海底の重戦車!100キロ超えのマダラエイさん!1時間微動だにしない吸盤での底張り付き! エイ 小笠原 diving-photo-tsubuankun

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サソリの尾を持つ巨大魚!マダラエイさん! 小笠原

  • 砂地の上で寝そべって座布団のようにのんびりしているのはトビエイ目アカエイ科マダラエイ属に分類される世界最大級のエイさんの一種マダラエイさんではないでしょうか?・・・遠くからではよくわかりませんが灰色や黒色の地肌の背面に散らばる美しい明瞭な白黒のまだら模様と圧倒的な巨体が特徴でダイバーや釣り人の間で非常に人気があります・・・マダラエイさんの肉厚で非常にがっしりとした巨大な体躯は1.8m〜2m近くに達しなんと体重は100kgを超えることもあります・・・多くのエイさんはダイバーが近づいても逃げるか無視しますが実はマダラエイさんはアカエイ科の中でも特に気性が荒い個体がいることでも知られています・・・ダイバーが不用意に近づきすぎると逃げるのではなく尾をサソリのように前方に大きく振り上げて威嚇のポーズをとることがあります。
  • この状態のときのマダラエイさんは非常に興奮しているため絶対に近づいてはいけません・・・マダラエイさんの尾には大きく鋭い毒針があり性格は基本的におとなしいのですが刺激すると尾を激しく振り回しますので誤って刺されると命に関わる極めて危険な毒をもっているのです・・・このマダラエイさんの毒針は結構大きくて鋭いとげなのでちょっと怖いですね!・・・それからエイさんといえば砂泥の底に潜むイメージが強いのですがマダラエイさんはゴロタ場やサンゴ礁の岩陰を好みます・・・またマダラエイさんは夜行性の捕食者で昼間は岩陰や狭い岩の隙間に巨体をねじ込み身を潜めて眠っていますが夜になると活発に動き回って岩場を回遊し強靭なハサミのような平らな歯でカニや貝の硬い殻をバリバリと噛み砕いて貪り食います。
  • マダラエイさんは太平洋からインド洋の熱帯・亜熱帯の温かい海に広く分布していて日本国内では南日本の太平洋岸・伊豆諸島・小笠原諸島・琉球列島などの岩礁域やサンゴ礁の砂底に生息しています・・・マダラエイさんに似ているエイさんとしては同じ大型のアカエイ科であるホシエイさんや名前や模様が似ていてよく混同されるマダラトビエイさんなどが挙げられますがマダラエイさんとの共通点と違いのポイントを列挙してみます・・・ホシエイさんは最も姿やサイズがマダラエイさんに似ているアカエイ科のエイさんで体色が全体的に黒〜暗褐色をしており背中に星のような小さな白い斑点が並んでいますがマダラエイさんほどまだら模様がクッキリしていません・・・またマダラエイさんの目の後ろに模様はなくすっきりしていて成長しても全身の美しい白黒のまだら模様はクッキリ残りますがホシエイさんの目のすぐ後ろには名前の由来である白い小さな斑点が星のように並んでいて成長するにつれて背中全体の模様が薄くなりただの真っ黒な巨大エイさんに見えるようになります。
  • マダラトビエイさんは名前と背中の白い斑点模様が非常に酷似していますが体の構造や泳ぎ方は全く異なります・・・マダラトビエイさんは鳥のように海中を羽ばたいてスイスイ泳ぎ頭部が鳥のくちばしのように前に突き出ているのが特徴です・・・その他にヤッコエイさんも体の形やシルエットがマダラエイさんに似ていますがヤッコエイさんはサイズが50cm前後と圧倒的に小さいため巨体のマダラエイさんとは一目でサイズ差が分かります・・・またヒョウモンオトメエイさんの体は美しいヒョウ柄模様を持つ大型のエイさんでマダラエイさんよりも網目状に細かい模様をしています・・・ヒョウモンオトメエイさんもアカエイ科に属するエイさんの一種で太平洋西部とインド洋の熱帯・亜熱帯海域に広く分布しており水深70 m未満の沿岸部の砂地に生息し体盤は菱形で幅は1.8 mに達し吻は尖り尾は鞭状で細長くなっています・・・それからウシエイさんはマダラエイさんと同じく2m近くになる超大型のアカエイさんの仲間ですがウシエイさんは模様がなく全体的に黒っぽい体色をしています。
  • 上の2枚の写真はトビエイさんが泳いでいる所のようですが数ある大物釣りの中でもトップクラスに過酷な100kg超えのマダラエイさんとの闘いの理由はエイさん特有の張り付きにあります・・・マダラエイさんがヒットした瞬間は強烈なパワーで疾走しますが本番はここからでマダラエイさんは危険を察知すると2m近い巨体を海底の砂地や岩盤にペタリと張り付かせるのです・・・こうなると人間がいくら竿を引いてもピクリとも動きません・・・マダラエイさんに張り付かれたらラインを張ったままマダラエイさんが再び動き出すのを待つか人間の力で強引に引き剥がすしかありません・・・成人男性がフルパワーで竿を煽り続けじりじりと体力を奪われる文字通りの肉力戦となりファイトが1〜2時間に及ぶこともザラなのです・・・確かにダイビング中にマダラエイさんはよく岩にへばりついている所を見かけますが何をしているのだろうと不思議に思っていました。
  • マダラエイさんは夜行性で夜になるとエサを求めて岸近くの浅場や岩礁帯を回遊してきますので釣り方は仕掛けを海底に沈めて待つぶっ込み釣りです・・・マダラエイさんが仕掛けの周りをグルグルと泳ぎその巨体が糸に触れるたびにツンツンと竿先に緊張感のあるアタリが出ますが鰭が糸に触れて警戒されないようハリスをあえて2.5m以上と長めにして違和感なく食い込ませるなど高度な心理戦が繰り広げられます・・・1時間の死闘を制してマダラエイさんを足元まで寄せたとしても堤防や磯の上から100kgの巨体を引き上げるのは不可能なので通常は水面まで寄せてから大きな引っ掛け針を複数人がかりで打ち総出で引き揚げますがここで注意しなければならないのが尾にある猛毒の棘です・・・陸に上げられたマダラエイさんは最後の抵抗として長い尾を激しく振り回しますので細心の注意を払って即座に安全な処理を行わなければなりません。

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