ケラマ 総集編(ハ行-ヒ-1)diving-photo‐tsubuankun

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慎重派?いや臆病なだけ?ヒトスジギンポさんどっち? 

  • スズキ目イソギンポ科ニラミギンポ属のヒトスジギンポさんがきれいなサンゴさんの上で辺りの様子をソーっと伺っています・・・サンゴさんの一番高いところで堂々とではなくサンゴさんの陰にちょっと隠れながらあたりを遠慮がちに伺っていますね!・・・何か怖い生き物でも近くにいるのでしょうか?・・・もしかしてダイバー達に怯えているのでしょうか?・・・普段だったらサンゴさんの一番上で胸鰭を立てて堂々と辺りを伺っているのですが今回はちょっと怯えていてもの凄く警戒している様です・・・でもまわりではニセネッタイスズメダイさんのおちびさんやキンセンイシモチさんのおちびさん達も何しているんだろうという顔で見ていますね!・・・ヒトスジギンポさんちょっと心配し過ぎでは無いでしょうか?・・・おちびさん達に笑われてしまいますよ!
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  • そんなヒトスジギンポさんをアップで撮ってみましたがまだまだ子供のようですからきっと初めて一人で大冒険に出てきたのかもしれませんね・・・だから恐る恐る周りに危険な者はいないかと慎重に辺りを伺っているのでしょう・・・ヒトスジギンポさんのおちびさんこれから生き延びていくためには臆病なことは決して悪いことではありません・・・冒険と無謀は違いますからそこのところを常に意識しながらチャレンジは果敢にやってください・・・話は変わりますがヒトスジギンポさんが乗っているこのサンゴさん砂場の中でポツンと白くきれいに存在していましたがもしかしたら白化現象を起こして白くなっているのでしょうか?・・・周りのサンゴさんと比べると確かにちょっと白過ぎるような気もしますがいやサンゴさんは生きている!白化現象なんて起きてない!そう信じたい!
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  • こちらのヒトスジギンポさんは胸鰭を使ってすっくと立ちあがりしかもアンテナをピンと立て凛として遠くを見つめていますが何か想うところがあるのでしょうか?・・・もしかしてこのヒトスジギンポさん待ち合わせをしている恋人を「まだ来ないかなあ?早く来てくれないかなあ?」って待ちわびているのでしょうか?・・・それとも「お腹がすいたなあ!何処かに美味しそうな獲物がいないかなあ?」とでも思っているのでしょうか?・・・その理由はヒトスジギンポさんにしかわかりませんが表情からいろいろ想像するのは楽しいものです・・・本当はこのヒトスジギンポさんただ単にボーっとしているだけで何も考えていなかったりするかもしれません!・・・それはそれでこのヒトスジギンポさんも飄々としていて幸せですね・・・飄々としているとは考えや行動が世間の常識から離れ掴まえ所がないことですがポジティブに捉えれば人の眼を気にせず堂々と振舞い他人の評価に左右されず自分の考えや行動を貫き自分のペースで生きること・・・感情的に揺れず物事に動じず流行に縛られない臨機応変に対応でき柔軟で適応力があることですがネガティブに捉えると無責任でふらふらしていること、
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  • ヒトスジギンポさんはいつもこの写真の様に岩の上で胸鰭を立てて踏ん張っていますが危険を感じるとあっと言う間に岩穴の中に隠れてしまいます・・・ヒトスジギンポさんってボーっとしているようでなかなか素早い動きができる侮れない奴なんです・・・ヒトスジギンポさんは身体の下側が白色で体の中心部に黒色の縦帯がありそれよりも背側は茶色になっていて遠くから見るとツートンカラーに見えますが黄色い筋なども入っていてなかなかお洒落でもあるのです・・・ヒトスジギンポさんの頭には角のようなものが生えていて目はクリクリっとして黒色の帯が入ってますが顔は能面の様に平べったい印象で何ともクールな表情をしています・・・このようにクールな印象のヒトスジギンポさんですが興奮すると頭が黒色になるそうですよ。
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ヒトヅラハリセンボンさんのトゲトゲ風船凄い!

  • フグ目ハリセンボン科ハリセンボン属のヒトヅラハリセンボンさんは浅い岩礁域や珊瑚礁域で暮らしており通常昼間は岩やサンゴの影などでじっと息を潜めていますが夜になると捕食のためにウロウロと活動し始めます・・・ヒトヅラハリセンボンさんは意外と小さな口ですが歯は丈夫で貝類や甲殻類やウニなどをガリガリと噛み砕いて食べてしまいます・・・ヒトヅラハリセンボンさんはあまり泳ぎが得意でないと言うか他のお魚さんのように素早い動きはできないので貝類やウニなどであれば大丈夫ですね!・・・今も何かを見つけたようで愁いをうかべた大きな目でツンツクしながら食べようとしています・・・ヒトヅラハリセンボンさんの名前の由来は上から見た時の模様が人の顔のように見えたことから名付けられたそうです・・・この写真ではわかりずらいですが鰓蓋にある斑紋が人の目で背鰭付け根の斑紋が口で背中にある斑紋が鼻ということらしいです。
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  • 失礼ですが私にはあまり絵の上手でない人が書いた簡素な人面にしか見えませんがなんとなく人の顔のように見えますかねえ?・・・今度またヒトヅラハリセンボンさんに出会ったら上からよくよく鑑賞してみたいと思いますが思わず微笑んでしまうその人面はもしかしたら芸術なのかもしれませんね?・・・それにしてもヒトヅラハリセンボンさんは怒ると膨らみトゲトゲになりますが怒りとは何なのでしょうか?・・・人間は自分だけでなく大切なものを守るためにも怒りますが怒りは動物の防衛反応のひとつで自分を守るためのものです・・・ところで人間の怒りのきっかけは様々で複雑やっかいな感情です・・・そんな怒りにはデメリットもメリットもあり一番のデメリットは人間関係が悪くなることです・・・自分がいつも正しいと信じている人や神経質で細かいことが気になる人また自分を大きく見せたい人もすぐ怒りますのでこんな人からは距離を置くことが肝要です・・・怒りのメリットはより高み目指すモチベーションになりますし怒ることで自分の本気度が伝わることもあります・・・そんな怒りを上手にコントロールするには怒りを感じる最初の6秒をやり過ごすことまた怒りを数値化することでも冷静になれます・・・自分でコントロールできることに集中することが大切でコントロールできない事や重要でない事は放っておきましょう。
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  • ハリセンボンさんの中では大型の種類で50cm以上になるヒトヅラハリセンボンさんの身体には鱗が変化した鋭い棘がたくさんあり通常時は棘をたたんでいます・・・でも身の危険を感じると胃に大量の海水を飲みこんで体を膨らませ敵を驚かせたり敵に飲み込まれないようにイガグリ状態になるのです・・・このヒトヅラハリセンボンさんは私に対して身の危険を感じたのでしょうか?だんだん膨らみ始めました!・・・こんな凄い棘で刺されたらたまったものではないですね!・・・円らな大きな瞳で可愛いのに正に無敵のヒトヅラハリセンボンさん!何もしませんから安心してください・・・ちなみにヒトヅラハリセンボンさんは身体にいくつかの黒色斑がありますが黒い模様の周囲が白く縁どられていることでハリセンボンさんと見分けることができます。
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たいへんだあ!ヒトデヤドリエビさん逃げろ~! 

  • 黄色とオレンジの綺麗なコキアの丘の様な所を一生懸命歩いている小さなエビさんがいますが背中に一本の太い白い線を背負って体は宿主に似たオレンジ色をしています・・・「見つかってしまったかなあ?いやまだ見つかっていないかなあ?でもこっちをじっと見ている人がいる!やっぱり見つかってしまったんだ早く逃げなきゃ!」と必死に走って反対側に行こうとしているのはテナガエビ科ホンカクレエビ属のヒトデヤドリエビさんです・・・ヒトデヤドリエビさんはその名の通りマンジュウヒトデさんやアカヒトデさんやアオヒトデさんなどの陰に隠れて一緒に共生しているエビさんなのです・・・ヒトデヤドリエビさんは臆病なので見つかりそうになるとササっとヒトデさんの反対側に隠れてしまいますがソーっとひっくり返せばまた見ることができます・・・ヒトデヤドリエビさんは共生する宿主によって体の色を変え透明な個体や背中に白色の帯を持つ個体や濃い紫色に細かい点が散在しているものなどがいて違う種類かと思ってしまいますがどの個体も歩脚は透明です。
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  • ちなみにマンジュウヒトデさんは体長約20cm~30cm程に成長しますが腕が短くて丸っこい五角形のユニークな形をしています・・・英名でクッションスターと呼ばれていてこの呼び名は洋裁に使うピンクッションから来ているのだそうですが体の表面には粒粒の突起が無数に散らばっていて拡大すると上の写真の様にコキアの丘という感じです・・・色はオレンジ・赤・グレー・緑・青・紫等さまざまで住んでいる環境に合わせて様々な色や模様をしていますのでヒトデヤドリエビさんと一緒ですね・・・またアカヒトデさんは名前の通り全身が赤いヒトデさんで平べったい体に5本の細めの足を持っていて再生力が異常に強く中枢神経さえ無事なら腕の1本や2本取れても簡単に再生することができるそうです・・・すごい生命力だと思いますが人間にこの再生力を活用できないものでしょうか?・・・それからアカヒトデさんは貝を食べて生活をしているのですが時々アカヒトデヤドリニナという貝に寄生されていることがあります・・・ この貝はアカヒトデさんの体液を吸って生きており腕の中などに隠れているそうですが怖いですねえ・・・貝を食べているのに同じ貝に寄生されて体液を吸われるなんて皮肉にも弱肉強食の世界です。
  • ヒトデさんと一緒に暮らしているヒトデヤドリエビさんはヒトデさんの裏側に潜んでいますのでゆっくりゆっくり焦らずにそっとひっくり返せばヒトデヤドリエビさんをびっくりさせず反対側にすっと隠れてしまうことも無いでしょう・・・それにヒトデヤドリエビさんはとても小さいのですが結構動きが早くピュンピュンピュンと動きまわりますのでピントを合わせようと思ったらもうそこにいないということもしょっちゅうでした・・・本当に撮影しづらいエビさんで「ヒトデヤドリエビさんお願いだから動かないで!」と祈りながらシャッターを押していました・・・それからエビさんの背景になっているヒトデさんですが形が嫌いな人もいるかもしれませんが近くで見るとこんなにきれいなのでこの写真の美しさを見ればもう少しヒトデさんに近づいて見てみようと思うかもしれませんね。

ヒメゴンベさんの背中の小さなトゲトゲかわいい!

  • ヒメゴンベさんは潮通しの良い場所を好みよくサンゴのうえに座るようにじっとして目をキョロキョロさせています・・・ヒメゴンベさんは体長8cm程度のかわいいゴンベさんですがゴンベさんの仲間としては体長に対して体高が低くスリムな感じで所謂スリムマッチョさんです・・・ゴンベさんの由来となった背鰭の棘には数本の糸状突起があって背鰭や体側には明瞭な暗色~暗赤色の斑が並ぶようにしてあります・・・ゴンベ科には12属33種が認められていてたくさんの種類がいますがその中でもヒメゴンベさんはミナミゴンベさんとよく似ています・・・ミナミゴンベさんの体長は12cmほどで体に多数の赤色斑があり一見ヒメゴンベさんによく似ていますがミナミゴンベさんには尾鰭に赤色斑がないのです・・・ヒメゴンベさんには尾鰭にも赤色斑が入るのでちょっとした違いですが大きな違いでここを意識して見ればすぐに見分けがつきます・・・写真のヒメゴンベさんも尾鰭にきれいな赤の斑点が散らばっていますよね・・・ゴンベさんの仲間は岩やサンゴの上から周りを見渡している様子が鷹が空から獲物を探す姿に似ていることから英名で「Hawkfish」と呼ばれています・・・かっこいい名前です。

牙が鋭すぎるヒレオビウツボさんがびっくりした? 

  • 「お前は誰だ!ここは俺様の大切な住処だぞ!邪魔する奴は咬みつくぞ!」って穴の中から臨戦態勢で脅しをかけているのはちょっと小さめのウナギ目ウツボ科ウツボ属のヒレオビウツボさんです・・・それにしてもこのヒレオビウツボさんの前歯がまるでクリスタルの様に綺麗に光っていてものすごく鋭くなっていますね・・・小さなヒレオビウツボさんですがこんな立派な牙に咬まれたらと思うと不用意に近づけないですね!・・・それにヒレオビウツボさんの眼も透明のドームに覆われた夜空に輝く三日月の様でずっと見ていると吸い込まれそうな美しさがあり何故だかこの眼に命の強さを感じます・・・ピントが合っていませんが鼻のところにある2本の髭といいちょっと細長く突き出た口といいなかなかいい表情をしているヒレオビウツボさんです。
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  • ヒレオビウツボさんは眼の後方に白い2本の帯があるのが特徴で体長は50cm程度と比較的小さなウツボさんですがこのヒレオビウツボさんは結構臆病なウツボさんで穴からあまり乗り出すこともなくちょこっとだけ顔を出して周りの様子を伺っています・・・鋭い牙で私に脅しをかけているのかと思っていましたがもしかしたら「大きな変な生き物が近づいてきた!どうしよう助けてえ!」って叫んでいたのかもしれませんね・・・そう考えると確かにこのヒレオビウツボさん「あ!やばい!怖い人間に見つかった!」ってびっくりしている表情にも見えてきました・・・目の表情といい口の開け方といい脅しというよりはびっくりしていると言った方が自分にはしっくりきてなんだか可愛くなってきました・・・なんとも不思議な感覚です。
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  • ヒレオビウツボさんは体側に不明瞭な横帯があり小型種のミナミウツボさんと似ていますが眼の後方に明瞭な2本の白色の帯があることと背鰭と臀鰭に帯をもつことが特徴でそれによって区別ができます・・・ミナミウツボさんは吻と眼下部が白く縁取られていますが眼の後方に明瞭な白色帯がなく背鰭と臀鰭にも明瞭な帯がありません・・・このウツボさんも眼の後ろに確かに2本の白色の帯がありますからヒレオビウツボさんですね・・・小さめのウツボさんなのですがいっちょまえに立派な2本の鼻ひげ?を伸ばして「んがッ!」と口を広げて私に脅しをかけていますが目がちょっと純情そうで可愛いウツボさんです・・・ヒレオビウツボさんは比較的臆病なのですが他のウツボさんと違い結構活動的で暗い岩陰や穴の中に潜んでばかりではなくいろいろなところへ移動するそうです。

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