『イカナゴの仲間』総集編 diving-photo‐tsubuankun

Dive-photo まとめ 分類

世界中の海に幅広く住んでいるイカナゴ科のお魚さんですが北極海など寒冷な海に暮らす種類は中・大型魚類や海棲哺乳類などの餌として重要な存在となっています。日本近海には少なくとも4属5種が知られ特にイカナゴさんやキタイカナゴさんは食用魚として広く利用されています。イカナゴ科のお魚さんは砂地に潜る習性をもち昼間は大きな群れで動物プランクトンを食べ活発に活動する一方夜間は砂底に体をうずめて休息します。遊泳から休息に移行する薄暮時に捕食者が休息地に集まるのでイカナゴさん達にとって最も危険な時間帯となっています。

白と青が対照的なミナミイカナゴさん達の乱舞! 小笠原

  • 小笠原の綺麗な砂地で雪の様に乱舞しているのはスズキ目イカナゴ科イカナゴ属のミナミイカナゴさん達です・・・白く広がる砂地とボニンブルーの濃い青色が対照的な海の中でミナミイカナゴさん達が思うままに舞う姿は感慨深いものでした・・・ミナミイカナゴさん達がいるこの場所は流れが急に早くなったり弱くなったりと忙しい場所でしたがそんな事も忘れるくらいの見事な集団行動でした・・・かなりの量のミナミイカナゴさん達が居ましたので魚眼レンズが無い事と腕が無い事で全体像を捉えることはできなかったことは残念です・・・ちなみにイカナゴさんの英名はsand eelやsand lanceと言いますが名前のとおり砂と深い関わりのある生活をしていてイカナゴさんは外敵が近づくと素早くあっと言う間に砂に潜って身を隠したり水温が高くなると砂に潜って夏眠をする習性があるそうです・・・ミナミイカナゴさんも私と一緒で暑すぎるのは苦手の様で冷たい砂の中で涼しくお昼寝をするなんて洒落ていますね。
  • ミナミイカナゴさん達が砂にもぐって夏眠するこのような場所は綺麗な砂地の中のある限られた場所にしか形成されないのです・・・そしてこの様な夏眠場所付近がミナミイカナゴさん達の産卵場ともなるのです・・・イカナゴさんはイワシさんなどと並んで沿岸海域における食物連鎖の底辺付近を支える重要な魚種でイカナゴ資源の保護にとって夏眠場所の保全は重要な課題と言えるでしょう・・・小さくとがった頭と細長い円筒形の体が特徴のイカナゴさんは沿岸の砂泥底で主にプランクトンを食べて生きています・・・イカナゴさんには腹鰭は無く体には滑らかな手触りの小さな円鱗があり成熟する3年から4年で20cm程度まで成長しますが夏眠する習性があります・・・現在世界で確認されているイカナゴ科のお魚さんは7属23種ですが日本近海に住むイカナゴさんの仲間はイカナゴさん・キタイカナゴさん・タイワンイカナゴさん・ミナミイカナゴさんとなっています・・・ちなみに日本では食用とされ釘煮や天ぷらなどに調理されていますが私は天ぷらの方が好きです。

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