卵を大切の守るアカイセビさんのメスもいたよ! 小笠原

- 沈潜の砲台跡の様な所に鎮座していたのはイセエビ科イセエビ属に属する大型のエビさんであるアカイセエビさんではないでしょうか?・・・アカイセエビさんはかつては近縁のカノコイセエビさんと同種として扱われていましたが2005年に形態のわずかな差だけでなくDNA解析でも明確に異なる新種として正式に記載されました・・・さすが絶海の孤島である小笠原には新種がいろいろとたくさんいますね・・・アカイセエビさんは主に小笠原諸島周辺の海域に生息する貴重な種類ですが通常のイセエビさんやカノコイセエビさんとの違いのひとつに歩脚の色と模様があります・・・アカイセエビさんは10本の歩脚の各関節部が鮮やかな橙色をしておりそれ以外の部分は青紫色を帯びていますがカノコイセエビさんは全体に白い斑点や縦の線が入っています。


- アカイセエビさんの細い第1触角はちょっとわかりづらいですがカノコイセエビさんのような白と茶色の鮮やかな縞模様は無く全体が茶褐色でカノコイセエビさんのような縞模様はありません・・・それからアカイセエビさんの腹部の背中の白い斑点模様ですがやや大型で数が比較的少ないのに対してカノコイセエビさんは細かく明瞭な斑点が密に散らばっています・・・そして目と目の間にある額角というところはアカイセエビさんは突起がやや丸みを帯びていますがカノコイセエビさんの額角は突起が鋭く尖っています・・・基本小笠原諸島で見かけるイセエビさんはアカイセエビさんだと思いますが違いますかね?・・・アカイセエビさんの体長は通常40cmほどですが大型の個体になると全長1m・体重3kgを超える巨体に成長し他のイセエビ類と比べても圧倒的な重厚感とボリュームを持ちます・・・超巨大なアカイセエビさんも見たことはありますが1mを超えるアカイセエビさんって凄すぎませんか?

- オスとメスの見分け方は一番後ろの第5歩脚の先ですがオスは通常通りの尖った脚の先をしていますがメスは小さなハサミ状になっていてこれはお腹に抱えた卵のゴミを取り除いたり世話をしたりするために発達したものだそうです・・・それから泳ぐときに使う一対の小さな鰭=腹肢の形ですがオスは鰭が1枚で小さくすっきりとした形をしていますがメスは鰭が2枚で大きくうちわ状をしています・・・これは卵を産み落とした際に卵をしっかりと抱え込んで守るために非常に大きく面積が広くなっているのだそうです・・・その他にオスは第1歩脚のハサミや全体の脚が長く太くいのですがこれはメスをめぐる闘争や交尾の際につかまえるために前脚が発達しているのです・・・またメスは大量の卵を抱えるスペースを確保するためお腹の幅が広くオスのスマートな体型に比べてお腹が横に広がって下半身にボリュームがあります。



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