お子ちゃまは何処?何をしてるのタテジマキンチャクダイさん! 小笠原

- 小笠原の海でもよく見かける派手な身体で我が物顔でスイスイ泳ぎまわっているスズキ目キンチャクダイ科サザナミヤッコ属のタテジマキンチャクダイさん今はキンチャクダイ科に属していますが当初はチョウチョウウオ科に分類されていたそうです・・・タテジマキンチャクダイさんは大型のキンチャクダイさんで40cm近くになるものもいてその派手な色と共に海の中では結構な存在感のあるお魚さんです・・・タテジマキンチャクダイさんは岩肌に付着している海綿やホヤなどをメインにいろいろなものを食べる雑食性ですが成魚になると広い範囲に縄張りを持ち自身の食事場を確保しています・・・そしてその縄張りに似た種類のキンチャクダイさんが近づくと果敢に攻撃して縄張りから追い出してしまうそうです・・・タテジマキンチャクダイさんにとって食事場を安定確保するという事は生死にかかわる事ですから大変ですよね。


- でも写真のウズマキさんと呼ばれているぐるぐるウズマキ模様のタテジマキンチャクダイさんの幼魚は大人のタテジマキンチャクダイさんとは全く違う模様をしているので敵として攻撃してこないそうです・・・あれ?両親が攻撃してこないという事は良いことですがという事はタテジマキンチャクダイさんの親は子供を守るという訳ではなくその存在を敵として意識していないという事だけなのでしょうか?・・・だから岩陰で隠れていたウズマキさんがチョロチョロチョロチョロと泳ぎ回っているのを人間が襲ってこないかな?大丈夫かな?と心配そうにアカハタさんが見守っていたのでしょうか?・・・無邪気なウズマキさんが呑気に泳いでいるその後方で心配そうに見つめるアカハタさんの表情が何とも言えず可愛いですよね。


- タテジマキンチャクダイさんの一番幼いお子ちゃまがウズマキさんですが成長途中で渦巻き模様とタテジマ模様の両方が残っているものをウズキンさんと呼び大人になってすっきりしたタテジマだけになるとタテキンさんと呼ぶようになります・・・ちなみに2 cmまでのウズマキさんはサザナミヤッコさんの幼魚に似ていますがサザナミヤッコさんの幼魚は吻端から背中にかけて白い縦線がありますのでそこで区別できます・・・話は変わりますがタテジマキンチャクダイさんの寿命は平均10年以上で長いものだと20年生きているものもいるそうで結構長生きですよね・・・それからタテジマキンチャクダイさんの大人はよくペアで泳いでいますが模様に雌雄の差が無いのでどちらかがオスでどちらかがメスなのでしょうが区別する方法がよくわかりません。

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