わかりますか?ピグミーシーホースさんのおちびさん!

- 光が当たっていないのでわかりづらいですが指の大きさからもお分かりになる通りこんなに小さいのにしっかりとした形をしているトゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属のタツノオトシゴさんなのです・・・しっかりと尾っぽでヤギ類に巻き付いているのがわかりますかね?・・・日本の海で見られるタツノオトシゴさんの中で特に人気のあるのが今回のトゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属のピグミーシーホースさんなのです・・・ピグミーシーホースさんの体長は2cm程度しかなく日本では小笠原諸島や沖縄でよく見られます・・・ピグミーシーホースさんは深場に自生する特定のヤギに擬態して生活していますが赤や黄色などホストとなるヤギにそっくりな色と質感でパッと見るだけでは姿が分かりません・・・今回のピグミーシーホースさんもガイドさんに教えてもらえなければわからなかったですね・・・実際ガイドさんにここだよって教えられても「えー!何処何処何処?」という感じでしたが。

- タツノオトシゴさんは他のお魚さんと違って上下に伸びた体に頭だけが前を向いているこの姿が竜や馬のように見えるので竜の落とし子さんやシーホースさんと呼ばれるようになったと言われています・・・確かに名前から姿が想像できますよね・・・またタツノオトシゴさんの仲間はピグミーシーホースさんの様に2cmほどの種類から35cmほどの種類まで10数種類確認されています・・・大きさは違えどそれぞれ鱗が変化した硬い甲板に覆われ吻先はストロー状に伸び尻尾を海藻やサンゴに巻き付いて体を固定する特徴は共通しています・・・タツノオトシゴさんは泳ぐのがあまり得意ではなく移動するときはユラユラと海流に身を任せるかのように移動することが多いのですが餌となる生物が近づくと意外や意外タツノオトシゴさんは素早い動きでストロー状に伸びた口で吸い取るようにして捕食します。

- それからタツノオトシゴさんは子育てするお魚さんとして有名ですがタツノオトシゴさんのオスのお腹にはカンガルーのお腹の袋のように育児嚢と呼ばれる袋があります・・・タツノオトシゴさん達のメスはオスの育児嚢に卵を産みその中で受精させます・・・種類にもよりますがオスは育児嚢の中で卵を孵化させ稚魚を産出するのに半月~1か月半ほどかかります・・・なかなか大変だと思いますが出てきた稚魚はわずか数mmほどでそのちいさな稚魚は親と同じように海藻などに尻尾を巻き付けて生活するのです・・・想像すると微笑んでしまいますがピグミーシーホースさんは大人でもこんな小さいのにオスの育児嚢から生まれてくるおちびさんはどんだけ小さいのでしょうか?・・・それでも親と同じ姿をしていて尻尾を海藻やサンゴに巻き付いて体を固定するはずですから本当に大丈夫なのでしょうか?

- それだけ小さいとこんなに細そうなヤギさんもおちびさんにとっては太すぎて巻き付くことができるのでしょうか?・・・ちょっと不安に思いますがそれでもピグミーシーホースさん達は過去から長い歴史を刻んできていますからお子ちゃま達もどこかで必死にしがみ付いているのでしょう!・・・もしかしたらこの写真の何処かで必死でしがみ付いているピグミーシーホースさんのお子ちゃまがいたのかもしれませんね!・・・この2匹のピグミーシーホースさんは右側の方がお腹が膨れているのでオスのピグミーシーホースさんで左側の方がメスのピグミーシーホースさんでしょうか?・・・タツノオトシゴ属の体表は凹凸がある甲板ですが育児嚢の表面は滑らかな皮膚に覆われ外見からもオスとメスを判別する手がかりとなるのですがこの2匹はどちらもお腹が凸凹しています・・・でも右側の方は明らかにお腹が膨らんでいますよね?・・・食べ過ぎただけ?

- それにしても1年ぶりに24時間小笠原丸に揺られて小笠原の父島でダイビングをしましたが相変わらずボニンブルーの海は美しく魚影も濃くて素晴らしい海でした・・・6月の小笠原の海は比較的水温も暖かくたまに冷たい水塊などもあって寒がりの私は震える事もありましたが5mmのワンピースで十分耐えうる水温でした・・・同じボートに居合わせたダイビングショップの方達がみんな帽子の様なものを被っていたので訪ねてみると体温は頭が一番奪われるのでダイビング用の帽子を被っていると意外と温かいそうです・・・スキンでできた目出し帽の様なかぶり物だと声が聞き取りにくいし被るのも大変なのでその帽子の様なものは重宝しているとのこと・・・いろいろ便利なものが発売されているのだなと感心した次第ですが次回潜る時様に買ってみようかな?・・・そんな寒さ対策も必要な海の中ですが海上は陽射しが強くなるべく日焼けしない様にボートの屋根の下で気を付けて過ごしていたのですが努力むなしく真っ黒になってしまいました。


- 今回もピグミーシーホースさんがいるかもしれないポイントだという事で是非見てみたいとリクエストしたところガイドさんが見つけてくれました・・・いつも思うのですがよくこんな小さなピグミーシーホースさんを見つけれるものだなと感心します・・・ガイドさんがここだよって指さしてくれたのですが老眼の私にとって確かにそれらしきものがいるくらいの感じなのでピントを合わせることができずカメラはおおよそで撮ってみました・・・ピグミーシーホースさんにピントはあっていませんが形だけはわかりますよね!・・・ピグミーシーホースさんは口が小さく見えるので小さなものしか食べられないように思えますが口の大きさギリギリの大きさの小さな甲殻類などを無理して食べることも多く餌となる生物が近づくと素早い動きで吸い取るようにして捕食するのです


- ピグミーシーホースさんは世界中で9種類が確認されていますが日本では4種類確認されているそうで小さくてかわいくて目がクリクリしていて正に愛くるしい「海の天使」ですね・・・ちょっとピンボケしていますが写真のピグミーシーホースさんも尻尾をクルクルッと巻き付けて踏ん張りながらこちらの様子を伺っています・・・ピグミーシーホースさんは色だけでなく模様やコブまで住んでいる場所のヤギさんなどのポリプそっくりに擬態していますのでピグミーシーホースさんを見つけたと思ってファインダーを覗いたらどこにいるかわからなくなってしまい再度肉眼で探さなければならないという情けないことの繰り返しでした・・・言い訳ですがこのピグミーシーホースさんは比較的深いところにいるために撮影する時間も限られていてちょっと焦ってしまいました

- 日本の海で見られるタツノオトシゴさんにはトゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属のハナタツさんまたはエンシュウタツさんがいますがハナタツさんの体長は約8cmでヤギや海綿・海藻類などにしっかりと尻尾を巻き付けてヒューっと流されてしまわない様に生活しています・・・ハナタツさんの体色は黄色・橙色・赤色・白色などがおり模様が入ったり入らなかったり皮弁が長かったり無かったりととてもバリエーション豊かなタツノオトシゴさんでハナタツさんは必ずしも周りの環境と似た体をしているわけでは無くペアで寄り添って仲良く見られることが多いそうです・・・そしてトゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属のイバラタツさんですがイバラタツさんの体長は10cm程度で黄色から茶褐色の体色が多く名前の通りトゲトゲした身体が特徴なので見分けが付きづらいタツノオトシゴさんの中で見た目から区別が容易な種類で助かります。

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