ちょこまか動くポンポン使いのキンチャクガニさん! 柏島

- 岩とガレ場のちょうど間でこちらの様子を伺っている小さな生き物がいますがわかりますでしょうか?・・・これはイソギンチャクを両手に持ってポンポンのように振りかざすとんでもなく可愛いキンチャクガニさんではないでしょうか?・・・キンチャクガニさんの最大の特徴は両手にイソギンチャクさんを持つことですがこのイソギンチャクさんの名前はカニハサミイソギンチャクさんといいます・・・キンチャクガニさんとカニハサミイソギンチャクさんは共生関係になっています・・・つまりキンチャクガニさんは毒を持つカニハサミイソギンチャクさんをポンポンのように振り回すことで身を守りそしてカニハサミイソギンチャクさんはキンチャクガニさんのハサミにくっつくことで移動できるので容易に餌にありつけるという関係になっているのです。

- キンチャクガニさんは威嚇するときや餌を集めるときにポンポンを振るような仕草をしますが体は2〜3cmほどしかなくモザイク模様の甲羅が美しい可愛いカニさんです・・・そんなキンチャクガニさんですがもしイソギンチャクさんを片方失ったとしても残った片方をちぎってイソギンチャクさんを増やして両手に持つというめちゃくちゃ頭が柔軟で賢いカニさんでもあります・・・それからもちろんイソギンチャクさんは毒を持っていますがキンチャクガニさん自身には毒に耐性がありますので大丈夫なようになっています・・またキンチャクガニさんはカニハサミイソギンチャクさんが見つからない場合は海藻などで代用するというキンチャクガニさんはもいるそうです・・・でも海藻では身を守れませんよね!・・・そこは知らんぷりしてうまく騙すのでしょうか?

- キンチャクガニさんの甲羅の模様はモザイクタイルのような幾何学模様が入っていますが個体によって模様の濃さや形が微妙に違うそうでいろいろなところで個性を出しています・・・キンチャクガニさんは小型で脚が細いので歩き方はちょこちょこちょことコミカルでイソギンチャクを振りながら素早く動く姿はとても可愛いのです・・・また威嚇するときは両手を高く掲げておらおらおらとポンポンを構えたりもします・・・キンチャクガニさんのハサミは普通のカニさんよりも小さく丸い形をしていてこれは物を挟むというよりイソギンチャクさんを持つために特化した形でイソギンチャクを保持することが最優先になっています・・・キンチャクガニさんが持っているカニハサミイソギンチャクはキンチャクガニさんが餌を運んでくれるので成長していきますので共生というより飼育に近い関係となっています・・・またキンチャクガニさんは夜行性で昼間は岩陰やサンゴの隙間に潜んでいて夜になると餌を探して活動します・・・キンチャクガニさんの食性は雑食で水中の有機物や小さなプランクトンをイソギンチャクさんで絡め取るというまるでイソギンチャクさん網のように使って口元に持っていって食べるのです。


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