縦帯の秘密が気になるリュウキュウヤライイシモチさん! 小笠原

- サンゴの隙間からこちらの様子を伺っているのは体側に8本の細い暗褐色の縦帯が走るリュウキュウヤライイシモチさんではないでしょうか?・・・リュウキュウヤライイシモチさんの帯の幅は帯間より広く8本の縦帯はただの模様ではなくサンゴ礁の影に溶け込むためのカモフラージュ効果があるそうです・・・特に枝サンゴの隙間でホバリングする際に縦のラインが背景の影と一致しやすいようになっていますが夜間は縦帯がやや薄く見えることがあるそうです・・・リュウキュウヤライイシモチさんは大きな犬歯状の歯が上下顎に発達しており前鰓蓋骨の後縁が鋸歯状になっています・・・リュウキュウヤライイシモチさんの犬歯が大きい理由はテンジクダイ類の中でも特に強い捕食性にあり小魚を丸呑みする際逃げられないように噛み止める役割があるそうです。

- リュウキュウヤライイシモチさんの体長は最大20cm前後の比較的大型のテンジクダイさんですが水中でも結構存在感のあるリュウキュウヤライイシモチさんです・・・リュウキュウヤライイシモチさんの幼魚の尾柄中央には黒色斑がありこれは仲間同士の距離感を保つための視覚信号と考えられていますが成長とともに薄くなるのは成魚が単独行動に移るためだそうです・・・昼は穴・割れ目・サンゴの影でじっとホバリングしているリュウキュウヤライイシモチさんですが夜は外に出て小魚・エビ・カニ類を積極的に捕食します・・・テンジクダイ類は夜行性が多いのですがリュウキュウヤライイシモチさんは特に行動のメリハリが強いようです・・・それからリュウキュウヤライイシモチさんは同じ場所に長期間居ついておりダイバーが近づいても一定距離を保ちながら同じ位置に戻りますがこれは縄張り意識が強い種の特徴だそうです。

- それからテンジクダイ類は口内保育が有名でリュウキュウヤライイシモチさんもご多分に漏れず産卵期に雌雄がペアを形成し放卵・放精後に雄が卵塊を口に含んで保育します・・・この写真のリュウキュウヤライイシモチさんも口が膨らんでいますので口内飼育中のようですが口内保育期間は8〜10日でダイバーにとっては観察しがいのある行動です・・・リュウキュウヤライイシモチさんの雄が卵を守る理由は卵は外敵に弱く岩陰に産みつけても捕食されやすいため口内保育にすることで生存率を最大化する戦略なのです・・・口内保育中のリュウキュウヤライイシモチさんの雄は食事をほぼしないため痩せ細り顎はパンパンに膨らんで口を完全に閉じられず呼吸が浅くなるそうです・・・かなり厳しい状況ですが子供を守るために必死なんですね。
お疲れ気味のリュウキュウヤライイシモチさん! 2024 小笠原
- 何か疲れた様子でこちらを伺っているのはスズキ目テンジクダイ科ヤライイシモチ属のリュウキュウヤライイシモチさんだと思います?・・・第一背鰭を元気なくひょろんとたたんでいますが最近の異常気象で心身ともに疲れてしまったのでしょうか?・・・それとも何か悩み事でもあるのでしょうか?・・・よくわかりませんがどうも疲れているように見えるのはもしかしたら私が疲れているからなのでしょうか?・・・疲れた時は自然の中で羽を伸ばし自然から英気をもらうのが一番ですね・・・そんな事はさておきリュウキュウヤライイシモチさんはサンゴ礁や岩礁域で暮らしていて岩棚やサンゴの奥など暗がりで単独でじっと浮かんでいる事が良くあります。

- リュウキュウヤライイシモチさんはテンジクダイ科の中では大型種で身体の色は褐色で体側の白い縦縞はギザギザではっきりしません・・・またリュウキュウヤライイシモチさんは尾柄部に黒色の斑紋を持っていて成長に従いぼやけてくるそうですがこの写真では尾柄部が写っていないのでよくわかりません・・・幼魚の頃は尾柄部にはっきりした黒色の帯を持ち頭部は黄色くなっていて大人と違って可愛いそうです・・・リュウキュウヤライイシモチさんはスダレヤライイシモチさんに似ていますがスダレヤライイシモチさんの尾鰭上下は黒く縁取られ尾柄部はぼやけたような白色で黒色の斑紋はありません・・・スダレヤライイシモチさんの体側には8本の縦帯があり縦帯は太いものと細いものが交互にありますがリュウキュウヤライイシモチさんとの判別は難しいです・・・何はともあれ大事な尾柄部をちゃんと写さないと駄目ですね。
リュウキュウヤライイシモチさんが口内保育してます! 小笠原
- あなたはスズキ目テンジクダイ科のリュウキュウヤライイシモチさんで間違いないですよね?・・・ヤライイシモチさんの仲間は大きな犬歯状歯が発達していて体側には約8本の黒色縦帯がありますが確かに写真のお魚さんもそれくらいの縦帯があります・・・また幼魚の頃は尾柄部に黒色斑がありますが成長するとその形状は不明瞭になるそうで写真のお魚さんも微妙に残っていますね・・・リュウキュウヤライイシモチさんは尾鰭上・下葉は淡色で縁取られていて体長は17cm程度に達する大型種です・・・一般にテンジクダイ類は群れて生活しているものが多いのですが産卵期にはつがいになった2匹が群れを離れて遊泳します・・・離れた2匹は岩礁や造礁サンゴの周辺で縄張りを持ち産卵までの7日~10日間一緒に仲良く過ごします。

- テンジクダイ類の雌が1回に産む卵の数は6千~2万と言われていてかなり小さいのですが粘着糸で繋がっていて直径15mmくらいの卵塊状になっています・・・雄は放精後すぐに向きを変え卵塊を自分の口腔内に受け入れ口内保育に入ります・・・口内保育の期間は8日~10日で雄は単独で岩陰などで行いその間は餌をとらないそうです・・・写真のリュウキュウヤライイシモチさんも口が膨らんでいます・・・と言うことは現在口内保育中ということですね・・・お腹が空いているでしょうけど無事孵化してかわいい子供たちが見れるまで頑張ってください・・・リュウキュウヤライイシモチさんの眼付きが真剣ですがヨスジフエダイさんやノコギリダイさんが狙ってるからでしょうか?

海の宝石!本当にリュウモンイロウミウシさん? 小笠原

- ウミウシさんはバリエーションが豊富でいつも迷ってしまいますがこの方はインド太平洋の熱帯・温帯域に広く分布するイロウミウシ科アオウミウシ属のリュウモンイロウミウシウミウシさんではないでしょうか?・・・リュウモンイロウミウシウミウシさんは体長1cm〜4cmほどの小型〜中型のウミウシですがその特徴は乳白色の背面に水の流れた跡のような黒〜暗青色の不規則な縦線が入る流紋模様が最大の特徴でこれが和名の由来にもなっています・・・リュウモンイロウミウシウミウシさんの外套膜は鮮やかな青色や青紫色で縁取られそのすぐ内側には黄色〜山吹色の色帯が走ります・・・リュウモンイロウミウシウミウシさんの頭部にある2本の触角は橙色〜赤色をしていてお尻側にあるフサフサした鰓は地色が白く縁が橙黄色になります・・・ 日本では本州の太平洋側から日本海側さらには沖縄や奄美大島などの南西諸島まで広く観察されていて浅い岩礁域やサンゴ礁を好む人気のある海の宝石の一種です。

- リュウモンイロウミウシさんによく似た背面が白地に黒〜青色の縦線が入る近似種クロスジウミウシさんやシライトウミウシさんなどの最も確実な見分け方は外套膜の色の組み合わせに注目することです・・・一見すると複雑な模様ですがフチの配色パターンさえ覚えればダイビング中でも簡単に識別できるそうです・・・本当かな?・・・リュウモンイロウミウシさんは内側が黄色で一番外側が青〜紫色をしており背面は黒〜暗青色の線が水の流れた跡のように直線的ではなく迷路のように複雑に折れ曲がったり二股に分かれたり不規則にうねったり繋がったりしています・・・クロスジウミウシさんは一番外側が黄色のみでリュウモンイロウミウシさんにあるような青色は無く背面は白い体に対して黒い縦線が比較的まっすぐ綺麗に数本入っていて全体的にシャープな印象を受けます・・・シライトウミウシさんは内側が黄色で一番外側が白色をしており背面は黒い縦線が3本入りますが線が乱れたり途切れたりしやすいようです・・・写真のあなたは外套膜の一番外側が青〜紫色をしているように見えませんが本当にリュウモンイロウミウシさんで間違いないですか?


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