小笠原総集編(ラ行) diving-photo‐tsubuankun

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縦帯の秘密が気になるリュウキュウヤライイシモチさん! 小笠原

  • サンゴの隙間からこちらの様子を伺っているのは体側に8本の細い暗褐色の縦帯が走るリュウキュウヤライイシモチさんではないでしょうか?・・・リュウキュウヤライイシモチさんの帯の幅は帯間より広く8本の縦帯はただの模様ではなくサンゴ礁の影に溶け込むためのカモフラージュ効果があるそうです・・・特に枝サンゴの隙間でホバリングする際に縦のラインが背景の影と一致しやすいようになっていますが夜間は縦帯がやや薄く見えることがあるそうです・・・リュウキュウヤライイシモチさんは大きな犬歯状の歯が上下顎に発達しており前鰓蓋骨の後縁が鋸歯状になっています・・・リュウキュウヤライイシモチさんの犬歯が大きい理由はテンジクダイ類の中でも特に強い捕食性にあり小魚を丸呑みする際逃げられないように噛み止める役割があるそうです。
  • リュウキュウヤライイシモチさんの体長は最大20cm前後の比較的大型のテンジクダイさんですが水中でも結構存在感のあるリュウキュウヤライイシモチさんです・・・リュウキュウヤライイシモチさんの幼魚の尾柄中央には黒色斑がありこれは仲間同士の距離感を保つための視覚信号と考えられていますが成長とともに薄くなるのは成魚が単独行動に移るためだそうです・・・昼は穴・割れ目・サンゴの影でじっとホバリングしているリュウキュウヤライイシモチさんですが夜は外に出て小魚・エビ・カニ類を積極的に捕食します・・・テンジクダイ類は夜行性が多いのですがリュウキュウヤライイシモチさんは特に行動のメリハリが強いようです・・・それからリュウキュウヤライイシモチさんは同じ場所に長期間居ついておりダイバーが近づいても一定距離を保ちながら同じ位置に戻りますがこれは縄張り意識が強い種の特徴だそうです。
  • それからテンジクダイ類は口内保育が有名でリュウキュウヤライイシモチさんもご多分に漏れず産卵期に雌雄がペアを形成し放卵・放精後に雄が卵塊を口に含んで保育します・・・この写真のリュウキュウヤライイシモチさんも口が膨らんでいますので口内飼育中のようですが口内保育期間は8〜10日でダイバーにとっては観察しがいのある行動です・・・リュウキュウヤライイシモチさんの雄が卵を守る理由は卵は外敵に弱く岩陰に産みつけても捕食されやすいため口内保育にすることで生存率を最大化する戦略なのです・・・口内保育中のリュウキュウヤライイシモチさんの雄は食事をほぼしないため痩せ細り顎はパンパンに膨らんで口を完全に閉じられず呼吸が浅くなるそうです・・・かなり厳しい状況ですが子供を守るために必死なんですね。

リュウキュウヤライイシモチさんが口内保育してます 

  • あなたはスズキ目テンジクダイ科のリュウキュウヤライイシモチさんで間違いないですよね?・・・ヤライイシモチさんの仲間は大きな犬歯状歯が発達していて体側には約8本の黒色縦帯がありますが確かに写真のお魚さんもそれくらいの縦帯があります・・・また幼魚の頃は尾柄部に黒色斑がありますが成長するとその形状は不明瞭になるそうで写真のお魚さんも微妙に残っていますね・・・リュウキュウヤライイシモチさんは尾鰭上・下葉は淡色で縁取られていて体長は17cm程度に達する大型種です・・・一般にテンジクダイ類は群れて生活しているものが多いのですが産卵期にはつがいになった2匹が群れを離れて遊泳します・・・離れた2匹は岩礁や造礁サンゴの周辺で縄張りを持ち産卵までの7日~10日間一緒に仲良く過ごします。
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  • テンジクダイ類の雌が1回に産む卵の数は6千~2万と言われていてかなり小さいのですが粘着糸で繋がっていて直径15mmくらいの卵塊状になっています・・・雄は放精後すぐに向きを変え卵塊を自分の口腔内に受け入れ口内保育に入ります・・・口内保育の期間は8日~10日で雄は単独で岩陰などで行いその間は餌をとらないそうです・・・写真のリュウキュウヤライイシモチさんも口が膨らんでいます・・・と言うことは現在口内保育中ということですね・・・お腹が空いているでしょうけど無事孵化してかわいい子供たちが見れるまで頑張ってください・・・リュウキュウヤライイシモチさんの眼付きが真剣ですがヨスジフエダイさんやノコギリダイさんが狙ってるからでしょうか?
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海の宝石!本当にリュウモンイロウミウシさん? 小笠原

  • ウミウシさんはバリエーションが豊富でいつも迷ってしまいますがこの方はインド太平洋の熱帯・温帯域に広く分布するイロウミウシ科アオウミウシ属のリュウモンイロウミウシウミウシさんではないでしょうか?・・・リュウモンイロウミウシウミウシさんは体長1cm〜4cmほどの小型〜中型のウミウシですがその特徴は乳白色の背面に水の流れた跡のような黒〜暗青色の不規則な縦線が入る流紋模様が最大の特徴でこれが和名の由来にもなっています・・・リュウモンイロウミウシウミウシさんの外套膜は鮮やかな青色や青紫色で縁取られそのすぐ内側には黄色〜山吹色の色帯が走ります・・・リュウモンイロウミウシウミウシさんの頭部にある2本の触角は橙色〜赤色をしていてお尻側にあるフサフサした鰓は地色が白く縁が橙黄色になります・・・ 日本では本州の太平洋側から日本海側さらには沖縄や奄美大島などの南西諸島まで広く観察されていて浅い岩礁域やサンゴ礁を好む人気のある海の宝石の一種です。
  • リュウモンイロウミウシさんによく似た背面が白地に黒〜青色の縦線が入る近似種クロスジウミウシさんやシライトウミウシさんなどの最も確実な見分け方は外套膜の色の組み合わせに注目することです・・・一見すると複雑な模様ですがフチの配色パターンさえ覚えればダイビング中でも簡単に識別できるそうです・・・本当かな?・・・リュウモンイロウミウシさんは内側が黄色で一番外側が青〜紫色をしており背面は黒〜暗青色の線が水の流れた跡のように直線的ではなく迷路のように複雑に折れ曲がったり二股に分かれたり不規則にうねったり繋がったりしています・・・クロスジウミウシさんは一番外側が黄色のみでリュウモンイロウミウシさんにあるような青色は無く背面は白い体に対して黒い縦線が比較的まっすぐ綺麗に数本入っていて全体的にシャープな印象を受けます・・・シライトウミウシさんは内側が黄色で一番外側が白色をしており背面は黒い縦線が3本入りますが線が乱れたり途切れたりしやすいようです・・・写真のあなたは外套膜の一番外側が青〜紫色をしているように見えませんが本当にリュウモンイロウミウシさんで間違いないですか?

ルリメイシガキスズメダイさんは口をとがらせて何を想う? 

  • スズキ目スズメダイ科のルリメイシガキスズメダイさんはイシガキスズメダイさんによく似ていますが背ビレの黒色斑はなく体にある黒色横帯の幅が広いことそれから眼の虹彩が青いことで区別できます・・・でもごく稀にこの黒色横帯がないルリメイシガキスズメダイさんもいるそうなのでちょっと困ってしまいますね・・・体の色はうすい黄色で眼が名前の通りきれいな瑠璃色をしており体長は7cmほどで潮通しの良いサンゴ礁やサンゴ礁外縁でチョコチョコチョコと暮らしています・・・ルリメイシガキスズメダイさんは神経質なのでサンゴさんの辺りで隠れたり出てきたり素早く出入りを繰り返しています・・・隠れるのか出てくるのかどっちかにしろと言いたくなりますね・・・でも下の写真のルリメイシガキスズメダイさんは「もううるさいなあ私の勝手でしょ!」とでも言っているようです。
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  • 先ほどごく稀に体の黒色横帯がないルリメイシガキスズメダイさんがいると言いましたが幼魚の時から色彩に2つのタイプが見られるそうです・・・子供の頃からはっきりと自分の意思を示しているなんて素敵です・・・写真のルリメイシガキスズメダイさんのように幅のある黒色の横帯を持つタイプと黒色の横帯を持たないタイプに分かれています・・・黒色の横帯のないタイプのルリメイシガキスズメダイさんは腹部から尾鰭にかけて黄色くなっています・・・ちなみによく似たイシガキスズメダイさんの体色は前半が茶褐色で体側後方にルリメイシガキスズメダイさんに似た大きな黒色横帯があります・・・でもその幅は狭めでルリメイシガキスズメダイさんの半分くらいで黒色横帯より後方は白くなっていて背鰭3~4棘の間に小さな黒色斑があります。

海で出会う小さな物語?レンテンヤッコさんの魅力! 小笠原

  • 左端に写っている半身のキイロハギさんが逃げているように見えますが鬼ごっこでもしているのかレンテンヤッコさんが一生懸命キイロハギさんの後を追っているようです・・・「待って~!ちょっと待ってよ~!」とでも言っているように必死になっているレンテンヤッコさんの表情を見るともしかしたらキイロハギさんがレンテンヤッコさんの大事なものを持って逃げているのでしょうか?・・・伊豆諸島・小笠原諸島ではよく見られるキンチャクダイ科・アブラヤッコ属のレンテンヤッコさんですがキンチャクダイ科の中ではかなり美麗種だと思います・・・レンテンヤッコさんはオレンジ地に青紫の斑点があり斑点は尾に近いほど大きく紫が強くなりますが鮮やかな黄色い尾が特徴のお魚さんです。
  • 仲良くなったのか鬼ごっこが終わったのかキイロハギさんと仲良く岩礁でくつろいでいるレンテンヤッコさんです・・・レンテンヤッコさんは幅広い雑食性でサンゴのポリプや小型甲殻類・藻類そして他のお魚さんの糞まで食べるなど環境適応力が非常に高いお魚さんです・・・ 実はお魚さんの糞には未消化の藻類や微生物やデトリタスそして小型甲殻類の破片など有機物が多くレンテンヤッコさんが普段から食べているものがそのまま入っているのです・・・つまり糞は他のお魚さんが一度消化して柔らかくなった栄養パックみたいなものなのでレンテンヤッコさんにとって効率が良いのです・・・雑食性のヤッコ類ではよく見られる行動でレンテンヤッコさんだけでなくキンチャクダイ科の多くの種やベラ類の一部などでも普通に観察されることで特にレンテンヤッコさんは藻類+小型甲殻類+デトリタスを幅広く食べる雑食の王なので糞を食べる行動は自然なのです。
  • レンテンヤッコさんは他のお魚さんの後ろをふわっと追いかけて糞が落ちてくる瞬間にパクッと食べるのですが前述したキイロハギさんを追いかけていたレンテンヤッコさんはそのためだったのでしょうか?・・・残念ながら?「え、今食べた?」っていう瞬間は見れませんでしたがずっとレンテンヤッコさんを観察していれば見れたかもしれませんね・・・それからレンテンヤッコさんの幼魚は全体的に丸みが強く背鰭後部に青色の眼状紋=アイスポットがあり体の青い斑点はまだ未完成で少なくオレンジが強い美しさが特徴です・・・成魚のレンテンヤッコさんのは尾はビビッドな黄色なのですが幼魚はやや淡い黄色〜オレンジ寄りで色のコントラストが弱く幼魚らしさを醸し出しています・・・またレンテンヤッコさんのメスはオレンジが濃く体側の斑点は小さく密度も低く控えめでオスよりひと回り小さいのが特徴です・・・実はレンテンヤッコさんは体長12cmほどになると性転換が始まり群れの中で1匹のオスが複数のメスを率いる一夫多妻というユニークな生態を持っています。

艶やかな見た目と違ってしたたかなレンテンヤッコさん! 小笠原

  • サンゴの隙間から出たり入ったりしているのはおそらくクロオビマツカサさんとウケグチイットウダイさんだと思うのですがそんなサンゴ礁の中に鮮やかな色をしてい目立っているスズキ目キンチャクダイ科アブラヤッコ属のレンテンヤッコさんがいました・・・遠くから見ると青紫色の身体に黄色い尾鰭と胸鰭をしており顔の辺りが若干オレンジ色に見える綺麗なレンテンヤッコさんです・・・レンテンヤッコさんの全長は最大20cmにもなり日本で見られるアブラヤッコ属のお魚さんの中では最も大きくなるそうですが私はそこまで大きくなっているレンテンヤッコさんは見たことがありません・・・そこまで生き延びて大きく成長したレンテンヤッコさんはきっとそこら中のハーレムの王様かもしれませんね。
  • レンテンヤッコさんの体色は実はオレンジ色で紫がかった青色の斑点がたくさんあり尾鰭は黄色く斑点は尾に近いものほど大きくより紫色に近くなります・・・レンテンヤッコさんのオスは斑点の数がメスより多く全体的に青みが強いのですがメスはオスより斑点の数が少ないのでオレンジ色が濃くなっています・・・という事はこの写真のレンテンヤッコさんはオスで間違いないですよね?・・・またレンテンヤッコさんの幼魚の頃は背鰭後部に青色の眼状斑を持っていますがこの写真のレンテンヤッコさんは既に眼状斑は消失していますので立派な大人ですね・・・水深20~30mの岩礁域に生息するレンテンヤッコさん実は一夫多妻制で12cm程に成長すると20~40日かけてメスからオスへ性転換するそうです・・・近くにはノコギリダイさんの群れしか見えませんが何処かにメスの群れのハーレムがあるのでしょうか?
  • レンテンヤッコさんは雑食性でサンゴさんのポリプや小型の甲殻類や藻類を食べますがその他に他のお魚さんの糞なども食べるそうです・・・レンテンヤッコさんってもしかしてちょっとゲテモノ好きなのでしょうか?・・・他のお魚さんの糞は未消化のものなどもあって栄養があるのかもしれませんが糞はちょっとねえ!・・・そんな事を想っているとめずらしくレンテンヤッコさんが私の方を向いてくれました・・・「何ですか?何を食べようと私の勝手でしょ!文句あるんですか?生き延びるためには栄養のある物は何でも食べないと!好き嫌いなど贅沢は言ってられません!」・・・そんな表情でレンテンヤッコさんが私を睨んでいます・・・レンテンヤッコさんのおっしゃる通りです・・・弱肉強食の厳しい世界では綺麗ごとだけでは生きていけませんからね・・・私の様に甘えたことを言ってはいけません・・・他人に迷惑をかけてはいけませんが必死で生き延びたものが勝ちですから。

何をそんなに急いでるの?気苦労?レンテンヤッコさん! 小笠原

  • 動きが速くて直ぐに隠れてしまうのでなかなか近撮ができずぼけてしまいましたが青と黄色が美しいスズキ目キキンチャクダイ科アブラヤッコ属のレンテンヤッコさんです・・・レンテンヤッコさんの全長は最大で20cmと日本で見られるアブラヤッコ属のお魚さんの中では最も大きい部類ですが私はまだそこまで大きなレンテンヤッコさんは見たことが無く10cm程度のものばかりです・・・レンテンヤッコさんって小さくてちょこまかちょこまかしているという私のイメージでしたが20cmとなるとそれなりの貫禄がありますよね・・・レンテンヤッコさんの体の色はオレンジ色で紫がかった青色の斑点がたくさんあって尾鰭は黄色をしています・・・レンテンヤッコさんのこの紫がかった青色の斑点は尾に近いものほど大きくより紫色に近くなっております。
  • レンテンヤッコさんの幼魚は背鰭後部に濃い目の青い眼状斑を持っているそうでかなり自己主張をしております・・・結構派手目のレンテンヤッコさんなのにその上眼状斑まで持つなんておちびさんは欲張りですよね・・・それからレンテンヤッコさんのメスはオレンジ色が濃くまたオスは斑点の数がより多いので青くなっています・・・という事は写真のレンテンヤッコさんはオスですかね?・・・レンテンヤッコさんはやや深い岩礁域で普通に見られるキンチャクダイさんの仲間ですが伊豆諸島や小笠原で多く相模湾や豊後水道や遠くハワイ諸島クレ環礁などでも確認されています・・・レンテンヤッコさんは雌性先熟の性転換を行いハーレムをもつことが知られていますが当然生まれたときはすべて雌で雄になると背鰭や臀鰭の後に黒いラインが入り顔には青い斑が増えていきます。

あ!見つかった!びっくり顔のレンテンヤッコさん 

  • こちらを向いてびっくり顔の可愛いお魚さんはスズキ目キンチャクダイ科アブラヤッコ属のレンテンヤッコさんではないでしょうか?・・・目を丸くして口をポカンと開いて「あ!見つかった!怖い!どうしよう?」という感じの表情をしていてなんとも可愛い次第です・・・「大丈夫です!私は何も危害を加えませんから!でも写真だけ撮らせてくださいね!」・・・この写真のレンテンヤッコさんはそこまで大きく成長してはいなかったですがレンテンヤッコさんは最大20cm程度まで成長し日本で見られるアブラヤッコ属のお魚さんの中では最も大きくなる種類です・・・アブラヤッコ属の種類は多くいるのですがどのお魚さんも特徴的な綺麗な色をしています。
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  • レンテンヤッコさんの体色はオレンジ色で紫がかった青色の斑点があり尾鰭は黄色ですが斑点は尾に近いものほど大きくより紫色に近くなります・・・レンテンヤッコさんの幼魚は背鰭後部に青色の眼状斑がありますがこのレンテンヤッコさんにはもう眼状斑は無くなっていますね・・・レンテンヤッコさんのメスはオレンジ色が濃くオスは斑点の数がメスより多くなります・・・レンテンヤッコさんは雑食でサンゴのポリプや小型の甲殻類や藻類などを食べますがなんと他のお魚さんの糞まで食べるそうです・・・いくら何でも他のお魚さんの糞まで食べなくてもいいと思うのですがまあ食の好みは人それぞれですから私がどうこう言う筋合いではないですね・・・レンテンヤッコさんは水深20~30mの岩礁域で暮らしていますが一夫多妻制で12 cm程度に成長すると1か月くらいかけてメスからオスへ性転換するそうです。
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  • レンテンヤッコさんは鮮やかな体色とタフな性格をしておりますがキンチャクダイ科は8属91種で構成されアブラヤッコ属・キンチャクダイ属・サザナミヤッコ属・シテンヤッコ属・シマヤッコ属・タテジマヤッコ属・ニシキヤッコ属・Holacanthus属があります・・・こんなにたくさん仲間がいて種類も多くしかもよく似ているお魚さんが多いので「あなたはだあれ?名前を教えてください!」ということがよくあります・・・いつも区別がつかず困っていますがキンチャクダイ科のお魚さんは鮮やかで美しい体の色をもつ種類が多く一般には「ヤッコの仲間」として親しまれています・・・キンチャクダイ科のお魚さんはほとんどが水深20mより浅い海の岩礁やサンゴ礁の辺りで暮らしていて深い所にまで生活領域を広げている種類は稀ですがどこにでも他の人とは違う場所で孤独を楽しんでいる孤高の存在はいますね・・・悪いことではないと思いますしいつも右に倣えだと何かあった時に仲間が全滅しかねないですからね・・・これも生き抜いていくための知恵なのかもしれません。
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  • 体の色は成長段階によって著しく変化し稚魚と成魚ではまったく異なる色彩・斑紋を呈することがしばしばあり親子だと知らされてびっくりすることが多々あります・・・また性別による体の色の差が大きい種類が多いのもキンチャクダイ科のお魚さん達ですが自分達が親子であることが分からないキンチャクダイさんの親子もいるのではないでしょうか?・・・キンチャクダイ科の多くは雌性先熟型の雌雄同体ですべての個体が当初はメスとして成長しある程度大きくなるとオスに性転換します・・・1匹あるいは複数の大型のオスによってハーレムが形成されますが繁殖行動については詳細が明らかになっていない種類が多いそうです・・・キンチャクダイ科の体型は一見してチョウチョウウオ科の仲間によく似ていますが前鰓蓋骨にチョウチョウウオ類にはない強いトゲがありまたオスにはこのトゲが2対あります・・キンチャクダイ科のお魚さんは連続した一つの背鰭をもち多くの種類では背鰭・臀鰭の中央から後方にかけての軟条が大きく発達していて後方に細長く突き出ることもあります。
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燕尾服と5本の黒帯がクールなロクセンスズメダイさん! 小笠原

  • ぷっくりした体形で優雅に泳いでいるのはスズキ目スズメダイ科オヤビッチャ属に分類されるロクセンスズメダイさんではないでしょうか?・・・ロクセンスズメダイさんの一番の特徴は二叉に分かれた尾鰭の上下に走る太く明瞭な黒い縦線でこれが英名Scissor-tail sergeant(ハサミ尾の軍曹)の由来にもなっています・・・軍曹という名前はロクセンスズメダイさんの性格を表した的確な名前だと思います・・・またロクセンスズメダイさんの体には5本の黒い横帯がありますが名前にロクセンとあり体側の5本と尾鰭のラインを合わせて6本と数えるからなどの諸説があります・・・ロクセンスズメダイさんの全長は最大で15cm〜17cm前後までで日本では静岡県・神奈川県以南の太平洋側や琉球列島・小笠原諸島のサンゴ礁や岩礁域の浅瀬に生息しています・・・ロクセンスズメダイさんは主に水深1m〜15m前後の非常に浅いサンゴ礁や岩礁域に生息していてタイドプールでも幼魚が見られるほど波打ち際に近い環境を好みます。
  • ロクセンスズメダイさんに非常によく似たお魚さんに同属のオヤビッチャさんがいますが海の中では一緒に群れを作っていることも多く見分けるポイントは以下の2点です・・・ロクセンスズメダイさんの尾鰭には上下に明瞭な黒い線が入りますがオヤビッチャさんには黒い線はなく模様がほとんどありません・・・また背中の色合いですがロクセンスズメダイさんは全体的に青みがかった白・灰色ですがオヤビッチャさんは背中側がうっすらと黄色くなっています・・・ロクセンスズメダイさんは単独行動が少なく数十匹から時には数百匹の大きな群れを作って中層を泳ぎ回りますがロクセンスズメダイさんは潮の流れに乗ってやってくる動物性プランクトンや岩に付着した藻類を器用に削ぎ落として食べる雑食性です・・・またロクセンスズメダイさんはスズメダイ科の中では中程度の強さですが繁殖期になるとオスは非常に攻撃的になり岩の隙間などに産み付けられた卵を命がけで守るため近づくダイバーや自分より大きな魚にも果敢にアタックします。

群れで魅せる!白銀の縞がきらめくロクセンスズメダイさん! 小笠原

  • ひらひらひらひらとサンゴ礁の周りを泳ぎ回っているのは縞縞模様が際立つ綺麗なロクセンスズメダイさんではないでしょうか?・・・ロクセンスズメダイさんは6本の黒い横帯が名前の由来になっていますが体色は白〜銀色で光が当たると青みがかって見えます・・・またロクセンスズメダイさんの尾鰭はやや深く切れ込んでいる上に黒色帯があってまるでハサミのように見えるのがチャームポイントとなっています・・・近縁のオヤビッチャさんは体側に幅の広い5本の横帯があり背部は黄色っぽいことが多いのですがロクセンスズメダイさんによく似ています・・・でもロクセンスズメダイさんは尾鰭上下葉に先ほどのハサミのような黒色帯があるのでここでオヤビッチャさんと区別することができます。
  • ロクセンスズメダイさんのよく目立つ縞はただの模様ではなく捕食回避と群れの視覚的同期に関係していると考えられています・・・ロクセンスズメダイさんの横縞は体の輪郭を分断し捕食者に狙いを定めにくくそして群れで泳ぐと縞が流れるように見え群れ全体が一つの大きな生物のように錯覚されるなどと言われています・・・またロクセンスズメダイさんがオヤビッチャさんより縞が太いのは外洋寄りの環境で群れの視認性を高めるためという説もあるそうです・・・このように縞模様にはいろいろ意味があるようですがスズメダイ科の中でも群れを作る傾向が強いロクセンスズメダイさんのなのです・・・そんなロクセンスズメダイさんですが実は縄張り意識はそこまで強くないそうです。
  • ロクセンスズメダイさんは10〜数百匹規模の群れを作りますが群れの中で役割分担があるとされる研究もあり群れの外側の個体ほど警戒行動が強いそうです・・・ダイバーが近づくと群れが形を変えるのはこの警戒層が反応しているためと言われています・・・またロクセンスズメダイさんは雑食性でプランクトンや藻類を食べていますが繁殖期にはオスが岩やサンゴの表面を掃除して産卵床を作ります・・・そしてメスが産卵するとオスが単独で卵を守るようになります・・・卵は紫〜青みがかった色で光を当てると美しいのですが卵を守る時期のオスは体色が濃くなり気も強くなって攻撃性が急上昇します・・・このようにロクセンスズメダイさんは意外と体色変化が激しく興奮・警戒時には縞が濃くなり採餌中は体色が銀白に近づき縞が薄くなるそうで案外気分屋なのかもしれませんね。

オヤビッチャさんとロクセンスズメダイさんはよく似てる! 

  • 海の中には本当によく似たお魚さんがたくさんいますがその中にスズキ目スズメダイ科のオヤビッチャさんとロクセンスズメダイさんがいます・・・どちらも体側に5本の幅広い黒色横帯があってサンゴ礁の周りをチョコチョコチョコチョコと泳ぎ回っている姿はかわいいのですがパッと見では区別がつきません・・・でも実はロクセンスズメダイさんの尾鰭両葉には太く明瞭な黒色線がありますのでそこを見れば容易に区別ができるのです・・・言われてみれば確かに大きな違いなのですが海の中で見ているとあれっと思ってしまいますよね。
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  • その他にロクセンスズメダイさんの背中は青みが強く腹部は白っぽいのですがオヤビッチャさんの地色は灰色ですが背中はやや黄色味を帯びています・・・また通称でシリテンスズメダイさんと呼ばれるお魚さんもオヤビッチャさんに酷似していますが尾鰭基部に2つの小黒点があるなどの特徴でオヤビッチャさんと見分けることができます・・・と言ってもそんな違いダイビング中に区別するのは困難かもしれませんね・・・またオヤビッチャさんの地色は求愛期になると青くなるそうですが黄色とか赤の方が求愛中という感じがしませんか?・・・勝手な意見ですみません。

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