海の貴公子ツノダシさん!1科1属1種の孤高のツノダシさんが持つ知られざる秘密とは? ツノダシ科 小笠原 diving-photo-summary-tsubuankun

Dive-photo

美しきツノダシさんと激似のハタタテダイさんの見分け方! 小笠原

  • アカヒメジさんとノコギリダイさんと競争しているのは白・黒・黄色の鮮やかなコントラストと糸状に長く伸びる背鰭が特徴のツノダシ科に属するツノダシさんではないでしょうか?・・・ディズニー映画『ファインディング・ニモ』に登場するキャラクター「ギル」のモデルとしても世界的に広く知られています・・・ツノダシさんはチョウチョウウオさんやハタタテダイさんに姿が似ていますが系統的にはニザダイ亜目に属しナンヨウハギさんなどのハギさんの仲間に近い魚で分類上は1科1属1種のツノダシ科の唯一の現生種です・・・白亜紀(約1億年前)の化石からもツノダシ科の魚が見つかっており大昔からこの独特の姿を保ったまま進化してきた生きた化石的な側面を持っているのです・・・ツノダシさんはインド太平洋のサンゴ礁や岩礁域に広く生息し日本では千葉県以南の沿岸で見られ成魚になると目の間に小さな角があることからその名が付けられました。
  • ツノダシさんの糸状の背鰭は(しろひげ)という別名の通り背鰭の第3棘が細長く伸びていてこれは天敵から身を隠す際水草やちぎれた海藻に見せる擬態の効果があると考えられています・・・またツノダシさんの鳥の嘴のように突き出た細長い口はサンゴの隙間や岩のくぼみに深く口を差し込めるように進化して海綿や海藻・小エビさんなどを削り取って食べることができるのです・・・よく混同されるチョウチョウウオ科のハタタテダイさんとは以下の2点に注目すると一目で見分けられます・・・まず尾鰭の色ですがツノダシさんの尾鰭は黒くハタタテダイさんの尾鰭は黄色をしています・・・次に口元の模様ですが口の上にオレンジ色の模様があるのがツノダシさんでオレンジ色の模様が無いのがハタタテダイさんです・・・卵から孵化したツノダシさんの「アクロヌルス」と呼ばれる幼生は透明で円盤状の特殊な形態をとりこの時期は黒潮などの強い海洋流に乗るため熱帯の海だけでなく温帯の千葉県や伊豆半島の沿岸にまで広く分布を広げ驚異的な移動能力を誇ります・・・ツノダシさんは夜になると活動を停止し岩陰で眠りますがその際天敵に見つかりにくくするために体色の鮮やかな黄色や白がくすんだ灰色・黒色へと保護色に変化します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました