危ない!アカホシカクレエビさん!クマノミさんが狙ってる!!

- 下の写真のエビ目テナガエビ科ホンカクレエビ属のアカホシカクレエビさんがイソギンチャクの深い森でピタッと動かず固まっています・・・スズキ目スズメダイ科クマノミ属のクマノミさんと目が合ってしまったようです・・・アカホシカクレエビさんが「ゲゲ!ボ、僕クリーナーシュリンプだから食べないでねえ!今からクマノミさんをクリーニングしてあげるからお願いします!」・・・一方クマノミさんは「俺の縄張りを荒らしに来た怪しいやつかと思ったらアカホシカクレエビさんか!君がクリーナーさんである事はわかってるから食べたりしないよ!驚かしてごめんねちょっと目つきがきつかったね!」・・・こんな感じの会話でもしていたようです?・・・アカホシカクレエビさんをアップで撮ってみましたが「ああびっくりした!突然あんな目つきでクマノミさんが出てきたらびっくりするじゃないか!もうクマノミさんは意地悪なんだから!」と言っているようですがまずはアカホシカクレエビさんも一安心ですね。

- アカホシカクレエビさんをよく見てみると小さいほうのハサミも大きなハサミと一緒で白と紫のきれいな色のラインがあってとてもお洒落です・・・アカホシカクレエビさんの身体は透明で透き通っていて第3腹節の背側の突き出した頂に白色の円斑紋がありその前半部はオレンジ色の小斑点が密集しています・・・頭胸甲と腹節の側甲に赤褐色斑と白色斑が散在していて眼と眼の間は白色帯で結ばれています・・・体色と斑紋は雌雄や成熟度によっても違いがあるそうですがそれにしてもアカホシカクレエビさんは小さいからイソギンチャクさんの触手がそびえ立つ巨大な木々の森に見えますね。

- 「わあい!イソギンチャクさんが揺れる揺れるう!なんでこんなに揺れるんだろう?さっきまで巨大な木々の森だと思ってたのにい!」とイソギンチャクさんの触手に必死にしがみ付いているアカホシカクレエビさんの姿が何とも可愛いく感じてしまいます・・・自然の潮の流れなのでしょうか?それとも私が動いて流れを生み出してしまったのでしょうか?私が原因だったら申し訳ない事をしてしまいましたが何れにしろアカホシカクレエビさんにとっては大問題の様です・・・アカホシカクレエビさんはふき飛ばされてしまわない様に小さいほうのハサミも使って必死にイソギンチャクさんに捕まっています!・・・流れに負けるな!頑張れアカホシカクレエビさん!

- 下の写真のアカホシカクレエビさんは「え!なあに?君もしかして僕にクリーニングしてほしいの?体が大きいから大変だけど仕方ないなあ!いいよ!頑張るから!」って私に話しかけているみたいに見えませんか?・・・ありがとうやさしいアカホシカクレエビさん!あまり遠くに行くとお魚さんに食べられてしまうかもしれないからイソギンチャクさんの近くに居てね!・・・イソギンチャクさんも危ないからあんまり遠くに行っちゃあだめだよって話しかける様にやさしく揺れています・・・ちなみにアカホシカクレエビさんによく似たハクセンアカホシカクレエビさんという方がいらっしゃいますがハクセンアカホシカクレエビさんは名前の通り頭胸甲をグルリと一周する白い線があることで識別できます。

- イソギンチャクさんの森の中でよく見かけるアカホシカクレエビさん達はよく似た種類が多くて迷ってしまいませんか?・・・彼らは基本は透明の身体をしているのですが背中の斑紋の色や手の色がちょっと違っていたり白い筋があったり体の斑紋の色が違ったりでなかなか区別が難しいです!・・・ぱっと見た感じみんな同じに見えてどこが違うのって思うのですがアカホシカクレエビさん本人に言わせれば「全然違うやん!どこ見てるの?」っていうことにきっとなるのでしょうけど・・・アカホシカクレエビさん勉強不足ですみません・・・イソギンチャクさんと仲良く共生する可憐なアカホシカクレエビさんは小さなハサミ手を使ってお魚さんをきれいにクリーニングする素敵な方です・・・このクリーニング行為はアカホシカクレエビさんにとってはちょっとした食事のつもりなのでしょうがお魚さんにとっては死活問題で変な寄生虫にやられてしまわないようにしっかりとお掃除してもらいましょう!

- 先ほども申しあげましたがアカホシカクレエビさんによく似た方達との識別ポイントの一つは「腰」にある大きな斑紋になります・・・ただしアカホシカクレエビさんの幼体やオスはちょっと色味が違うことがあったりしますので困ったものですがせっかくの識別ポイントなのではっきりとして欲しいです・・・名前もよく似たニセアカホシカクレエビさんというエビさんがいるのですがアカホシカクレエビさんより熱帯系で沖縄を含む西部太平洋に分布しています・・・パラオクサビライシやナガレハナサンゴでよく見られ赤星ならぬ青星の模様が美しいのがニセアカホシカクレエビさんです・・・この写真のエビさんの斑紋は赤いのでニセアカホシカクレエビさんではないですね。

- よく似たハクセンアカホシカクレエビさんはパッと見ただけではアカホシカクレエビさんと見分けがつきませんが「胸」のあたりをグルリと一周する白い線がありますのでこれが一番の区別ポイントとなります・・・この写真のエビさんにはグルリと一周する白い線はありませんからハクセンアカホシカクレエビさんではないですね・・・ハクセンアカホシカクレエビさんはほとんどの場合スナイソギンチャクの仲間に共生していますがこのスナイソギンチャクさんは普通のイソギンチャクさんより刺胞毒が強いので注意しましょう!・・・他にもよく似たオドリカクレエビさんがいますがこのオドリカクレエビさんも体長3㎝程のクリーナーシュリンプです・・・オドリカクレエビさんは胸脚を懸命に動かして揚力を得て体を浮かせてくねくね左右に体を捻って踊ります・・・その行動は自分が海のクリーニング屋であることを近づいてくるお魚さんへアピールする動きだそうです・・・白い長い触覚とハサミ脚の先端だけが紫色なのが特長なのですがこのエビさんは触角は白くないしハサミも白と紫の縞模様になっていますから違いますね。

- サンゴさんの上でゆらゆら腰を振っているアカホシカクレエビさんの姿はなんとも可憐で優雅な雰囲気を醸し出しています・・・透明な体に白・赤・紫のコントラストがとてもおしゃれなアカホシカクレエビさんですがメスの方が体が大きくて模様が多くどちらかというと派手めな印象です・・・やっぱり女性はお洒落が大好きなんですね・・・そんなメスに比べてオスは少し小さめで透明なところが多く色模様も地味めで奥ゆかしい感じでになっていますがどちらが好みかはその人次第ですね・・・記憶力が衰えてきた私にとってこれらのエビさん達の区別はなかなかの難問でもう少しわかりやすい特徴をそれぞれのエビさん達が主張して欲しいものです・・・まあ私の勉強不足というだけですが。

- 何度見ても「あれ?この特徴はどのエビさんの特徴だったっけ?」となってしまいますのでもう一度復習がてらアカホシカクレエビさんと他の種類との識別ポイントをご紹介いたします・・・アカホシカクレエビさんの特徴その一「目と目の間が白い線で繋がっていること」・・・特徴その二「腰にある模様が白とオレンジの大きな斑紋になっていること」・・・ホンカクレエビさんは目と目の間が白い線で繋がっているのは同じなのですが腰にある斑紋は紫色です・・・ニセアカホシカクレエビさんは目と目の間が白い線で繋がっておらず腰にある斑紋は桃色です・・・ナデシコカクレエビさんは目と目の間は白い線で繋がっておらず腰にある斑紋は紫色です・・・ハクセンアカホシカクレエビさんは頭部の後に白い細いラインがあることで区別できます・・・それにしてもアカホシカクレエビさんを見ていると脚を懸命に動かしながら体を浮かせてクネクネと左右に体を捻っていてまるで踊りを楽しんでいるようです。

近すぎてわからない!アカマツカサさんで間違いないですよね? ケラマ
- 岩陰に赤くて綺麗なお魚さんがちょうどこちらを見ていたので正面からドアップで撮ってみました・・・顔には隈取をしたような白いライン模様とグッとせり出した目には力強さがあり口をへの字に引き締めた凛々しい表情が素晴らしいのですがあなたは何ているお魚さんでしょうか?・・・あまりにもドアップで撮ったので全体像が見えず私には種類が何なのかよくわかりません・・・でもおそらくキンメダイ目イットウダイ科アカマツカサ属のアカマツカサさんではないかと思います?・・・このお魚さんも『名前もわからずに写真撮っているのか?失礼な奴だなあ!もう一度勉強し直しておいで!』と文句を言っているのかもしれません!・・・アカマツカサさんすみません!アップで撮影するときはもう一枚全体像がわかる写真を撮るべきでした!反省です。

- アカマツカサさんは肉食性のお魚さんで小魚や小さい甲殻類などを食べますが動物性のプランクトンも食べます・・・アカマツカサさんは夜行性のお魚さんで夜になると水面付近に来て活発に活動しますが日中はサンゴ礁などの軒下などに群れてひっそりと隠れています・・・アカマツカサさんの特徴は鮮やかな赤い色と大きな目で体は平べったく体長は15cm~25cm程度で体高が高く背鰭に鋭い棘があり下顎がかなり付きだしています・・・また尾鰭は二叉になっており鱗は非常に硬く松ぼっくりのように見えることから「マツカサ(松毬)」という名前が付いたとされています・・・アカマツカサ属にはナミマツカサさんやヨゴレマツカサさんやマルマツカサさんなどがいますが見た目で判断するのはなかなか困難です・・・でもナミマツカサさんやヨゴレマツカサさんとの見分け方はアカマツカサさんは下顎が上顎よりもかなり突き出ていることで区別できるようです・・・またマルマツカサさんとの見分け方はアカマツカサさんは下顎に1対の歯塊があることで区別できるそうです?
透明の妖精と黄金の縦帯!アカメさんとキンセンさん! ケラマ

- サンゴの森の中に目を赤くはらしたようなお魚さんがいますが何か悲しいことでもあったのでしょうか?・・・いやいやこのお魚さんは別に悲しいことがあったのではなく透明な体に真っ赤な目が映えるアカメハゼさんだと思います!・・・アカメハゼさんはサンゴさんの枝先上部をホバリングしながらふわふわ漂う体長1.5〜2.5cmくらいの小さなハゼさんで体色は透明〜淡いピンクで目の色が鮮やかな赤色をしていてこれが名前の由来になっています・・・アカメハゼさんの体がほぼ透明なのは擬態のためで体を透明にして背景に溶け込むようにしています・・・また光が当たるとアカメハゼさんが淡いピンクに見えるのは筋肉や血流の色が透けているためだそうです・・・アカメハゼさんの性格は臆病で群れで行動することが多いようですが赤い目は捕食者への抑止にも関係しているのです・・・つまりアカメハゼさんの赤い目は単なる可愛さではなく小型魚ではよくある防御戦略で捕食者に対して自分は見ているぞと示す効果があると言われています。

- また多くのハゼさんは底生ですがアカメハゼさんは底ではなく枝サンゴ差さんの上でホバリングしながら生活しています・・・アカメハゼさんは同じサンゴさんを共有し群れますがサンゴさんのポリプを避けながら移動しアカメハゼさん同士は一定の距離を保つという特徴があります・・・アカメハゼさんは近づきすぎると軽く追い払ったりしますが完全には離れたりはせずサンゴさんの上にふわっと散らばるという独特な配置になります・・・それからアカメハゼさんはサンゴさんの健康状態に敏感でサンゴさんが弱るとすぐにアカメハゼさんは離れる ことで知られています・・・白化したサンゴさんや病気のサンゴさんやポリプが閉じた状態が続くサンゴさんでは群れが消えることが多くアカメハゼさんはサンゴさんの健康の指標となるようです・・・確かにアカメハゼさんがいるこの写真のサンゴさんはポリプがたくさん開いて元気そうですね!・・・こんな小さくて可愛い見た目のアカメハゼさんですが意外と縄張り意識が強く同じサンゴさんに他の小型ハゼさんが来ると追い払うことがあり特にスケロクウミタケハゼさんやダルマハゼさんとはサンゴさんの場所取りで軽い小競り合いをすることもあるようです。

- アカメハゼさんの後ろから群れで近づいてきたのはキンセンイシモチのおちびさんではないでしょうか?・・・アカメハゼさんと大きさが変わらないくらい小さなキンセンイシモチのおちびさん達ですが成長すると体長約6cmくらいになる小型テンジクダイ科のお魚さんです・・・キンセンイシモチさんは橙色+白〜淡青色の縦帯が走る美しい体色をしていて鰓蓋〜腹部の白/青縦帯が実線となっていて中央の橙色縦帯が尾柄で止まるのが識別ポイントです・・・キンセンイシモチさんはテンジクダイ科らしく日中は岩陰でじっとしていて夕方から急に動きが活発になるタイプでオスは卵を口で守る口内保育を行うというテンジクダイ科の代表的な特徴を持っています・・・口内保育中のキンセンイシモチさんのオスはほぼ絶食で守り続け孵化直前には口がパンパンに膨らんでいます。

- キンセンイシモチさんは群れの密度が高く同種同士で群れを作る傾向が強くスジオテンジクダイさんなど近縁種と混ざることもあるが縞の入り方で自然に種ごとに層が分かれることが多いそうです・・・キンセンイシモチさんは本当に縞の入り方で仲間を見分けたりできるのでしょうか?・・・何はともあれキンセンイシモチさんは群れの中での位置取りが安定しており写真では整った群れになりやすいです・・・キンセンイシモチさんの縦帯の色味は個体差が大きく橙色+白/青の縦帯とされますが実際には濃いオレンジの個体やほぼ白っぽい個体や青みが強い個体そして背景の色で縞の見え方が変わる個体など撮影環境で印象が大きく変わるキンセンイシモチさんなのです・・・よく似たスジオテンジクダイさんとの識別は腹側の縦帯が決め手でキンセンイシモチさんは実線でスジオテンジクダイさんは破線というのが最大の違いとなります・・・その他にキンセンイシモチさんは縦帯が太く色が濃いのですがスジオテンジクダイさんは縦帯が細く淡いという印象です。

レモンでお腹がいっぱいにしたの?アカメハゼさんってレモン好き?
- スズキ目ハゼ科ガラスハゼ属のアカメハゼさんは透明の体に背骨が透き通って見えお腹が綺麗なレモンイエローになっていますがレモンを食べたという事は無いでしょうから何を食べたらこのような綺麗なレモンイエローになるのでしょうか?・・・アカメハゼさんはレモンイエロー系の食べ物が好きなのかもしれませんがでもこのような綺麗なレモン色の食べ物って海の中にありますかね?・・・もともとアカメハゼさんはお腹がこの様な色なのかそれとも本当に食べた物によってお腹の色も変わるのかよくわかりませんがどなたかご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください!・・・それにしてもこのレモンイエローのお腹も綺麗なアカメハゼさんなのですが眼がピンク色で色彩のアクセントになっていて素晴らしい配色だと思いませんか?

- 話は変わりますがアカメハゼさんが休憩しているこのサンゴさん達ポリプがいっぱい開いていて元気がよさそうですね・・・白化現象が進んでいるサンゴさん界隈の中でこの元気さは何よりですのでサンゴさんも一杯食べて元気に育ってください!・・・そんな元気のよいサンゴさんの上にぴょこんと上手に乗っているお茶目なアカメハゼさんですが何を考えているのでしょうか?・・・アカメハゼさんの表情がなんだか感慨深げですがもしかして元気なサンゴさんの姿を見て感動しているのでしょうか?・・・ところでアカメハゼさんのピンク色の眼が妙に目立つのはピンク色の部分の上部に黒いアイシャドーが入っているからですかね?・・・いたるところでお洒落に気を使っているアカメハゼさんですがお洒落の感性って人それぞれで個性や自分らしさを表現するための大切な要素でユニークな特質です・・・だからスタイルや趣味だけでなく考え方や話し方にまで現れそして個性が際立つと人間関係も豊かになれます・・・だからバランス感覚やスキルやセンスを磨くことで日常がもっと楽しく豊かになるかもしれません?

- アカメハゼさんの全長は2cm程度ととても小さいのですが結構動きはチョコチョコチョコと素早く仕草が何ともかわいい綺麗なハゼです・・・ミドリイシ類と呼ばれるサンゴさんなどに数十匹という群れで行動していてサンゴさんの枝の部分に身を寄せて暮らしています・・・サンゴの周辺で気持ちよさそうに仲良くホバリングして過ごしているアカメハゼさんですが危険を感じるとササッとサンゴの枝の間に隠れてしまいます・・・のんびりホバリングしているからアカメハゼさんってのんびり屋さんかと思ってたらいやいやそんなことは無く本当にすばしっこいのです!!・・・まあこれくらいの素早さがないと厳しい世界では生き残れませんよね参考になります・・・アカメハゼさんは背中から尾鰭にかけての部分は透明で透けており眼は名前の赤と言うよりは赤紫~ピンク色で大きくてクリクリっとしているのが特徴です・・・でもよく見ると眼が赤いのではなく白眼の所がピンク色と言うのが正解ですね・・・何はともあれアカメハゼさんは小さくて艶やかな美しい色彩を持つかわいいお魚さんです。

- アカメハゼさんは身体が透明で透けて見えるのですが上の写真のアカメハゼさんは目の裏まで透けて見えています・・・これはアカメハゼさん的にはさすがにどんな気持ちなのでしょうか?・・・何もかも明け透けに見せてくれるアカメハゼさんの度胸というか器の大きさに脱帽してしまいますが私はまだまだ全てを見せるには人間的成長が必要です・・・普段は数匹程度で珊瑚の上でじっとホバリングしている事が多く撮影しやすいアカメハゼさんなのですが当然のことながらこちらが思うような行動をとってくれない事も多いアカメハゼさんです・・・臆病なアカメハゼさんですからとにかく驚かさないようにそっとそーっと近づいて静かにピントを合わせましょう!・・・下の写真のアカメハゼさんが「特別に少しじっとしていてあげるからきれいに撮れよ!」って顔で私に話しかけてくれているようです・・・何とも言えない表情をしていてかわいい限りです。

背鰭の状態でその時の気分がわかるアケボノハゼさん! 柏島

- 水深30mほどと結構深場ですが視線を感じましたのでよくよく見てみるとハゼ界ではアイドル級に美しいパープルの妖精アケボノハゼさんがこちらの様子を伺っていました・・・アケボノハゼさんの体長は約6〜7cmほどで白〜淡黄色の体に背側が紫〜赤紫のグラデーションとなっており背鰭が長く伸び旗のようになっている事が特徴です・・・写真のようにホバリングしながらゆったり漂っていますがとても臆病な性格なので驚くとさっと巣穴に隠れてしまいます・・・アケボノハゼさんはペアで生活することが多いそうですが私はあまりペアでいるところは見たことがありません・・・アケボノハゼさんが慣れるまでは慎重に行動しないといけないのですが深場なので時間の余裕もなく取り急ぎ遠くから撮影してみましたがボケてしまいアケボノハゼさんの美しさを表現できませんでした。


- なんとかアケボノハゼさんに近づくことができましたのでストロボの光も届き綺麗な色が反映されてほっとしました・・・海の中では赤い光は水深5〜10mでほぼ消え青・紫の光は深くまで届くのでアケボノハゼさんの紫〜赤紫の体色は深場でもしっかり視認される色となっています・・・深場で仲間同士が見つけやすい信号色として機能しているということですか?・・・アケボノハゼさんは深場で暗い所にいるので派手な色でパートナーを見つけやすくする必要があるということと紫の背鰭をピンと立ててホバリングする事でここにいるよとアピールしているのです・・・また紫は深場では背景の青い海に溶けこみやすく体の白〜淡黄色部分も光を反射してぼやけるため仲間には見えるのに敵には見えにくいという絶妙なカラーリングになっているみたいです・・・ちなみにアケボノハゼさんは紫の背側が深場で映える白〜黄色の体とのコントラストが美しいのですがハタタテハゼさんは白+オレンジ+赤の明るい配色で浅場の光で最も映える色をしている浅場のハゼさんです。


- アケボノハゼさんの長く伸びた背鰭の役割は縄張りアピールとコミュニケーションのために使われているそうです・・・アケボノハゼさんの背鰭は威嚇や求愛やペア間の合図として使われる旗のような器官で特にホバリング中に背鰭を立てる姿はここが私の場所だよというアピールになっているそうです・・・またアケボノハゼさんのホバリング能力が高い理由は胸鰭の構造にあるようです・・・アケボノハゼさんは胸鰭を細かく震わせてほぼ一点に留まるホバリングが得意でこれは深場の流れや岩場の隙間で生活するために進化した特徴です・・・それからアケボノハゼさんは巣穴を自分で掘らず既存の穴や隙間を利用する借家派だそうで確かにその方が手間がかからずにいいかもしれませんね・・・またアケボノハゼさんがいる深場は光が少ないためアケボノハゼさんの目は大きめで光をよく拾う深場に適応した目の構造になっているため暗い環境でも仲間を見つけやすいそうです。


- それにしてもアケボノハゼさんの色は美しいのですが多くのお魚さんは成長とともに色がくすんでいきますがアケボノハゼさんは成魚になっても鮮やかさがずっと保たれています・・・アケボノハゼさんは成長しても色が濁りにくく美しさを長く継続させていることがダイバーに人気の理由のひとつかもしれません・・・それから深場にいるのに意外と人慣れするアケボノハゼさんは臆病だけど同じ場所に潜ると数回目からはかなり出てきやすくなるそうです・・・またアケボノハゼさんの背鰭の角度を観察するとその時の気分がわかるそうでピンッと立てているときは警戒・威嚇・アピールで少し寝かせるとリラックスしているそうです・・・それから完全に寝かせると今から逃げる準備をしているそうで写真を見返すとその時のアケボノハゼさんの気分がわかる感情のログになっていて面白いです。

明け方の空の色を連想させる厳かなアケボノハゼさん! 柏島

- 巣穴の上でこちらの様子を注意深く観察しているのはスズキ目クロユリハゼ科ハタタテ属に属するアケボノハゼさんです・・・眼付と口の表情からかなり警戒していることが分かりますが私は危害を加えませんので撮影の許可をどうかよろしくお願いいたします・・・ペアで暮らしていることが多いアケボノハゼさんですが成長しても7〜9cm前後と小さく甲殻類やゴカイなど食べて生きています・・・アケボノハゼさんはガレ場でよく見かけるハタタテハゼさんの赤茶が紫系に置き換わった感じのいい意味で派手目で可愛いハゼさんです・・・ハタタテハゼさんと違って水深は20~30m以深の深場を好むアケボノハゼさんですがサンゴ礁斜面の砂礫が混じった砂地やガレ場の低層で見られ巣穴の近くでホバリングをしています・・・アケボノハゼさんの英名はエレガント・ファイヤーゴビーさんと言います。

- ハタタテハゼさんは海底近くでホバリングしながら長い背鰭をピッピッピッピッと動かす様子が旗を振っているように見えることからハタタテハゼさんという名前が付いたのですが同属のアケボノハゼさんも同じように背鰭を立てています・・・ハタタテハゼさんは砂礫まじりの砂底やガレ場の低層でよく見られ驚くと海底の穴にあっと言う間に逃げ込んでしまいますがアケボノハゼさんも同じようにびっくりすると巣穴に引っ込んでしまいますので注意しなければなりません・・・上の写真のアケボノハゼさんは背鰭をたたみ気味で巣穴近くまで身体を沈めてきましたので巣穴に引っ込もうとしているのかもしれません・・・ちなみに小さな個体は群れでいることもあるハタタテハゼさんですが大抵はペアで暮らしてて英名はファイヤーゴビーさんと言います・・・アケボノハゼさんはエレガント・ファイヤーゴビーさん!!

- 何か引っかかる事でもあったのか急に体をひねって後ろを確認しているアケボノハゼさんですが背鰭がまるで危険を察知するアンテナのようにピンと張っています・・・もちろん背鰭にそんな機能はありませんがどちらかというとハタタテハゼさんより背鰭は短いはずなのに随分長く見えますね?・・・ハタタテハゼさんより気性はやや強めのアケボノハゼさんですが表情にその気配を感じてしまいます・・・ちなみに深場が大好きで個体数も少ない同属のシコンハタタテハゼさんは体全体のパープルがとても美しく和名にも紫紺という名前が付いています・・・シコンハタタテハゼさんの頭部は黄色で体は濃い紫色という非常に美しい配色になっておりハタタテハゼ属の最上位のレアキャラなのです・・・シコンハタタテハゼさんの英名はヘルフリッチ・ダートフィッシュさんと言いますがヘルフリッチはこのシコンハタタテハゼさんの魚の標本採集に貢献した海洋生物学者への献名でダートは矢のように動く魚を意味しています。

アケボノハゼさんが物思いに耽って心のつぶやきを吐露!
- スズキ目クロユリハゼ科ハタタテハゼ属のアケボノハゼさんがホバリングをしながら尾鰭をしゅんと垂らして力なく憂い顔で物思いにふけっています・・・驚かせないようにそっと近づいてみるとアケボノハゼさんは口を半開きにして私に何か語り掛けたそうですが話し始める事に躊躇しているのか言葉が出てきません・・・アケボノハゼさんの顔も随分青くなっていますからかなり悩んでいるようですが凄く心配な事でもあるのでしょうか?・・・私で良ければ聴きますから話してみてください!・・・するとアケボノハゼさんが背鰭をぴんと立て始めました・・・もしかして聞いてくれる人がいてアケボノハゼさんもちょっとうれしかったのでしょうか?・・・やっぱり悩み事は一人で抱え込まない方がいいですよね・・・思いを共有することでホッとすることもありますし意外と話してみると何故こんなことで悩んでいたんだろうということも多々ありますもんね。

- アケボノハゼさんは水深は30〜50mとちょっと深めの潮通しの良いサンゴ礁域の礁斜面や岩礁斜面の砂礫底に巣を作って住んでいます・・・性格はおとなしく警戒心がとても強いので巣穴の近くでホバリングしながら様子を伺っていることが多いです・・・そしてアケボノハゼさんは危険を感じるとあっと言う間に巣の中へ隠れてしまいなかなか出て来なくなります・・・アケボノハゼさんは単独或いはペアーで活動していますが紫のグラデーションが特徴的でとても美しく鮮やかな色をしています・・・第1背鰭前部は伸長し先端は尖らず尾鰭はやや湾入しています・・・顔の先端はブルーに彩られていますが体の前方は乳白色から淡い黄色味の差した白色で後方から尾柄部は濃紫色になっています・・・また各鰭には臙脂色も加わっています・・・ハタタテハゼ属にはアケボノハゼさんと共にハタタテハゼさんやシコンハタタテハゼさんが属していてどのハゼさんも美しいのですが私はシコンハタタテハゼさんの控えめな美しさが好きです!

- どうしていつも巣穴の上でアケボノハゼさんはホバリングしているんだろうかと思っていましたが実は海底から少し離れた場所で潮に向かってホバリングしながら流されてくる動物プランクトンをおいしそうにパクパク食べているからなのです・・・・・・上の写真のアケボノハゼさんも一生懸命口をパクパクさせていましたがそういうことだったんですね・・・深度がやや深めな所に住んでいるアケボノハゼさんの所へせっかく会いに来てもご存じの通り結構臆病なアケボノハゼさんはすぐに巣穴の中に引っ込んでしまい残念なことが多々あります・・・そのため深度が深いので会える時間が少ない中あせらず驚かせないようにゆっくり近づきタイミングよくピントを合わせることが肝心です・・・お願いだから巣穴に引っ込まないでね!・・・アケボノハゼさんはサンゴ礁の砂底に生息するいつもペアで暮らしているクロユリハゼさんの仲間ですがアケボノハゼさんは単独でいることが多くこんなに派手な色をしているんだからもっと見せびらかせばいいのに本当に警戒心が強いのです・・・アケボノハゼさんは上皇様が命名したそうですが他にニチリンダテハゼさん・ギンガハゼさんも命名したそうです。



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