タコの吸盤だけがもぞもぞ動いている?地味目だけどちょっと可愛いワモンイボウミウシさん! ウミウシ diving-photo-summary-tsubuankun

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タコの吸盤の様な模様が可愛いワモンイボウミウシさん! 

  • 海の中ではよくわかりませんでしたが体の地色が若干淡いピンク色をしているドーリス目イボウミウシ科コイボウミウシ属のワモンイボウミウシさんですが写真を撮るときれいなピンク色がわかりますね・・・ワモンイボウミウシさんの背中側は亀甲状の網目模様になっておりその内側に淡いピンク色の浮き輪のようなイボ状突起がたくさんあります・・・他のイボウミウシさん達と違って背中の模様が輪になっているので私としては先生から花丸をたくさんもらったような気持ちになりますがタコの吸盤のようにも見えますかね?・・・それからワモンイボウミウシさんの外套膜最外周は淡いピンク色の細線で縁取られていてその内側に黒色の線が入っています・・・そしてちょっとわかりづらいですがワモンイボウミウシさんの触角は前方の白い浮き輪のようないぼ状突起の上にちょこんとある黒いのが触角です・・・大きさは30mm程度の一見地味ですがよくみるとかわいいワモンイボウミウシさんです。
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  • ウミウシさんを漢字にすると「海牛」で頭にある触角が牛の角のように見えることが由来のようです・・・英語圏でもアメフラシのことはsea cow(海の牛)といいいますが一般にウミウシは英語ではsea slug(海のナメクジ)と呼ばれているそうです・・・海の宝石と言われるウミウシさんもナメクジさんと言われるとちょっと可愛らしさが半減してしまいませんか?・・・ウミウシさんは軟体動物の仲間で貝殻を捨てた巻貝の一派でありますがその形や生態それに食性なども千差万別です・・・ウミウシさんによく似たヒラムシさんがいますがヒラムシさんの仲間は体が平たく頭部の触角はシンプルで背中には特に構造物がありません・・・ウミウシさんは頭に立派な触角があり背中後半に二次鰓があります・・・でもイボウミウシさんの仲間は二次鰓を持たないことが特徴になっています・・・ウミウシさんの世界は複雑すぎて奥が深すぎです。

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