『ハゼの仲間』(ア行-2)総集編 diving-photo‐tsubuankun

Dive-photo まとめ 分類
アケボノハゼー柏島

アケボノハゼさんが物思いに耽って心のつぶやきを吐露!

  • スズキ目クロユリハゼ科ハタタテハゼ属のアケボノハゼさんがホバリングをしながら尾鰭をしゅんと垂らして力なく憂い顔で物思いにふけっています・・・驚かせないようにそっと近づいてみるとアケボノハゼさんは口を半開きにして私に何か語り掛けたそうですが話し始める事に躊躇しているのか言葉が出てきません・・・アケボノハゼさんの顔も随分青くなっていますからかなり悩んでいるようですが凄く心配な事でもあるのでしょうか?・・・私で良ければ聴きますから話してみてください!・・・するとアケボノハゼさんが背鰭をぴんと立て始めました・・・もしかして聞いてくれる人がいてアケボノハゼさんもちょっとうれしかったのでしょうか?・・・やっぱり悩み事は一人で抱え込まない方がいいですよね・・・思いを共有することでホッとすることもありますし意外と話してみると何故こんなことで悩んでいたんだろうということも多々ありますもんね。
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  • アケボノハゼさんは水深は30〜50mとちょっと深めの潮通しの良いサンゴ礁域の礁斜面や岩礁斜面の砂礫底に巣を作ってんでいます・・・性格はおとなしく警戒心がとてもいので巣穴くでホバリングしながら様子っていることがいです・・・そしてアケボノハゼさんは危険を感じるとあっと言う間に巣の中へ隠れてしまいなかなか出て来なくなります・・・アケボノハゼさんは単独或いはペアーで活動していますがのグラデーションが特徴的でとても美しくやかなをしています・・・第1背鰭前部は伸長し先端は尖らず尾鰭はやや湾入しています・・・顔の先端はブルーに彩られていますが体の前方は乳白色から淡い黄色味の差した白色で後方から尾柄部は濃紫色になっています・・・また各鰭には臙脂色も加わっています・・・ハタタテハゼ属にはアケボノハゼさんと共にハタタテハゼさんやシコンハタタテハゼさんが属していてどのハゼさんも美しいのですが私はシコンハタタテハゼさんの控えめな美しさが好きです!
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  • どうしていつも巣穴の上でアケボノハゼさんはホバリングしているんだろうかと思っていましたが実は海底から少し離れた場所で潮に向かってホバリングしながら流されてくる動物プランクトンをおいしそうにパクパク食べているからなのです・・・・・・上の写真のアケボノハゼさんも一生懸命口をパクパクさせていましたがそういうことだったんですね・・・深度がやや深めな所に住んでいるアケボノハゼさんの所へせっかく会いに来てもご存じの通り結構臆病なアケボノハゼさんはすぐに巣穴の中に引っ込んでしまい残念なことが多々あります・・・そのため深度が深いので会える時間が少ない中あせらず驚かせないようにゆっくり近づきタイミングよくピントを合わせることが肝心です・・・お願いだから巣穴に引っ込まないでね!・・・アケボノハゼさんはサンゴ礁の砂底に生息するいつもペアで暮らしているクロユリハゼさんの仲間ですがアケボノハゼさんは単独でいることが多くこんなに派手な色をしているんだからもっと見せびらかせばいいのに本当に警戒心が強いのです・・・アケボノハゼさんは上皇様が命名したそうですが他にニチリンダテハゼさん・ギンガハゼさんも命名したそうです。
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オグロクロユリハゼさんの神経質そうな顔!(改)ケラマ

  • ハタタテハゼさんがいるようなところで見かけるスズキ目クロユリハゼ科のオグロクロユリハゼさんはみごとに綺麗な青色の体をしており写真の様にたいていペアで仲良くホバリングをしております・・・写真の下に写っているオグロクロユリハゼさんはのんびり顔ですが上のオグロクロユリハゼさんはいかにも神経質そうな目をしています・・・オグロクロユリハゼさんは同じ属のイトマンクロユリハゼさんやゼブラハゼさんと比べると体高が低く細長く体側には横帯などがありません・・・ハナハゼにも似ていますがオグロクロユリハゼさんは尾鰭の鰭条は伸びてなく尾鰭の中央部に黒い点があることが特徴になっています・・・でもこの写真では尾の部分が見えないのでわかりませんね・・・オグロクロユリハゼさんの体色はゼブラハゼさんやイトマンクロユリハゼさんやハナハゼさんなどよりも鮮やかな青色をしています。
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  • ちなみにイトマンクロユリハゼさんは胸鰭の付け根に黒い線があり一つ目の背鰭と二つ目の背鰭が分かれています・・・ハナハゼさんの特徴は尾鰭軟条が糸状に長くのびていることで体色は透明な青色で腹部はやや紫がかっています・・・ゼブラハゼさんは体の色は緑色から灰色ですが体側にある多数の横帯が明瞭で尾鰭の形状は普通の形で尾鰭には模様もありません・・・オグロクロユリハゼさんはたいへん臆病なハゼさんで写真を撮ろうとしてもなかなか近くに寄らせてくれず危険を感じるとあっと言う間に巣穴に飛び込んでしまいます・・・せっかく写真を撮ろうと思ったのにということが多々あるのですがいつもペアでいるオグロクロユリハゼさんをびっくりさせないようにそーっと近づいてチャンスがあれば撮影してみてください。

オトメハゼさんの心のつぶやきを聴いて一緒に妄想? 柏島

  • スズキ目ハゼ科クロイトハゼ属のオトメハゼさんの身体の色はグレーっぽい白色~クリーム色で頭部から体側にかけて鮮やかなオレンジ色の大小さまざまな斑紋が数多く見られます・・・このオレンジの斑紋がちょうど眼の大きさと一緒ですからもしかしたら敵に眼がたくさんあると欺くためにつけた斑紋かもしれませんね?・・・体の中央付近に入る黄色い縦帯は繋がっていて頬にある明るい青色の斑紋はちょっとしたアクセントになっていて名前の通りオトメを感じさせるお洒落なハゼさんです・・・オトメハゼさんはサンゴ礁域の浅い砂地の石の下などに上手に口で穴を掘り隠れ家を作りのんびりと暮らしています・・・下の写真のオトメハゼさんは遠くをじっと眺めていますが何か気になることでもあるのでしょうか?・・・敵か味方かはたまた美味しそうな獲物でも近づいて来たのでしょうか?
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  • オレンジの斑点が美しいオトメハゼさんですが砂底の巣穴で二匹寄り添うように仲睦まじくイチャイチャしているオトメハゼさん達もいれば単独で孤高を貫いている凛としたオトメハゼさんもいます・・・今回のオトメハゼさんは単独で孤高を貫いているオトメハゼさんでどちらがいいという訳では無いのですが下のオトメハゼさんはちょっと口を半開きにして「あ~!彼女が欲しいなあ~!やっぱり一人は寂しいや!話し相手も欲しいなあ!」と哀愁が漂っている様にも見えます・・・気のせいかもしれませんが私にはその様に見えますのでできれば仲良く寄り添うオトメハゼさんの楽しそうな姿を撮りたかったと思う次第です・・・心なしか腹鰭が前のめりになっている様でオトメハゼさんの気持ちが現れているのではないでしょうか?
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  • たまにオトメハゼさんは大きな口を開けて砂を思いっきり頬張ったかと思うと鰓から砂だけブハっと吐き出して砂の中に含まれるプランクトンや甲殻類等を食べています・・・オトメハゼさんと言う可憐な名前を付けてもらっているとは思えないほどのほおばり様とブハっと吐き出す思い切りの良さは開けっぴろげで爽快です・・・でもそんなオトメハゼさんですが砂が鰓に詰まったりしないか心配です・・・「乙女だけど何か問題でも?お腹が空いては戦になりません!生きていく為には格好なんて気にしてられないわ!」とでも言うような勢いです・・・オトメハゼさん確かにおっしゃる通りです!!・・・こんなオトメハゼさんですが大きいものでは15cmにもなり度胸が据わっているのか警戒心が高くないのか見つけやすく出会えるチャンスが多いハゼさんのひとりです。
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