怒りはデメリット?それともメリット?怒りは上手にコントロール!ねえ無敵のヒトヅラハリセンボンさん! フグ diving-photo-summary-tsubuankun

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怖がらないで出てきてよヒトヅラハリセンボンさん! 

  • 岩場の隙間から決して恨めしそうにはしていないと思うのですがこちらを恨めしそうに見ているように見えるのはフグ目ハリセンボン科ハリセンボン属のヒトヅラハリセンボンさんです・・・ハリセンボン科のお魚さんは全世界に広く分布し6属20種類ほどが知られていて全長15cmほどのものから70cmを超えるものまでいますが日本近海には7種類確認されています・・・ハリセンボン科のお魚さんは腹鰭が無いこと顎の歯が癒合していること皮膚が厚いこと敵に襲われると水や空気を吸い込んで体を大きく膨らませること肉食性であることなどフグ科と共通した特徴を多く持っています・・・でもフグ科の歯は上下2つずつ合計4つになっているのに対しハリセンボン科の歯は上下1つずつ合計2つである事が違いになっています・・・またハリセンボンさんはフグさんの仲間ですがフグさんは滑らかな皮膚を持つのに対し体表に鱗が変化したたくさんの鋭い棘があることでこの棘は普段は寝ていますが体を膨らませた際には直立し敵から身を守ると同時に自分の体を大きく見せるのに役立つのです・・・ただしフグ目ハリセンボン科イシガキフグ属のイシガキフグさんなどは棘が短く膨らんでも棘が立たなくなっています。
  • ハリセンボンさんには毒は無いとされていますが検査数がいまだ十分ではないため卵巣などの部位の毒性については断定できないとされていますので気を付けましょう・・・まあトゲトゲも凄いですし無理して食べることは無いと思います・・・ハリセンボンさんは浅い海の岩礁や砂底に生息し他のフグさんと同様に丸みを帯びた体型で胸鰭・尻鰭・背鰭をパタパタと羽ばたかせながらゆっくりと泳ぐ可愛いお魚さんなのです・・・ヒトヅラハリセンボンさんはハリセンボン科の中でも大型になる種で全長50cmにも達する大きなフグさんですのでダイビング中に見つけるとなかなかの存在感を感じますよ!・・・ところでヒトヅラハリセンボンさんとハリセンボンさんは同じように丸みをおびた楕円形の体をしていますがよく見るとそれぞれ異なる特徴をもっています。
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  • ヒトヅラハリセンボンさんとハリセンボンさんはよく似ていますがその一番の違いは斑点模様です・・・ヒトヅラハリセンボンさんの模様はハリセンボンさんに比べると圧倒的に黒の範囲が広いことと斑点の周りにくっきりとした白い縁どりがあることです・・・それからヒトヅラハリセンボンさんには腹鰭はなく体の色は背中側が淡褐色でお腹側は白っぽく各鰭には黒色の斑などは見られませんが鰓孔の前にも黒い斑が見られます・・上の写真のヒトヅラハリセンボンさんは「もうゆっくり休んでいたのにこっちに来ないでよ!あんまり怖がらせると膨らんじゃうぞ!」って口を大きく開いて海水を飲み込もうとしている様です・・・ヒトヅラハリセンボンさんは可動性の鋭い棘が全身を覆っていて本人が危ないと思ったら胃に大量の水を飲み込んで体をふくらませパンパンのイガグリ状態になります。
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  • 眼は大きく吻は短くて口は小さいヒトヅラハリセンボンさんは温帯から熱帯域にかけてのサンゴ礁や岩礁域の砂底や礫底など多くは水深30m程のところで単独で暮らしています・・・日中は岩陰などに潜んでいることが多いようですが夜になると活動を始め貝類や甲殻類やウニなどの硬い殻も丈夫な歯で噛み砕いて食べてしまいます・・・このヒトヅラハリセンボンさんも岩陰に隠れて安心している様ですがこんな所で膨らんでしまうと岩に挟まって身動きが取れなくなってしまいます・・・でもヒトヅラハリセンボンさんにとってはそれは良い事なのかもしれませんね・・・イガグリ状態になるのはハリセンボンさんも同じですが体表の棘はハリセンボンさんより短かめでちょっとかわいい感じがしますが危ないことには変わりありません。
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  • フグ科の歯は上下2つずつ合計4つになっていますがハリセンボン科の歯は癒合していて上下の顎にひとつずつ合計2つになっています・・・それからヒトヅラハリセンボンさんと同じハリセンボン属にはハリセンボンさんやネズミフグさんがいますがネズミフグさんは全長70cmほどの大型種で体にも鰭にも小さな黒い斑点がたくさんありかなり細身になります・・・ヒトヅラハリセンボンさんはあまり泳ぎが得意でないと言うか他のお魚さんのように素早い動きはできないのですが貝類やウニさんなど動きが遅いものであれば捕まえて食べる事ができますね!・・・今回も何かを見つけたようで愁いをうかべた大きな目で少しづつ前に進んで行ってますが強力な歯でツンツクしながらガリガリと齧って食べようと思っているのでしょうか?
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  • ちなみにヒトヅラハリセンボンさんの名前の由来は体の斑点を上から見ると人面に見える事から名付けられたそうですがこの写真ではわかりずらいですね・・・ヒトヅラハリセンボンさんの鰓蓋にある斑紋が人の目で背鰭付け根の斑紋が口で背中にある斑紋が鼻ということらしいです上から見ても人の顔というよりは子供の落書き程度ですかね?・・・なんとなく人の顔のように見えますがヒトヅラハリセンボンさんの顔が人面に似ているというわけではないようです・・・あまり絵の上手な人が書いた人面には見えませんが思わず微笑んでしまうのはこの人面がもしかしたら芸術なのかもしれませんね?・・・今度またヒトヅラハリセンボンさんに出会ったらもう一度上からよくよく鑑賞してみたいと思います。
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  • ヒトヅラハリセンボンさんの身体には鱗が変化した鋭い棘がたくさんあり通常時は棘をたたんでいますが身の危険を感じると体を膨らませ敵を驚かせたり敵に飲み込まれないようにイガグリ状態になります・・このヒトヅラハリセンボンさんも私に対して身の危険を感じたのかだんだん膨らみ始めました・・・それにしても円らな大きな瞳のヒトヅラハリセンボンさんですがやっぱりちょっと怒っている様でこんな棘で刺されたらたまったものではないですね・・・話は変わりますが怒りは動物の防衛反応のひとつで自分を守るためのものですが怒りにはデメリットとメリットがあり一番のデメリットは関係値が悪くなることです・・・そして怒りのメリットはより高みを目指すモチベーションにもなることです・・・怒りを上手にコントロールすることで冷静になれ集中することもできますがコントロールできない事や重要でない事もあるのでそんな時は放っておきましょう・・・正に無敵のヒトヅラハリセンボンさん!何もしませんから安心してくださいね。
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