどの小エビさんで無色透明の体にムチカラマツのポリプの間隔に合わせたような淡黄色の縞模様をしています・・・キミシグレカクレエビさんはムチカラマツの粘液をなめて暮らしていますがムチカラマツエビさんに本当によく似ています・・・でもキミシグレカクレエビさんの背中には2つの突起があるので見分けることができます。

モンハナシャコさんは派手に恐怖のクラッシャーハナ!
- ハナシャコ科に属するモンハナシャコさんは体長最大15cm程もあり打撃型シャコ類の中では最大です・・・体の色は青緑色から赤茶色でその他様々な色と模様を組み合わせられた鮮やかでカラフルで派手な生き物です・・・モンハナシャコさんの体には円形のような斑紋が網目状にありそれが名前の由来となったようです・・・巣穴から大きな目で私達を見ていますがモンハナシャコさんは「海のボクサー」という異名を持っています・・・驚異のパンチ力を持った怪力のシャコさんですがちょっと目つきが怖いですね・・・もしかして私を狙っているのでしょうか?

- モンハナシャコさんは捕脚肢といわれる前脚をものすごい高速で打ち出して相手を攻撃するのです・・・その威力はすごく魚や甲殻類や貝類などさまざまなものを壊して捕食します・・・普段は胸の下に折り畳まれている伝家の宝刀の捕脚肢をいざという時に勢いよく打ち出して相手を壊して食べるなんてさすがクラッシャーハナさんです・・・でもこのパンチは獲物を捕食するだけではなく仲間同士の縄張り争いの際にも使われるそうです・・・なんて凶暴な性格のモンハナシャコさんなのでしょうか?

- モンハナシャコさんのパンチは時速80kmに達しプロボクサーのパンチの約2倍と言われこれは銃弾の初速並みのスピードです・・・その威力は水中にキャビテーション気泡が生じるほどもあり一瞬にして周りの水は沸騰状態になるということです・・・そんな強力なパンチをモンハナシャコさんから受けたらどうなるでしょうか?・・・ガラス製の水槽が割れてしまったり人間が受けてしまったら簡単に爪を割られ下手をしたら指を骨折ということもあるたいへん危険なモンハナシャコさんなのです。

- モンハナシャコさんは昼行性で浅い海のサンゴ礁の破片に覆われた柔らかい堆積物のところに巣穴を掘って住んでいます・・・恐怖のクラッシャーハナさんですが自分が住んでいる巣穴に関しては神経質でいつも細かい破片で坑道の内壁を補強している働き者でもあります・・・サンゴ礁や砂底の巣穴からひょっこりと顔を覗かせているモンハナシャコさんは凶暴な性格であるとともに実は臆病でもあり通常はダイバーの姿を見るとさっと巣穴の奥に隠れてしまいます・・・でもこの目つき何か攻撃を仕掛けてきそうな雰囲気ですね・・・怪我をしないように気をつけましょう!!



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