宮崎南郷 総集編 diving-photo‐tsubuankun

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南郷町は宮崎県の南部で温暖な気候と美しい海岸線に恵まれた漁業と観光の町として知られています。宮崎市から南へ約50kmの場所に位置していて平地は少なく町土の約60%を山林が占め町の東側は太平洋に面しており海岸線はリアス式海岸となっています。

あなたはオニカサゴさん?それともオニオコゼさん? 宮崎南郷

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  • 珊瑚の上で岩肌と同化していてわかりづらいですがこのお魚さんはオニカサゴさんなのでしょうか?オニオコゼさんなのでしょうか?どちらなのでしょうか?・・・私には非常にわかりづらいのですがペルカ目フサカサゴ科オニカサゴ属のオニカサゴさんの体色は赤褐色~茶褐色ですが個体によって変異があり赤っぽいものが多いようです・・・オニカサゴさんの体側と各鰭には黒斑が散らばっており体には突起や棘が無数存在しています・・・オニカサゴさんの口は大きく口角は眼の下くらいまであり体高は低めで頭部は強く圧縮されており眼窩下の棘は3本以上あります・・・オニカサゴさんの腹鰭の縁は白っぽくなっていてここで他の種類と見分けることができますが背鰭や胸鰭そして鰓蓋に毒を持つことがあるので注意が必要です。
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  • それからペルカ目オニオコゼ科オニオコゼ属のオニオコゼさんの体色は褐色系が多いのですがこちらも色彩変異は富んでおり特にオレンジ色の珍しい種類もあるようです・・・オニオコゼさんの口は上向きについており体表は他のカサゴ類と同様にいぼ状・房状の突起が発達し皮膚が剥がれているようにも見えます・・・オニオコゼさんの背鰭の棘条に毒腺を備えており背鰭の軟条の形態や鰭膜の切れ込みの形状から近縁のセトオニオコゼさんやヒメオコゼさんと鑑別できます・・・ちなみにセトオニオコゼさんの鰭膜は棘の半分くらいの長さまで切れ込みオニオコゼさんに酷似していますが胸鰭の鰭膜が深く切れ込み体は背鰭基部付近で大きく盛り上がることで区別できます・・・またヒメオコゼさんの胸鰭の遊離軟条は1本のみで涙骨には1棘があり後方を向いていて背鰭軟条の上方に黒色斑がひとつあります・・・オニオコゼさんとオニカサゴさんはよく似ていますが見分ける点があります・・・その一つは鱗があるか?ないか?です・・・オニカサゴさんには鱗がありますがオニオコゼさんには鱗が無くコケみたいなものが体全体にくっついています・・・またオニオコゼさんの頭部はオニカサゴさんと比較すると丸みがあって大きくそのため胴体が小さく見えます・・・つまりオニオコゼさんは頭でっかちなのでオニカサゴさんの頭はオニオコゼさんと比べると小さ目に見えます・・・下の写真はオニオコゼさんかな?

違いがわかる!ハナミノカサゴさんとミノカサゴさん! 宮崎南郷

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  • ちょっと斜め後ろからのショットになってしまいましたがこの赤色やえび茶色そして白色の縞模様が目立つ立派なハナミノカサゴさんではないでしょうか?・・・ハナミノカサゴさんの目の上と口の下には肉厚の突起があり扇子のような胸鰭と長い背棘を持っています・・・ハナミノカサゴさんによる死亡事故は報告されていませんがこの棘に刺されると刺された瞬間スタンガンで押さえつけられたような激しい電気的なショックを受けるそうです・・・どれくらい痛いかスタンガンの経験が無いので想像するのは難しいですが激しい痛みを伴うのは間違いないようで患部は赤く腫れ上がってしまいます・・・ハナミノカサゴさんの毒はタンパク質でできていますがハナミノカサゴさんの様に毒棘を持つお魚さんのことを刺毒魚と総称しハナミノカサゴさんは毒腺が付いた棘を背鰭に13本と左右の腹鰭に各1本そして尻鰭に3本持っています。
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  • それにしてもハナミノカサゴさんとミノカサゴさんはよく似ていますが見分けるための3つの特徴がわかれば意外と判別できます・・・まずは頭部と胸部の腹面に斑紋があるか?ないか?です・・・ここに模様があるのがハナミノカサゴさんで無いのがミノカサゴさんなのでミノカサゴさんの顎の下は白色になっています・・・次に尾鰭・背鰭・尻鰭に斑紋があるか?ないか?です・・・目立つ黒褐色の斑紋が等間隔にあるのがハナミノカサゴさんで無いもしくは薄く少ないのがミノカサゴさんとなります・・・最後に褐色の縞模様の中に白い鱗が目立っているか?いないか?です・・・ミノカサゴさんは鱗が大きいので縞模様の中でも白色が目立ちますがハナミノカサゴさんは鱗が小さいので縞模様の中では白色は目立たなくなっています。
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  • ハナミノカサゴさんは肉食性で主に甲殻類や小魚を食べますが夜行性であるため日中は岩の物陰や隙間に隠れています・・・そして日没後にハナミノカサゴさんは岩や珊瑚の辺りを泳ぐのですが泳ぐ際に鰭をゆっくり動かす以外には身動きはせずに海底を漂うようにして泳いでいます・・・このハナミノカサゴさんも昼間ですので鰭を動かさずまるで潜水艦の様に静かに浮いていました・・・でもそんなおっとりしたハナミノカサゴさんでも捕食時には体の色を変化させて周囲の藻や珊瑚に紛れさせて獲物に気づかれないようにそーっと接近し一気に吸い込むように捕食するのです・・・いつものんびりとぼーっと泳いでいる様なハナミノカサゴさんも世の中を生き抜いていくためには火事場のばか力ではなですが凄い力を発揮するんですね・・・そんなハナミノカサゴさんが「僕だってやる時はやるんだよ!」ってこちらを睨んでいるようです。

生きている時は綺麗な青い斑紋があるハマフグさん! 宮崎南郷

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  • 向こうの方から文句でも言いたげに口を尖らせて泳いできたのはフグ目ハコフグ科ラクダハコフグ属のハマフグさんではないでしょうか?・・・このハマフグさんに何があったのでしょうか?・・・角を立てて険しい表情からかなり怒っているようにも見えます・・・御覧の通りハマフグさんの体の断面は三角形で下の写真の方がよくわかると思いますが背隆起の中央に小さな2棘があります・・・また上の写真の方がよくわかると思いますが2本の角の様な眼上棘があることでラクダハコフグさんと区別できます・・・ちなみにラクダハコフグさんの体の断面はハマフグさんと同じ三角形なのですが背隆起の中央に大きい1棘と1本の眼上棘があることでハマフグさんと区別できます・・・ハマフグさんは写真の様に生きている時は青い斑紋があることがありますがお洒落で綺麗ですよね・・・生きている時はという事は・・・!
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  • ハコフグ科のフグさんの体色は様々で皮膚は発達した六角形の板状体で覆われ全身を装甲する硬い甲羅を構成し全体は三角形や四角形や五角形の箱型をしています・・・ハコフグ科のフグさんの各鰭や尾や目そして口は突き出ており鰭を羽ばたかせる様にしてゆっくりと動くことしか出来ないのですが成魚の天敵は少ないようです・・・これだけ全身を装甲する硬い甲羅に覆われているとちょっとがぶっと食べれないですよね・・・その上ハコフグ科のフグさんは皮膚から毒を分泌し防御に利用しているのですから捕食者も手を出そうと思わないですよね・・・一般的にフグ毒として知られるテトロドトキシンはハコフグ科のフグさんは持ちませんがパリトキシンに類似した毒性物質を体内に蓄積していることがあるそうです・・・これはアオブダイさんやソウシハギさんなどと同様に食物連鎖を通じて蓄積されると推測されておりこの物質はパフトキシンと違い食用部分に存在しており重篤な中毒を起こす事があるそうですから気を付けましょう。

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