モンツキカエルウオさんの分厚い唇と臆病顔がキュート!(改)ケラマ
- モンツキカエルウオさんの身体はグレーをベースにオレンジ色の水玉模様がたくさんあってカエルウオさんの中でもちょっと派手めな種類です・・・眼はオレンジのラインが2本入っていてよく見ると黒目が栗坊のような形をしてかわいいですよ~!・・・・・・モンツキカエルウオさんは頭に角のような皮弁が2本生えていますがいつも穴の中からちょこっと顔を出しキョロキョロキョロキョロしています・・・「あなたは誰?味方なの?」と太めの分厚い唇で様子を伺う愛嬌のあるかわいいモンツキカエルウオさんなのですがちょっと気分屋さんなのが困ったものです・・・撮影しようとじっと待っていてもなかなかこちらを向いてくれないいけずなモンツキカエルウオさんです。

- モンツキカエルウオさんの身体にある大小さまざまなオレンジ色の斑点は個体によって変異も多いとのことです・・・私はオレンジの斑点がたくさんあるぐらいにしか見ていなかったのでその違いに気が付きませんでした・・・注意深く見ないといけないですね!・・・眼の上にある角のような皮弁は3つに分岐しているそうですが・・・上の写真のモンツキカエルウオさんの左側の皮弁は4つに分かれていませんか?・・・見えるだけ?・・・いや!下の写真の左半分だけ顔を出してこちらの様子をこそっと伺っているモンツキカエルウオさんはもっと凄いことになっています・・・目の上の皮弁が3つどころかたくさん枝分かれしています?・・・突然変異ですか?

- 体長は9cm程度の大きさなのですが上の写真のモンツキカエルウオさんは特徴ある分厚い唇で何とも言えない表情を醸し出していますね・・・穴の奥の方から「あなたのことが怖いの!あっちに行ってよ!写真を撮られたくないの!」とでも言っているようです・・・モンツキカエルウオさんはイソギンポ科の仲間で暖かい海の岩礁やサンゴ礁域に住んでいます・・・いつも穴から頭部だけちょこっと出してあたりをキョロキョロキョロキョロしているひょうきんな顔のモンツキカエルウオさんは私の中のアイドルです。

変身できる?モンツキハギさんって凄い! 小笠原
- 体長30cmほどのスズキ目ニザダイ科クロハギ属のモンツキハギさんの体色は褐色で眼後方に細長い橙色斑がありますがツートンカラーのモンツキハギさんと橙赤色の斑紋以外ほぼ黒色のモンツキハギさんがいます・・・この写真のモンツキハギさんは後者ですがどうしてこのように成魚では色の違いがあるのでしょうか?・・・モンツキハギさんは環境によって都度都度色を変化することができるのでしょうか?それとも生まれた時から大きくなったらこの色って決まっているのでしょうか?どちらなのでしょうか?・・・またモンツキハギさんの幼魚は鮮やかな黄色でヘラルドコガネヤッコさんに擬態していると言われていますが同じニザダイ科のクログチニザさんの幼魚も全身が黄色でモンツキハギさんの幼魚に良く似ています・・・しかしモンツキハギさんの幼魚は吻の背縁が直線状で体高が高くなっていますのでここで区別できます・・・モンツキハギさんは珊瑚礁域や岩礁域で小さな群れを成して行動していますが死サンゴや岩に付着した藻類やデトリタスなどを捕食して暮らしています。

- ちなみにスズキ目ニザダイ科クロハギ属のクログチニザさんは体長は25cm程度で体色は茶褐色で鰓蓋部に暗色域があります・・・成魚はモンツキハギさんと全然違うのですがクログチニザさんの幼魚は尾鰭後部が丸く体色が全身黄色のタイプと全身黄色で鰓蓋部に青色域があるタイプと前部が青灰色で後部が黒色タイプの3つのタイプがあります・・・それぞれのクログチニザさんの幼魚はコガネヤッコさんヘラルドコガネヤッコさんナメラヤッコさんに擬態しているものと考えられています・・・どうしておちびさん達は擬態する相手を変えるのでしょうか?・・・不思議ですがもしかして擬態する相手が近くにいるかどうかで決めているのでしょうか?・・・それともただ単に自分の好みで擬態する相手を変えているのでしょうか?・・・本人に聞いてみないとわからないですね。
モンハナシャコさんは派手に恐怖のクラッシャーハナ!(改)柏島
- ハナシャコ科に属するモンハナシャコさんは体長最大15cm程もあり打撃型シャコ類の中では最大です・・・体の色は青緑色から赤茶色でその他様々な色と模様を組み合わせられた鮮やかでカラフルで派手な生き物です・・・モンハナシャコさんの体には円形のような斑紋が網目状にありそれが名前の由来となったようです・・・巣穴から大きな目で私達を見ていますがモンハナシャコさんは「海のボクサー」という異名を持っています・・・驚異のパンチ力を持った怪力のシャコさんですがちょっと目つきが怖いですね・・・もしかして私を狙っているのでしょうか?

- モンハナシャコさんは捕脚肢といわれる前脚をものすごい高速で打ち出して相手を攻撃するのです・・・その威力はすごく魚や甲殻類や貝類などさまざまなものを壊して捕食します・・・普段は胸の下に折り畳まれている伝家の宝刀の捕脚肢をいざという時に勢いよく打ち出して相手を壊して食べるなんてさすがクラッシャーハナさんです・・・でもこのパンチは獲物を捕食するだけではなく仲間同士の縄張り争いの際にも使われるそうです・・・なんて凶暴な性格のモンハナシャコさんなのでしょうか?

- モンハナシャコさんのパンチは時速80kmに達しプロボクサーのパンチの約2倍と言われこれは銃弾の初速並みのスピードです・・・その威力は水中にキャビテーション気泡が生じるほどもあり一瞬にして周りの水は沸騰状態になるということです・・・そんな強力なパンチをモンハナシャコさんから受けたらどうなるでしょうか?・・・ガラス製の水槽が割れてしまったり人間が受けてしまったら簡単に爪を割られ下手をしたら指を骨折ということもあるたいへん危険なモンハナシャコさんなのです。

- モンハナシャコさんは昼行性で浅い海のサンゴ礁の破片に覆われた柔らかい堆積物のところに巣穴を掘って住んでいます・・・恐怖のクラッシャーハナさんですが自分が住んでいる巣穴に関しては神経質でいつも細かい破片で坑道の内壁を補強している働き者でもあります・・・サンゴ礁や砂底の巣穴からひょっこりと顔を覗かせているモンハナシャコさんは凶暴な性格であるとともに実は臆病でもあり通常はダイバーの姿を見るとさっと巣穴の奥に隠れてしまいます・・・でもこの目つき何か攻撃を仕掛けてきそうな雰囲気ですね・・・怪我をしないように気をつけましょう!!

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