マ行(モ) 総集編 diving-photo‐tsubuankun

Dive-photo まとめ アイウエオ
モンツキカエルウオーケラマ

モンガラカワハギさんのトリガーに隠された秘密! 小笠原

  • 妙に気を引く模様のお魚さんが近づいてきましたがこの方はフグ目モンガラカワハギ科で南国の海を象徴する非常にカラフルで個性的なモンガラカワハギさんではないでしょうか・・・モンガラカワハギさんはその美しい見た目とは裏腹に非常にユニークでたくましい生態を持っています・・・モンガラカワハギさんは体の上半分は黒ベースでお腹側には大きな白い水玉模様が規則正しく並んでいて口元は鮮やかな黄色やオレンジ色で縁取られておりまるでピエロのようなアート性の高いデザインをしています・・・モンガラカワハギさんの紋柄(もんがら)の由来はこの体に入った独特な紋の柄に由来していると言われています・・・モンガラカワハギさんはウニさんや貝類・カニさんなどの甲殻類を好んで食べる肉食寄りの雑食性で口は小さいですが非常に顎の力が強く鋭く頑丈な歯を持っています・・・小さな巻貝なら簡単に噛み砕いてしまい大きなウニさんはトゲのない底の部分から食べるためにトゲをくわえてひっくり返す知恵も見られます。
  • モンガラカワハギさんは英名Triggerfishの由来にもなっている特徴的な第一背鰭を持っていて3本の頑丈な棘があり危険を察知すると岩の隙間に潜り込んでこの棘をピンと立てます・・・この棘は引き金のような特殊な構造でロックされるため外敵が引っ張っても絶対に抜けなくなります・・・モンガラカワハギさんは非常に縄張り意識が強く基本的には単独で生活していますが夏の繁殖期になると岩肌に産み付けた卵塊をメスが必死に守ります・・・この時期のモンガラカワハギさんは非常に気が荒く自分の縄張りや巣に近づくものに対してはダイバーであっても恐れずに体当たりや噛みつきなどの攻撃を仕掛けてくることで有名です・・・アフリカ西海岸からインド洋、西太平洋の熱帯・亜熱帯のサンゴ礁域に広く分布していて日本では相模湾以南の太平洋岸や琉球列島・小笠原諸島などでよく見られます・・・モンガラカワハギさんの成魚は30cm〜50cmほどに成長しますが数センチほどの幼魚は背中の黄色部分がまだなく全身が黒地に白の水玉模様で覆われておりダイバーの間でとびきり可愛いと非常に人気があります・・・モンガラカワハギさんはカワハギさんの仲間ですが基本的には日本の市場に出回ることはなく身は筋肉質でプリプリとしており唐揚げや煮付けにすると美味しいという報告もあります・・・しかしモンガラカワハギさんはシガテラ毒を蓄積している個体が確認されているため特に肝を食べるのは非常に危険とされています。

モンツキカエルウオさんの分厚い唇と臆病顔がキュート!(改)ケラマ

  • モンツキカエルウオさんの身体はグレーをベースにオレンジ色の水玉模様がたくさんあってカエルウオさんの中でもちょっと派手めな種類です・・・眼はオレンジのラインが2本入っていてよく見ると黒目が栗坊のような形をしてかわいいですよ~!・・・・・・モンツキカエルウオさんは頭に角のような皮弁が2本生えていますがいつも穴の中からちょこっと顔を出しキョロキョロキョロキョロしています・・・「あなたは誰?味方なの?」と太めの分厚い唇で様子を伺う愛嬌のあるかわいいモンツキカエルウオさんなのですがちょっと気分屋さんなのが困ったものです・・・撮影しようとじっと待っていてもなかなかこちらを向いてくれないいけずなモンツキカエルウオさんです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
  • モンツキカエルウオさんの身体にある大小さまざまなオレンジ色の斑点は個体によって変異も多いとのことです・・・私はオレンジの斑点がたくさんあるぐらいにしか見ていなかったのでその違いに気が付きませんでした・・・注意深く見ないといけないですね!・・・眼の上にある角のような皮弁は3つに分岐しているそうですが・・・上の写真のモンツキカエルウオさんの左側の皮弁は4つに分かれていませんか?・・・見えるだけ?・・・いや!下の写真の左半分だけ顔を出してこちらの様子をこそっと伺っているモンツキカエルウオさんはもっと凄いことになっています・・・目の上の皮弁が3つどころかたくさん枝分かれしています?・・・突然変異ですか?
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
  • 体長は9cm程度の大きさなのですが上の写真のモンツキカエルウオさんは特徴ある分厚い唇で何とも言えない表情を醸し出していますね・・・穴の奥の方から「あなたのことが怖いの!あっちに行ってよ!写真を撮られたくないの!」とでも言っているようです・・・モンツキカエルウオさんはイソギンポ科の仲間で暖かい海の岩礁やサンゴ礁域に住んでいます・・・いつも穴から頭部だけちょこっと出してあたりをキョロキョロキョロキョロしているひょうきんな顔のモンツキカエルウオさんは私の中のアイドルです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

真っ黄色なモンツキハギの赤ちゃんが紋付を羽織る頃! 小笠原

  • 側面に一本の綺麗な斑があるのはスズキ目ニザダイ科クロハギ属に分類されるモンツキハギさんではないでしょうか?・・・モンツキハギさんは成魚と幼魚で体の色が劇的に変化する特徴を持っており成魚は写真のようにチョコレート色から黒褐色の体色をしていて眼の後方に黒く縁取られた鮮やかな楕円形の橙色斑があります・・・この楕円形の橙色斑がモンツキハギさんの名前の由来となっていますが幼魚は成魚とは全く異なり全身が鮮やかな黄色をしていて幼魚の段階では特徴的な斑はありません・・・モンツキハギさんのサイズは全長は通常25cm前後で最大では約30〜35cmに達し日本では小笠原諸島や琉球列島などの南方に多く生息していますが幼魚は黒潮に乗って千葉県や伊豆半島などの沿岸にも現れます・・・モンツキハギさんはサンゴ礁や岩礁域で主に藻類やデトリタスを削り取るようにして食べて暮らしています・・・そのためモンツキハギさんは火を通すことで身がふっくらと柔らかくなり程よい甘みを感じられる上品な白身ですが主に藻類を食べているため時には独特の磯臭さを感じる場合があります・・・このため生で食べるよりもしっかり味付けをしたり油を使ったりする料理に向いています。
  • モンツキハギさんの幼魚は全身がレモンイエローなので一見するとキイロハギさんやクログチニザさんの黄化個体にそっくりですが以下のポイントで見分けることができます・・・体型・シルエットに関してはモンツキハギさんの幼魚は細長く楕円形に近くキイロハギさんは体高が高く横から見ると団扇のようでクログチニザさんの黄化個体はモンツキハギさんに似た楕円形をしています・・・口元に関してはモンツキハギさんの幼魚は前方に少し突出する程度でキイロハギさんは吻が前方に長く尖りおちょぼ口に見えクログチニザさんの黄化個体は前方に少し突出する程度です・・・目の周り(虹彩)に関してはモンツキハギさんの幼魚は黄色でキイロハギさんは黒目の周りまで鮮やかな黄色でクログチニザさんの黄化個体は目の縁や口元に黒いシミが出ることがあります・・・海のなかでドラマチックな変化を見せるモンツキハギさんは気分によって瞬時に体の明暗を変えることができ通常は黒っぽい体色をしていますがホンソメワケベラさんなどに体を掃除してもらっている時やリラックスしている時は驚くほど全身が白っぽく淡い灰色に変化します・・・よっぽど気持ちがいいんですね!

変身できる?モンツキハギさんって凄い! 小笠原

  • 体長30cmほどのスズキ目ニザダイ科クロハギ属のモンツキハギさんの体色は褐色で眼後方に細長い橙色斑がありますがツートンカラーのモンツキハギさんと橙赤色の斑紋以外ほぼ黒色のモンツキハギさんがいます・・・この写真のモンツキハギさんは後者ですがどうしてこのように成魚では色の違いがあるのでしょうか?・・・モンツキハギさんは環境によって都度都度色を変化することができるのでしょうか?それとも生まれた時から大きくなったらこの色って決まっているのでしょうか?どちらなのでしょうか?・・・またモンツキハギさんの幼魚は鮮やかな黄色でヘラルドコガネヤッコさんに擬態していると言われていますが同じニザダイ科のクログチニザさんの幼魚も全身が黄色でモンツキハギさんの幼魚に良く似ています・・・しかしモンツキハギさんの幼魚は吻の背縁が直線状で体高が高くなっていますのでここで区別できます・・・モンツキハギさんは珊瑚礁域や岩礁域で小さな群れを成して行動していますが死サンゴや岩に付着した藻類やデトリタスなどを捕食して暮らしています。
  • ちなみにスズキ目ニザダイ科クロハギ属のクログチニザさんは体長は25cm程度で体色は茶褐色で鰓蓋部に暗色域があります・・・成魚はモンツキハギさんと全然違うのですがクログチニザさんの幼魚は尾鰭後部が丸く体色が全身黄色のタイプと全身黄色で鰓蓋部に青色域があるタイプと前部が青灰色で後部が黒色タイプの3つのタイプがあります・・・それぞれのクログチニザさんの幼魚はコガネヤッコさんヘラルドコガネヤッコさんナメラヤッコさんに擬態しているものと考えられています・・・どうしておちびさん達は擬態する相手を変えるのでしょうか?・・・不思議ですがもしかして擬態する相手が近くにいるかどうかで決めているのでしょうか?・・・それともただ単に自分の好みで擬態する相手を変えているのでしょうか?・・・本人に聞いてみないとわからないですね。

モンハナシャコさんは派手に恐怖のクラッシャーハナ!(改)柏島

  • ハナシャコ科に属するモンハナシャコさんは体長最大15cm程もあり打撃型シャコ類の中では最大です・・・体の色は青緑色から赤茶色でその他様々な色と模様を組み合わせられた鮮やかでカラフルで派手な生き物です・・・モンハナシャコさんの体には円形のような斑紋が網目状にありそれが名前の由来となったようです・・・巣穴から大きな目で私達を見ていますがモンハナシャコさんは「海のボクサー」という異名を持っています・・・驚異のパンチ力を持った怪力のシャコさんですがちょっと目つきが怖いですね・・・もしかして私を狙っているのでしょうか?
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
  • モンハナシャコさんは捕脚肢といわれる前脚をものすごい高速で打ち出して相手を攻撃するのです・・・その威力はすごく魚や甲殻類や貝類などさまざまなものを壊して捕食します・・・普段は胸の下に折り畳まれている伝家の宝刀の捕脚肢をいざという時に勢いよく打ち出して相手を壊して食べるなんてさすがクラッシャーハナさんです・・・でもこのパンチは獲物を捕食するだけではなく仲間同士の縄張り争いの際にも使われるそうです・・・なんて凶暴な性格のモンハナシャコさんなのでしょうか?
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
  • モンハナシャコさんのパンチは時速80kmに達しプロボクサーのパンチの約2倍と言われこれは銃弾の初速並みのスピードです・・・その威力は水中にキャビテーション気泡が生じるほどもあり一瞬にして周りの水は沸騰状態になるということです・・・そんな強力なパンチをモンハナシャコさんから受けたらどうなるでしょうか?・・・ガラス製の水槽が割れてしまったり人間が受けてしまったら簡単に爪を割られ下手をしたら指を骨折ということもあるたいへん危険なモンハナシャコさんなのです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
  • モンハナシャコさんは昼行性で浅い海のサンゴ礁の破片に覆われた柔らかい堆積物のところに巣穴を掘って住んでいます・・・恐怖のクラッシャーハナさんですが自分が住んでいる巣穴に関しては神経質でいつも細かい破片で坑道の内壁を補強している働き者でもあります・・・サンゴ礁や砂底の巣穴からひょっこりと顔を覗かせているモンハナシャコさんは凶暴な性格であるとともに実は臆病でもあり通常はダイバーの姿を見るとさっと巣穴の奥に隠れてしまいます・・・でもこの目つき何か攻撃を仕掛けてきそうな雰囲気ですね・・・怪我をしないように気をつけましょう!!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

コメント

タイトルとURLをコピーしました