美しすぎるハンターで!ハナミノカサゴさんの生態! 小笠原

- ちょっと暗い岩陰を優雅に泳いでいるのは美しい鰭と強い毒を持つフサカサゴ科ミノカサゴ属に属するハナミノカサゴさんではないでしょうか?・・・ハナミノカサゴさんは扇のように広がる大きな胸鰭と赤と白の縞模様が特徴で近縁種のミノカサゴさんと酷似していますが尾鰭に明瞭な黒い斑点があることで見分けられます・・・ハナミノカサゴさんは太平洋やインド洋の岩礁域やサンゴ礁に生息していて日本では南日本の沿岸でよく見られます・・・ハナミノカサゴさんは背鰭・腹鰭・臀鰭の棘に強い神経毒を持っていて刺されると人が死亡する例は極めて稀ですが激しい劇痛に襲われ患部が大きく腫れ上がります・・・重症化すると嘔吐・頭痛・呼吸困難・麻痺などの全身症状を引き起こすことがありますのでもしもハナミノカサゴさんに刺されてしまったらまずは傷口を確認し棘が残っていれば慎重に抜きそして40〜45℃前後の後の火傷しない程度のお湯に30〜90分ほど患部を浸しましょう・・・ハナミノカサゴさんの毒の主成分はタンパク質で熱に弱いため痛みが和らぎますが例え痛みが引いても二次感染や症状悪化を防ぐために皮膚科や救急外来を受診してください。

- ハナミノカサゴさんは夜行性の傾向があり昼間は岩陰や洞窟の天井に逆さに張り付いてじっとしていることが多いのですが夕方から夜間にかけて活発に動き回り狩りを始めます・・・ハナミノカサゴさんは基本的には単独で生活しますが繁殖期になると複数の個体が集まることがあります・・・ハナミノカサゴさんの派手な縞模様はサンゴ礁や海藻の間では一種の迷彩として機能しますが同時に敵に対して「私は毒を持っているよ!」ということを知らせる警告色でもあります・・・ハナミノカサゴさんは非常にのんびりとした性格で自分から積極的に人間に襲いかかることはありませんが縄張り意識や警戒心が強く危険を感じると背鰭の棘を相手に向けて威嚇してきますので絶対に触らず一定の距離を保ってその美しい舞を観察するのが安全です・・・そして実はハナミノカサゴさんはその優雅な見た目に反して非常に大食漢で効率的なハンターなのです・・・ハナミノカサゴさんは大きな胸鰭を団扇のように広げ獲物を岩壁や隅にじわじわと追い詰め獲物との距離が縮まると口を瞬間的に大きく開け周囲の水ごと一瞬で吸い込みます・・・そのスピードは人間の目では捉えきれないほど一瞬でしかも泳ぐ際に胸鰭から微細な水流を発生させ獲物の側線感覚を狂わせて逃げ道を失わせるとも言われています。

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