あれ?ズングリムックリの何かがいる!横取り上手のムチカラマツエビさん? エビ 柏島 diving-photo-summary-tsubuankun

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僕の獲物を横取りしないでね!ムチカラマツエビさん! 柏島 

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  • よく潜っていると細長い鞭のように長い姿で潮流に合わせてしなやかに揺れ流れを受け流す植物の様なものが生えていることがありますがこれはムチカラマツさんです・・・ムチカラマツさんはツノサンゴ目に属するサンゴの仲間で深場の潮通しの良い岩礁に生息し分岐せずに真直ぐに緩やかに曲がって伸びるが特徴の動物なのです・・・ムチカラマツさんの長さは50cm〜3mほどまで成長し柔軟で折れにくい黒色の骨格を持ち表面には花のような小さなポリプが多数並びこれでプランクトンを捕食するのです・・・ムチカラマツさんの色は白〜橙〜黄など変異があり多くの小型生物の住処として人気があります・・・ムチカラマツさんに共生する代表的な生物としてムチカラマツエビさん・ビシャモンエビさん・イボイソバナガニさん・ガラスハゼさんなどがいますがこれらはムチカラマツさんの色や形に擬態し外敵から身を守っています。
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  • ムチカラマツさんに似ているネジレカラマツさんという方がいらっしゃいますが最大の違いはネジレカラマツさんが螺旋状にねじれていることでバネのようにグルングルンと螺旋を描くのが特徴です・・・ネジレカラマツさんの骨軸は黒色でポリプが多数並ぶ点はムチカラマツさんと同じなのですがムチカラマツさんの群生に混ざって見つかることが多いいです・・・またネジレカラマツさんに付くガラスハゼさんなどの生物はムチカラマツさんほど多く付かない傾向にあります・・・移動時間から考えて螺旋階段より真直ぐの階段の方が好きという事でしょうか?・・・もうひとつムチカラマツさんに似ているのがウミカラマツ類ですがムチカラマツさんが1本のムチ状なのに対しウミカラマツさんはホウキのように枝が分かれをしています・・・ウミカラマツ類に住む生物もムチカラマツさんと少し異なりウミカラマツエビさんなどがよく付いています・・・これらを見分けるコツはねじれていればネジレカラマツさん・枝分かれしていればウミカラマツさんそしてまっすぐ一本になっていればムチカラマツさんという事になりますが生物が多く付いている場合はムチカラマツさんの可能性が高いようです。
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  • このムチカラマツさんにくっ付いているのは十脚目テナガエビ科Pontonides 属に属するムチカラマツエビさんです・・・ムチカラマツエビさんはムチカラマツさんやネジレカラマツさんに写真の様にぴったり張り付いて暮らす体長1cm前後の小型のエビさんです・・・ムチカラマツエビさんはずんぐりした体形で背中に突起がなく透明な体に白〜黄色の横帯が入るのが特徴で額角は短く上から見ると分かりますが先端が3叉になっています・・・ムチカラマツエビさんに似ているキミシグレカクレエビさんは背中に突起がありますのでそこで区別できます・・・ムチカラマツエビさんは宿主の色に合わせて体色が変わるため非常に見つけにくい擬態名人ですがオスは小型で相対的にハサミ脚が大きくメスは大きめなのですがハサミ脚が小さくなっています・・・この写真のムチカラマツエビさんはオスの様です・・・ムチカラマツエビさんは1本のムチカラマツさんにペアで住むことが多いのですが複数個体が並ぶこともあり宿主が捕らえたクラゲ類を横取りすることもあります。
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