海中で遭遇!湧き上がる巨大な壁の正体は?ミナミイスズミさんの完璧な生存戦略! イスズミ 小笠原 diving-photo-tsubuankun

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似て非なる楕円の群れ!イスズミ・メジナ・ニザダイさん! 小笠原

  • ミナミイスズミさんが気持ちよさそうに群れを作って泳いでいますがミナミイスズミさんが大きな群れを作る理由やその生態には厳しい野生の海を生き抜くための賢い戦略が隠されています・・・まず群れを作る主な理由は捕食者から身を守るためで1匹だけで泳いでいると大型の回遊魚(ロウニンアジさん・マグロさん・サメさんなど)に標的にされやすくなります・・・しかし何十匹・何百匹という塊で動くことで天敵は視覚的にどの1匹に狙いを定めるべきか迷ってしまい攻撃の成功率が下がってしまうのです・・・また1匹で周囲を警戒するよりも数百匹の目が一度に周囲を監視する方が天敵の接近にいち早く気づくことができ群れの誰か1匹でも危険を察知して逃げればその動きが波及して群れ全体が瞬時に逃げ切ることができるのです・・・賢いですよね!
  • 群れを作る次の理由は餌を効率よく食べるためで浅いサンゴ礁や岩礁域には藻類を主食とする他のお魚さん(スズメダイさんの仲間やニザダイさんの仲間など)が独自の縄張りを作って見張っています・・・ミナミイスズミさんのように体が大きくさらに大群で一気にそのエリアへ押し寄せることで他のお魚さんの縄張り防衛を無効化しみんなで安全に海藻をむしり取って食べることができるからです・・・ちょっと大きな体をしたミナミイスズミさんが多勢に無勢で縄張りを奪い取るなんていい感じはしませんが弱肉強食の世界ですから仕方のないことです・・・最後の理由は水流の抵抗を減らして体力を温存するためで鳥がV字の隊列を組んで飛ぶのと同じようにお魚さんも群れで泳ぐことで前を泳ぐお魚さんが作った水流を利用して後ろのお魚さんが少ないエネルギーで楽に泳ぐことができます・・・このスリップストリーム効果により常に流れがある外洋に面した岩礁域でも体力を消耗せずに長距離を移動したり留まったりすることができるのです。
  • それからミナミイスズミさんと非常によく似たがっしり体型の楕円形の群れを作るお魚さんにメジナさんやニザダイさんがいます・・・シルエットや泳ぎ方がそっくりなため遠目では迷いやすいですが少し接近した際に見る決定的なワンポイントで簡単に見分けることができます・・・まずはミナミイスズミさんですが口元が少し前に尖っていて全体的に白っぽいグレーや青みを帯び尾鰭の後縁はゆるやかにくぼみうっすらと細い縦縞模様があります・・・メジナさんは目が鮮やかなブルー(サファイア色)に光り体色は黒〜濃いエメラルドグリーンで尾鰭の後縁はほぼ真っ直ぐになっていて体全体が一番黒っぽく見えます・・・ニザダイさんはサンノジさんとも呼ばれ尾の付け根に黒いノコギリの突起が並び頭部が丸く張り出していて尾鰭の付け根に3〜4個の黒い斑点がありこれがサンノジさん名前の由来となっています・・・まとめるとミナミイスズミさんは顔を横から見ると口元が鳥のクチバシのように少しツンと尖っていて体には細い縦縞模様が見えメジナさんは驚くほど目が青く輝いて見え全体的に丸っこく尾鰭の角がカチッと四角い印象を与えニザダイさんは尾鰭の付け根にハッキリとした黒いドットが並んでいます。

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